火災調査技術の向上

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昨今の神戸市の火災件数は、これまでの火災原因調査を根幹とした予防施策の実施により、減少傾向にあります。
しかし、火災件数が減少していることは喜ばしいことですが、火災調査員の人材育成の面では経験を積みにくい状況となっています。
このことから、火災調査技術の向上のために消防学校で行われている『火災調査課程』だけでなく、各消防署でも指定調査員と呼ばれる火災調査担当者を中心として様々な研修を実施しています。平成28年度に各消防署で実施した研修の一部を紹介していきます。

北消防署

石油ストーブ調査研修

実機を実際に分解することで構造や安全装置を確認し、出火機構を把握した。

ガステーブル調査研修

ガステーブル調査研修の様子実機を事前に燃焼させ、見分して原因認定を行った後に、燃焼時の動画を見ることで見分ポイントや原因認定方法を確認した。

ガステーブル調査研修2

兵庫消防署

電気火災実験

電気火災実験セットを使用して、電気火災時の原因となる過負荷通電・トラッキング・短絡を再現することで発生メカニズムを理解した。

実火災の再現実験

実火災の再現実験の様子過去に発生した火災の原因とされているおがくずと白熱球を接触させ、発火に至るかを再現実験することで、条件により発火することを確認した。

実火災の再現実験2

中央消防署

聞き込み研修

消防隊だけでなく、負傷者と初期の段階でコンタクトをとる救急隊も参加して、火災原因認定の裏付けとなる関係者の供述に対する聞き込みポイントを演習した。

損害査定研修

火災を数量化して情報把握に活用するための損害査定を基礎知識の講習から演習まで行い、実践的に実施した。

西消防署

出動事案を用いた調査研修

過去3ヶ月以内に出動し、火災原因調査を実施した事案を取り上げ、見分時のポイントや報告書の記入方法の振り返りを行った。

車両火災調査研修

車両火災調査研修の様子レッカー会社から廃車及びエンジン部分をお借りして、車両の構造と車両火災時の見分要領の講習を実施した。火災調査研修後には救助訓練車両としても使用。

車両火災調査研修2

灘消防署

兵庫県下火災調査研究会をフィードバック

神戸学院大学ポートアイランドキャンパスで実施した研究会での各発表内容を分かり易く説明し、より多くの事例を紹介することで見識を広げた

火災が減少しているからこそ!

QRコード以上のように、各消防署が多種多様な調査研修を実施することで知識を蓄え、今後の火災原因調査に備えています。
火災が減少している今だからこそ1件の重要性を再認識して、他災害の訓練と同様に日頃からの研修が必要不可欠であると考えます。
研修等で参考となる火災実験動画を発信していますので、神戸市ホームページやYouTube内で『神戸 実験動画』と検索するか、右記のQRコードでご覧下さい。

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