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更新日:2020年10月29日
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低圧進相コンデンサは200Vの業務用冷蔵庫やモーター等を使用する電気機器の力率を改善し、電力を効率よく使用するための機器で、主に店舗や作業場に設置されています。
低圧進相コンデンサ火災のほとんどが長期使用による絶縁劣化が原因となっています。
低圧進相コンデンサ火災は梅雨時期から9月ごろにかけて多く発生します。電気機器は多湿状況で劣化が進み、この時期は気温が高いことからコンデンサ本体の温度も上昇し火災が発生しやすい状況となっています。今年も7月から神戸市内で3件発生しています。9月も引き続き気温・湿度が高い状態が続きますので、低圧進相コンデンサからの火災に注意が必要です。
神戸市消防局では、平成22年に、低圧進相コンデンサが設置されていると思われる小規模な工場や作業所、合わせて970件を訪問して注意喚起をおこないました。しかし、住宅や商店といった、設置状況の把握が困難な建物には、今も多くの低圧進相コンデンサが設置されている可能性があります。
低圧進相コンデンサの経年劣化が原因の火災事例を紹介します。
昭和49年にJIS規格にて低圧進相コンデンサに保安装置内蔵が規定(昭和50年以降の製品は保安装置を内蔵)されましたが、それ以前に製造されたすべての製品において保安装置は内蔵されておらず、火災危険があります。
低圧進相コンデンサからの火災を防ぐために次の3点に注意してください。
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