建物

最終更新日
2009年3月25日

建物はまちの顔とも言えるものです。歴史や伝統を感じさせる建物がある一方で超近代的な建物が威容を誇る姿が印象的。ハイカラ文化の気質は今なお生きて、新しい建物にも進取の気風が色濃くただよいます。みどりのなかにモダンな建物が息づくパノラマは阪神間特有のムードさえ感じさせてくれます。

王子陸上競技場(愛称 王子スタジアム)

王子陸上競技場昭和31年の第11回国民体育大会のメイン会場として誕生した競技場。第29回兵庫リレーカーニバル女子5,000メートルにおいて日本新記録で優勝した増田明美さん(翌年第30回リレーカーニバル女子10,000メートルにおいても日本新記録樹立)をはじめ多くの競技者に親しまれ、感動の舞台となりました。市街地にある第1種陸上競技場としては市内唯一のもので、サブグランドとともに灘区の貴重なスポーツ施設となっていました。平成15年4月から人工芝のフィールドに整備され、アメリカンフットボールの拠点として利用されています。

関西電力灘変電所(現存せず)

関西電力灘変電所山麓の住宅地の中に、旧宇治川電気神戸第一変電所として大正12年に建設され、JR六甲道駅前周辺に電気を送電しています。開口部上部のアーチ、塔屋の形状がその当時の近代建築の粋を伝えています。平成15年11月老朽化により解体されました

神戸高校

神戸高校明治29年の創立で、兵庫県神戸尋常中学校(のちの神戸一中)として開校されました。当初生田川のほとりに建てられましたが、昭和13年に現在の場所に移転しました。建物はモダンゴシック建築様式で、屋上の周囲には、飾りの銃眼がとりつけられており、校舎全体は白い城塞のイメージです。自重と自治の城をかたどる教育的モニュメントとしての意味があるそうです。現在、玄関まわりを保存して新しい校舎になりました。

神戸市立王子市民ギャラリー(現神戸文学館)

神戸市立王子市民ギャラリー(現神戸文学館)明治37年、当時の原田の森にあった関西学院大学のチャペルとして建設された赤煉瓦の建物。その後神戸市が買収し、平成元年4月まで、王子図書館として区民の方々が利用してきました。王子図書館の廃止に伴い、チャペルを建設当時の現状に復元し、平成5年より市民ギャラリーとして、絵画、写真展などを行っています。明治の洋風教会建築では、市内最古のものです。
平成18年10月1日に王子市民ギャラリーは閉館し、同年12月4日から新たに「神戸文学館」としてリニューアルオープンをしました。また、平成20年3月には国登録有形文化財に指定されています。

神戸市立自然の家

神戸市立自然の家奥摩耶ドライブウェ−沿いにあるレクリエーション施設。恵まれた自然の中で、野外活動や宿泊体験などができます。フィ−ルドアスレチックができる冒険の里や植物観察ができる四季の里、きのこの里など盛りだくさんの楽しみがあり、アーチェリーを楽しむこともできます。また、近くの穂高湖ではカヌ−遊びもできます。

神戸大学

神戸大学前身の神戸経済大学等を母体に昭和24年に設立された国立大学。建物は中央に車寄せ等を配置して左右対称を強調する構成ですが、車寄せや2階窓のアーチ、丸められた隅部の造形等により、おだやかな表情を見せている本館や丸窓の連なる講堂、ステンドグラスを通して光が降りそそぐ図書館の閲覧室など雰囲気を醸し出す建物群が点在しています。また、平成13年1月に俳人・山口誓子の旧宅を再現し、蔵書や遺品などを公開する「山口誓子記念館」が完成しました。

篠原のヨシ葺きの家(現存せず)

篠原のヨシ葺きの家篠原本町1丁目にある区内で唯一のヨシ葺きの家屋。ヨシ葺きは、お住まいになっていたご主人のこだわりであったとか。閑静な住宅街にそっとたたずむその家は、ここだけが遠い昔にタイムスリップした雰囲気をかもし出しており、たまらない懐かしさを感じさせてくれます。大都会で見つけた日本の原風景が忙しい現代人にほっとする安らぎと、郷愁を覚えさせてくれます。平成15年4月に老朽化により解体されました

天理教兵庫教務支庁(旧勝田邸)

天理教兵庫教務支庁(旧勝田邸)眼下に海を望む景勝の地にあるこの建物は、第5代神戸市長・勝田銀次郎氏の邸宅でした。氏は海運業を営んで財を築きました。港を見おろす広大な敷地に計画した家の設計を京都帝国大学教授・武田五一博士にゆだねて、立派な家が完成しました。大正後期に建てられたこの和風建築物は裏山の緑と相まって格別の情緒を今に伝えています。ことに秋の紅葉の美しさは筆舌に尽くしがたく、山全体が庭の一部であるかの如くに感動をさそいます。

登山研修所

登山研修所王子公園の一角に昭和45年に作られました。登山の基礎訓練ができるほか、登山に関する相談や、夏山シーズンの前などには講習会も行っています。また、80度に近い傾斜の17メートル競技用の人工岩盤も設置されていて、ロッククライミングの練習もでき、山を愛する人たちに喜ばれています。

HAT神戸

HAT神戸阪神・淡路大震災後に、中央区東部から灘区西部にかけて、川崎製鉄と神戸製鋼所の工場跡地を含む約120ヘクタールの区域で21世紀への良好な市街地形成をめざした東部新都心(HAT神戸)計画が進められています。工場跡地約75ヘクタールの区域では土地区画整理事業を行い、約7,000戸の住宅が建てられる予定です。また、WHO神戸センターをはじめとする業務・研究・教育・文化機構などの都市機能施設が整備されています。

兵庫県立近代美術館(現原田の森ギャラリー)

兵庫県立近代美術館(現原田の森ギャラリー)著名な建築家の村野藤吾氏が設計し、昭和45年に開館。本館1階の吹き抜けのピロティーはガラスの壁に仕切られ、室内にいながら戸外と交流できる空間となっています。館内は6つの常設展示室から成り、小磯良平氏や金山平三氏など兵庫県ゆかりの美術家の作品を中心に、近代絵画など約3,000点を収蔵していました。HAT神戸に建設された新美術館「芸術の館」の開館に伴い、貸ギャラリーを中心とした県立美術館王子分館(原田の森ギャラリー)として平成14年10月1日にリニューアルオープンしました

六甲カトリック教会

六甲カトリック教会半世紀をこえる歴史がありますが、現教会は新しく平成7年に完成。年中行事としてチャリティバザー・音楽コンサート・納涼の夕べなども行っています。近年は結婚式場として、信者以外の若い人たちにも人気。また平成12年には兵庫県の「人間サイズのまちづくり賞」の建築部門賞を受賞しました。再建に際しては、塔のデザインには昔のものを踏まえているほか、周辺の景観と調和した建物で、立派な庭園も注目です。