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トップページ/インタビュー/親子二代で須磨の伝統、須磨太鼓を極める。須磨太鼓を歴史に残る伝統に。

須磨の子どもたちに受け継がれてきた「須磨太鼓」

平成30年3月18日現在

須磨区の子どもたちが叩く「須磨太鼓」。30年以上の歴史を持ちます。子どものころは太鼓を叩き、今は指導している山本章生さんと、今、太鼓を叩いている小学6年生の梓月さん。3月に参加した「KOBE あじさい フェスタ」での演奏の後、親子そろってお話をお聞きしました。

  • 父
  • 娘

学校以外での友達やお兄さん、お姉さんのような知り合いもできる

Q
須磨太鼓部は何歳から入れるのですか。
父
小学3年生から参加できて、3、4年生が一番小さなしめ太鼓、中太鼓が5年生、6年生以上が大太鼓と、それぞれ担当します。私は6年生の時に始めましたから、大太鼓しかできません。梓月は5年生からだから中太鼓、大太鼓、梓月の弟は3年生で始めたので全部できるようになるはずです。2人とも私を越えてしまいました。
Q
6年生以上ということは、引退の時期はあるのですか。
父
特に決まりはなく、ずっとやっていてもいいんです。今日のメンバーにも大学生や社会人がいました。私もたまに人手が足りない時には叩かされて、「子ども会に、なんでおじさんが?」と言われ、演奏の後は腕がぱんぱん(笑)。
Q
楽譜を見て練習しているのかな?
娘
楽譜は見たことないです。覚えるだけです。
Q
覚えるだけ?どんなふうに指導するのですか。演奏曲目は?
父
一応楽譜がありますが、口伝といいますか、ドンコドンコ、スッテンテン…と口でリズムを教えられて念仏のように唱えながら覚え込んで、それに沿って叩きます。発足当時から、一の谷の合戦をテーマにしたオリジナル曲を叩いています。ほとんどの子どもたちは学年が進むにつれて担当が変わり、1曲を演奏して卒業していきます。そしてまた次の子どもたちが入ってきます。

Q
須磨区の子ども会で太鼓部が始まったのは?
父
私が子どもの頃ですから30年ほど前、初代にあたる先輩方が大阪へ習いに行き、ライオンズクラブから太鼓を寄付いただき、子ども会の取り組みの一つとして私たちに教えてくれていました。当初のメンバーのうち5人が今でも運営に協力くださっています。梓月から見れば、私がお父さんだから、”おじいちゃん”
みたいな存在ですね。
Q
その頃、何故、太鼓を始めようと思ったのですか。
父
初めは友達に連れられて来ただけでしたが、叩いてみると「おもしろいな」と。でもそれ以上に、自分の学校以外の友達ができ、普段とは違う話題もあって楽しかったという思い出があります。
Q
梓月さんも、須磨太鼓部で友達ができた?
娘
時々、遊びに行く友達もできたけど、私はちょっと年上の人たちと仲良くなれるのが楽しい。

子どもにだってストレス解消は必要?!

Q
山本さんは社会人になってからも
ずっと指導をしていたのですか。
父
社会人になってしばらくは続けていたのですが、実は仕事が忙しい時期があって、しばらく須磨太鼓から離れていました。数年前、ちょっと手が空いたころ、須磨太鼓部の人数がかなり減って危機的状況に陥っている、もう一度盛り上げたいから戻って来てくれないかと連絡をもらいました。そして2、3年前から徐々に私と同じ世代が何人か戻ってきました。
Q
「伝統を継承しなくては!」と?
父
残念ながら、それほど重大な決意をしたわけではなく、とにかく太鼓は楽しいから「ずっと続けていてもいいかな」という程度の軽い気持ちです(笑)。
Q
それで、梓月さんと弟さんも参加することになったのですね。
父
ちょうど適齢の子どもが2人居るとバレてしまいました(笑)。他にも子連れで戻って来たメンバーがいます。
Q
初めはどうだった?
娘
須磨太鼓のことは全然知らなくて、お父さんに練習に連れて来られて、太鼓を叩いているのを初めて見ました。自分でやろうとは思っていなかったけれど、叩いてみたら楽しくて、スカッとする。ストレス解消になるかな…。
Q
子どもにとっての楽しさはストレス解消?
父
今の子どもはストレスが溜まっていますからね(笑)子どもは騒ぐと「静かにしなさい!」と怒られることが多いですよね。特に最近はマンションも多くなり、一戸建てでも近所に気を使わなくてはいけませんから、なかなかエネルギーを発散する場がないですね。ところが、「もっと大きな音を出しなさい!」「もっとうるさくしなさい!」と言われる。こういうのは太鼓ぐらいじゃないでしょうか。すごくいいストレス解消になると思いますね。

親子三代で仲良く楽しむ そんな須磨太鼓の未来のために!

Q
練習はいつ、どこで?
父
毎月第2日曜日に東須磨小学校で2時間の練習をしています。年1回はしあわせの村でホールを借りて、宿泊棟で1泊2日の合宿をします。これも人数が減った時期には中断していたのですが、再開することができました。1カ月に1回だけだと、せっかく覚えたことを次の練習の時には何割かを忘れてしまって、またやり直しになってしまいます。合宿では1日6~7時間練習しますので、格段に上達します。指導する側も腕が全然上がらなくなるほど大変ですが、今日参加してくれた大学生や社会人たちも合宿に来てくれ指導に加わってくれています。
Q
合宿はしんどかった?
娘
いつもより練習時間が長くていっぱい叩いたから腕がぱんぱんになりました。でも楽しいこともいっぱいありました。
Q
楽しみもあるんですね。
父
練習ばかりだと、「こんなにしんどいんやったら、太鼓やめる」と言われたらえらいことですからね。運営に関わっているメンバーの中に楽しいことを企画するのが得意な人がいて、あれこれ考えて盛りだくさん!それは楽しいと思いますよ。
Q
須磨太鼓部の運営に関わっているのは?
父
最初に始めた”おじいちゃん”たちと、私が子どものころに一緒に叩いていた世代がほとんどです。
Q
地元の仲良しが、ずっと続いている。そんな感じですか?
父
そうですね。地域の子ども会にはいろいろな活動がありますが、こんなことは珍しいのではないでしょうか。子どものころに太鼓を叩いていたメンバーたちが、年を重ねても、運営に加わって、ずっと仲間として続いている。私もリタイアして居場所がなくなっても、須磨太鼓をやっていたら行く場所が確保できていると思って安心しています(笑)
Q
そろそろ三世代で関わっているメンバーもいるのでは?
父
初代と子どもさん、私世代と子ども、というふうに二代はいるので、三代が居てもおかしくはないのですが、たまたま今はいませんね。梓月が子どもと一緒にやってくれたら、親子孫三世代になります。ちょっと気が早いけど、やってくれるかな?
娘
うん、いいよ。
父
嬉しいなー。
Q
それまでに、もっともっと盛り上げなくてはいけませんね。
父
まず、須磨太鼓の存在をもっと広く知ってもらうことが必要ですね。最近はちょっと演奏の場も減ってしまっていますので、どんどん増やしてみんなに披露していきたいと思っています。知ってもらって、一度叩いてもらったら本当に楽しいと分かってもらえるはずです。小学3年生以上の須磨区の子どもなら誰でも参加できます。ストレス解消にもなりますよ!