冬場に発生危険大!収れん火災

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夏も終わり、紅葉真っ盛りの季節となりましたが、今回は冬場に発生危険が高まる「収れん火災」について、皆さんに知っていただこうと思います。

収れん火災とは

「収れん」とは「一つにまとめる」という意味の言葉です。皆さんも小学校の理科の実験で虫眼鏡を使って光を集めて紙を焦がした経験があるのではないでしょうか。あの現象が何らかの理由で意図せずに発生し、火災を引き起こしたものを「収れん火災」と呼びます。全国的にも発生件数は少なく、神戸市内においても数年間で1件発生する程度です。

その理由としては、火災に至るのに太陽の位置や気象条件、収れんを起こす物体の向き、可燃物の位置等の諸条件をすべて満たす必要があるからです。このように「収れん火災」は偶発性の高い特異な火災であるといえます。

冬場に発生危険が大きい理由

太陽光が原因になるため、日差しが強い夏場に発生しやすいと思われがちですが、実は太陽の高度が低く部屋の奥まで光が差し込む冬場に最も多く発生します。また冬場は空気が乾燥しやすく、最初は小さな火元だったものが一気に燃え広がり被害が拡大するおそれもあるので注意が必要です。

火災事例

事例1

夜に帰宅すると、焦げ臭いにおいがして室内に白煙が充満しており、クッションが焼けていた。
この火災は、朝に使用した顔を拡大して見るための「凹面鏡」をそのまま床面に置いて出掛けたため、西側の窓から入り込んだ太陽光が、床面に置かれた凹面鏡で反射して収れんし、クッションを燃やして発生しました。

事例2

焦げ臭いにおいがするので、庭をみると、壁に立てかけていたダンボールが燃えていた。
この火災は、庭に水の入ったペットボトルを置いていたため、ペットボトルを通過した太陽光が収れんし、ダンボールを燃やして発生しました。

 

2種類の収れん

収れんの発生状況は2種類あります。一つは虫眼鏡のような凸レンズを光が通過することによって光が1点に集まるもの。もう一つは凹面鏡のような物に光が反射することによって光が1点に集まるものです。

身近に起こる収れん現象

光を収れんさせるものは生活環境の中にたくさんあります。事例で紹介した凹面鏡や水の入ったペットボトルの他にも、たとえばステンレス製ボウルやミラーガラスを使用したビル、水晶玉や金魚鉢などです。

どれも身近な物ばかりで「こんな物も火災の原因になるの?」と驚かれるかと思います。他にも国民生活センターの実験によると、車のアルミホイールでも収れん火災が発生することがわかっています。

収れん火災を防ぐには

収れん火災は日常的におこる火災ではありませんが、万が一のことを考えて次のことに気をつけましょう。

  • (1)太陽光が差し込むような場所にはレンズの役割になる鏡や花瓶等を置かない。
  • (2)建物周囲には水の入ったペットボトル等を置かない。

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