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更新日:2021年3月25日

令和2年度「Be Smart KOBE」プロジェクト 実証事業の結果報告

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記者資料提供(令和3年3月25日)

 神戸市では、先端技術やデータを活用した実証事業の実施を支援し、高度な市民サービスの創出・実装に取組む「Be Smart KOBE」プロジェクトを令和元年度より開始し、当該取組みを通じて、人間中心の目線で社会課題を解決する「Human×Smart」な都市づくりを目指しています。

 令和2年度は「海」「山」「データ利活用」の3つをテーマとして、「Be Smart KOBE」プロジェクトの提案募集を実施し、令和2年10月に5つの事業を選定しました。このたび、選定した5つの事業において、本年度の実証を完了したために報告します。

1.各実証事業の結果

海フィールド:1社

事業者 :株式会社Full Depth

事業名 :養殖生簀における遠隔観測ソリューション

事業概要:養殖事業の確認方法が限られている「水中での育成状況」把握のために、養殖生簀等での観測業務を常時リアルタイムで行えるソリューションを構築。給餌コストの削減、育成期間の短縮、大量斃死による損失リスクの回避、トレーサビリティの確保等を目的とした。

成果  :サーモンや海苔養殖現場に水中180度天球カメラ(MOGRUS)を設置し、海苔養殖筏の様子やサーモンが摂餌する様子などをリアルタイムで観測。サーモンがMOGRUSに接近して摂餌するケースが多々あることから、カメラ設置によるサーモンへのストレスは限定的であることや、付近の海底の様子の撮影による餌等の堆積状況の確認など、養殖現場の業務効率化に寄与するデータを取得した。ほかに、水中ドローンによる海底の探査試験を実施し、海中の状況把握をおおむね問題なく実施できた。当該実証の結果を踏まえ、水中カメラ等の活用範囲の拡大を目指す。

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     <水中ドローンの投入の様子>           <給餌中のサーモンの様子>

山フィールド:2社

事業者 :六甲山観光株式会社・神戸デジタル・ラボ

事業名 :LINEでのAIボットを活用した観光客の利便性向上と観光客行動分析データの取得

事業概要:六甲山上の周遊における利便性の向上と行動分析データを取得するために、個別ニーズに対応可能な周遊チケット診断・疑問点解消のためのAIチャットボット、周遊情報を取得し、分析するためのチェックイン機能を活用した実証事業を実施。

成果  :属性情報等の取得を通じて、令和3年度以降の混雑情報の解析等に活用できる観光客のデータを収集し、今後の分析に役立てる。

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         <実証事業のPRポスター>                                                                                 <サービス利用者のデータ収集>

 

事業者 :ミツフジ株式会社

事業名 :観光資源と医療先端都市の強みを活かした地域活性化推進 ~ ワーケーションを通じた生体データ収集から医療用途への活用検証 ~

事業概要:企業誘致・人口流入活性化に向けた、政令指定都市初の神戸市独自モデル「デジタルワーケーション」の効果の見える化と取得したバイタルデータ・行動データ等をサンプルとし、医療レベルでのデータ利活用に向けた問題点抽出と今後の課題設定を目的とした実証事業を実施。

成果  :神戸市の六甲山・有馬地区や海岸地区で約1週間ずつ実証を実施し、ワークだけでなく、複数のプログラムを挟みながら、ワーケーション期間中と期間前・後を含めたストレスレベルを可視化。行動データとの相関により効果測定し、参加者、参加企業へのフィードバックにより、ニューノーマルな働き方への契機作りとなった。データは第三者視点の評価により、社会実装に向け継続検討する。

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       <ストレス値の可視化>             <メンタルビジョントレーニング/ワークショップ(スワッグ・ハーブティー作り)の様子>

データ利活用:2社

事業者 :株式会社バカン

事業名 :3密回避/ 混雑検知 Withコロナ/Afterコロナにおける高い利便性と安心・安全な街づくり

事業概要:AI/IoTツールを用いて誰もが、どこにいても多目的/多機能トイレの空満情報を確認できる環境を整備することで、市民の皆さまの3密に対する不安の解消や外出時の安心・安全の向上を目指した実証事業を実施した。3事業者9個の多目的・多機能トイレの空満情報を可視化することにより、3密の回避を含めて、誰でも安心に活用できることを実現した。

成果  :今回の取り組みにより、これまで定性的なものが多かったトイレの使用状況、混雑状況等について、定量的なデータを得られた。これらのデータを活用することで、施設管理者において清掃タイミングや備品管理などをより効率化するなどの展開が検討されている。

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    <サービス画面>              <多目的/多機能トイレの利用状況データ(一部)>

 

事業者 :株式会社エクサウィザーズ

事業名 :歩容解析AI等を用いた次世代予防・健康づくり事業

事業概要:AI/ICTツールを用いて誰もがどこにいても非対面で運動に関する専門的なアドバイスを受けられる環境を整備することで、市民の皆さまの運動や身体活動に対する意識・モチベーションの向上と、行動変容に伴う健康増進や介護予防等の推進を図る実証事業を実施。

成果  :市下の介護サービス事業者(6法人16事業所)や神戸市ネットモニター(個人)を募って実証事業を展開。歩行状態の可視化や理学療法士等によるアドバイスを通して、運動習慣をつくるきっかけづくりに寄与し、参加者からは好意的な声が多く寄せられた。次年度以降、市下の事業者と連携し、運動習慣の定着に向けた取り組みを進める予定。

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     <専門職による遠隔指導の様子>                    <健康づくりに与えた影響・効果分析>

2.今後の展望

 令和2年度の実証支援を通じて、先端技術の活用による社会課題の解決、データ収集・可視化による定量的な効果検証、将来的なデータ利活用に向けた素地の構築等を実施することができました。

 令和3年度は、神戸市におけるスマートシティを持続的に推進していく産官学民連携の組織体『神戸市スマートシティ推進協議会(仮称)』の設立や、市民一人ひとりの属性情報や関心事に沿って、その市民にとって必要な(パーソナライズされた)情報やサービスを一元的に提供する市民ポータルサイトの構築を予定しています。

 「Be Smart KOBE」プロジェクトにおいては、『神戸市スマートシティ推進協議会(仮称)』や市民ポータルサイトといった取組みとの連携がイメージできる実証事業を優先して選定するなど、先端技術・データを活用した社会課題の解決を通じて、持続可能な社会や市民QOLの向上などを実現するスマートシティを目指した取組みを推進していきます。

 

3.その他

・各実証事業の詳細はホームページ(以下、URL)にアップします。

 https://www.city.kobe.lg.jp/a05822/smartcity/saisentangijutu_reiwaninendojigyou.html

 

 

 

 

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