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記者資料提供(2023年2月10日)
参画推進課
神戸市の都市戦略「デザイン都市・神戸」の拠点施設である「デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)」では、社会貢献活動の活性化や創造性を育むさまざまな活動に取り組んでいます。この取り組みの⼀環として、次のとおりトークイベントを開催いたしますのでご案内いたします。
30万字もの日記を通して、
〈震災〉を〈私〉という視点から考える。
デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)は、トークイベント「生活史の編集とデザイン──回想録『わたしは思い出す』をめぐって」を開催いたします。
ひとりの女性の育児日記。その再読をとおして紡がれた、30万字超の追憶の記録。〈震災〉ではなく〈私〉を主語にした、想起と忘却の生活史。東日本大震災から10年の節目に、せんだい3.11メモリアル交流館とKIITOで開催された展覧会『わたしは思い出す』(企画=AHA![Archive for Human Activities / 人類の営みのためのアーカイブ])が一冊の書籍になりました。
4018日分、30万字超のモノローグは、どのように編まれ、綴じられたのか─。トークイベントでは、本書の編集を担当した松本篤さん(AHA!世話人)、デザインを担当した尾中俊介さん(Calamari Inc.)をお招きし、『わたしは思い出す』の制作過程を振り返りながら、ひとりの「口述の生活史」をめぐる編集とデザインについてお話を伺います。
「生活史の編集とデザイン
──回想録『わたしは思い出す』をめぐって」
【日時】
令和5年3月17日(金曜)18時30分~20時
【会場】
デザイン・クリエイティブセンター神戸 2F ギャラリーC
【出演】
松本篤(AHA!)、尾中俊介(グラフィックデザイナー、Calamari Inc.)
【聞き手】
大泉愛子(デザイン・クリエイティブセンター神戸 [KIITO]スタッフ)
【参加】
無料
【定員】
30名程度(事前申込制、先着順)
【申込み】
令和5年2月10日(金曜)14時からWebサイト(https://kiito.jp/)にて申込み受付開始
【主催】
デザイン・クリエイティブセンター神戸、remo[NPO法人記録と表現とメディアのための組織]
<AHA! [Archive for Human Activities/人類の営みのためのアーカイブ] について> 登壇者プロフィール![]() 松本篤(まつもと・あつし) 1981年兵庫県生まれ。「文房具としての映像」というコンセプトの普及に取り組むNPO法人記録と表現とメディアのための組織(remo)に、2003年から参画。8ミリフィルムや家族写真といった“市井の人びとの記録”に着目したアーカイブ・プロジェクト、AHA![Archive for Human Activities / 人類の営みのためのアーカイブ]を、2005年に始動。記録集『はな子のいる風景 イメージを(ひっ)くりかえす』、ウェブサイト『世田谷クロニクル1936-83』、展覧会『わたしは思い出す』など、さまざまなメディアづくりの企画・設計・運営を行っている。 ![]() 尾中俊介(おなか・しゅんすけ) 1975年山口県生まれ。美術関連の印刷物や書籍のデザインを手がける。最近の主な展覧会印刷物の仕事に『飯山由貴「あなたの本当の家を探しにいく」』(東京都人権プラザ)、『コレクション展2 Sea Lane – Connecting to the Islands 航路 - 島々への接続』(金沢21世紀美術館)、『Everyday Life : わたしは生まれなおしている』(東京都美術館)、『オブジェクト・リーディング: 精読八景』(慶應義塾ミュージアム・コモンズ[KeMCo])など。雑誌・書籍に『林央子|here and there vol.15』(Nieves)、『Rikako Kawauchi Works: 2014-2022』(美術出版社)、『田部光子展 希望を捨てるわけにいかない』(福岡市美術館)、『O滞|梅田哲也』(Beppu Project|T&M Projects)、『久門剛史 らせんの練習』(豊田市美術館・torch press)など。『はな子のいる風景 イメージを(ひっ)くりかえす』(AHA!編|武蔵野市立吉祥寺美術館)で第52回造本装幀コンクール東京都知事賞。執筆に「汎詩論、銀杏、ナイフ、苦役」(『ユリイカ』2020年2月号|青土社)。詩集『CUL-DE-SAC』で第15回中原中也賞最終候補。 巡回展 「わたしは思い出す 10年間の育児日記を再読して」会場の様子
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