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更新日:2020年7月30日
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カセットボンベやスプレー缶はコンパクトで使い勝手がよく、カッセトコンロのほかにも殺虫剤、制汗剤など様々な用途に使用されています。時期を問わずほとんどの人が使うことがあるカセットボンベ・スプレー缶ですが使用方法や処理方法を間違うと大きな事故に繋がります。
カセットボンベ・スプレー缶の起因する火災件数を過去5年間でみると、令和元年については比較的減少しているものの高確率で負傷者が発生しています。要因としてカセットボンベ・スプレー缶のガス抜き中に漏れたガスに引火し、火災が発生することで負傷することが考えられます。
ガスコンロで調理中にシンク内で中身が残っているカセットボンベのガス抜きをしたところ引火爆発した。
写真は家庭の台所を再現しており向かって左側にガステーブルコンロ、右側にシンクが配置されています。
ガスは空気より重いため、シンクに溜まりやすく、近くで火を扱うと溜まったガスに引火します。
過去の事例では給湯器などに引火した例もあります。
カセットボンベ・スプレー缶は中にLPG(液化石油ガス)等の可燃性のガスが入っており、コンロの火やライターの火などの火源はもちろん、静電気などの小さな火花でも引火して火災に至る恐れがあります。
残ったガスを排出する場合は「火の気のない」「風通しのよい屋外」でガス抜きを行ってください。(令和2年4月から廃棄方法が変わり、「穴あけ不要」となりました。詳しくは環境局のページをご覧ください。)
カセットボンベ・スプレー缶の火災はほとんどが人のミスによるものです。少しの心がけで防げることですので、正しく安全に使用し適正に廃棄しましょう
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