低圧進相コンデンサの火災危険

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低圧進相コンデンサ火災

発火した低圧進相コンデンサ低圧進相コンデンサは200Vの業務用冷蔵庫やモーター等を使用する電気機器の力率を改善し、電力を効率よく使用するための機器で、主に店舗や作業場に設置されています。

低圧進相コンデンサ火災のほとんどが長期使用による絶縁劣化が原因となっています。

発生状況と啓発活動

平成22年注意喚起チラシ低圧進相コンデンサ火災は梅雨時期から9月ごろにかけて多く発生します。電気機器は多湿状況で劣化が進み、この時期は気温が高いことからコンデンサ本体の温度も上昇し火災が発生しやすい状況となっています。今年も7月から神戸市内で3件発生しています。9月も引き続き気温・湿度が高い状態が続きますので、低圧進相コンデンサからの火災に注意が必要です。

神戸市消防局では、平成22年に、低圧進相コンデンサが設置されていると思われる小規模な工場や作業所、合わせて970件を訪問して注意喚起をおこないました。しかし、住宅や商店といった、設置状況の把握が困難な建物には、今も多くの低圧進相コンデンサが設置されている可能性があります。

火災事例

低圧進相コンデンサの経年劣化が原因の火災事例を紹介します。

  • 平成22年7月に長田区で店舗に設置された低圧進相コンデンサから出火し店舗83平方メートルを全焼しました。
  • 平成25年7月に垂水区で店舗の配電盤に接続された低圧進相コンデンサから出火し、38平方メートルを焼損しました。
  • 平成25年8月に東灘区で配電盤に接続された低圧進相コンデンサが経年劣化により発火し、周辺の物品を焼損しました。

保安装置

昭和49年にJIS規格にて低圧進相コンデンサに保安装置内蔵が規定(昭和50年以降の製品は保安装置を内蔵)されましたが、それ以前に製造されたすべての製品において保安装置は内蔵されておらず、火災危険があります。

火災を未然に防ぐ

低圧進相コンデンサからの火災を防ぐために次の3点に注意してください。

  • 機器を使用しないときはメインブレーカーを切り、低圧進相コンデンサに電圧がかからないようにしましょう。
  • 昭和50年以前に製造された製品には保安装置が内蔵されていないため、使用の停止や交換が必要です。
  • おおむね10年を経過したものは、専門業者による点検を受け、計画的に交換することが推奨されます。

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