エンジンルームから突然の火災!

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~エンジンオイルの交換不足が火災を引き起こす~

車両火災の意外な出火原因

平成23年の1年間に、神戸市内では72件の車両火災が発生しました。

車両火災の出火原因を調べると、意外な原因で複数の火災が発生していたことがわかりましたのでご紹介します。

火災事例

  • 乗用車で高速道路を走行中に、オイル警告灯が点灯したため車両を停車させると、エンジンルームから炎が出た。
  • エンジンから異音が聞こえる状態のトラックを運転していたところ、オイル警告灯が点灯してエンジンが停止し、エンジン付近から炎が出た。

火災原因調査の結果

焼損した自動車を調べると、どの自動車もエンジン内部の部品が破損し、その破片がオイルパンやエンジン本体に穴を空けたことによって、エンジンオイルが漏れ出て、火災になっていたことがわかりました。

さらに、エンジン内部の部品が破損した原因を調べると、全ての自動車が「エンジンオイルを適切な時期に交換していなかった」ことがわかりました。

エンジンオイルの役割

エンジンオイルとは、エンジンを健全に維持するために定期的な交換を必要とするもので、エンジンが正常に働くためには欠かせない存在です。

具体的には、以下のような役割を担っています。

  1. 金属の磨耗を防ぐ「潤滑機能」
  2. 内部の汚れを取る「清浄機能」
  3. エンジンの温度を下げる「冷却機能」
  4. 内部の錆を防ぐ「防錆機能」

このように、エンジンオイルは重要な役割を持っていますが、通常の使用や時間の経過と共に劣化が進むことによって、その能力は損なわれていきます。

特に、夏場の渋滞などによる油温の上昇や、逆に油温が低い状態での使用(近所での買い物のような短距離での利用)を繰り返すことにより、著しく劣化が進みます。

劣化が進むと

エンジンの仕組みエンジンオイルが劣化すると、本来オイルが持っていた潤滑機能や冷却機能が損なわれていきます。

そのため、エンジン内部の部品が滑らかに稼動できない状態になり、エンジンの回転に部品が付いていけなくなった結果、その部品はバラバラに砕け散り、エンジン本体やオイルパンに穴を開けて火災を発生させます。

火災を防ぐために

自動車が生活の必需品となった現代では、自動車は、その仕組みに詳しい人だけが所有するものではなくなりました。また、車両自体の性能が向上していることもあり、所有者による点検や整備が不充分となっている傾向が見受けられます。

「点検や整備は車検のときだけ」という方もおられますが、エンジンオイルの交換は、車検時のみでは不充分な場合がほとんどです。
エンジンの破損による車両火災を防ぐために、エンジンオイルはメーカーが推奨する期間や走行距離に従って交換してください。

また、エンジンが破損を起こす前には、エンジンからの異音や何らかの不調、または警告灯の点灯といった、前兆といえる現象が認められることがあります。このような異常を感じたときには、すぐに使用を中止し、点検や整備を行うようにして下さい。

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