神戸市-KOBE-


【事例7】NPOのつくり方 ―NPO法人の設立の基礎を学ぼう!―

NPO 法人を立ち上げたいと考えている方、NPO に関心のある方を対象に、特定非営利活動法人神戸つむぎの理事長である岡田 さやか氏より、法人化されるまでの過程等を事例としてお話しいただきました。

概要

【日時】平成30年3月24日(土曜)
【会場】認定特定非営利活動法人コミュニティ・サポートセンター神戸 事務所
【講師】白井 一彦氏 ほか 
(認定特定非営利活動法人コミュニティ・サポートセンター神戸)
【ゲスト】岡田 さやか氏(特定非営利活動法人 神戸つむぎ 理事長)

特定非営利活動法人岡田さやか理事長のお話

活動紹介〜さまざまな背景をもつ子どもたちの居場所になる学童保育〜

セミナーの様子 東灘区本山北町で、地域密着型の学童保育事業を実施しています。小学1年〜6年生の児童35名が在籍していますが、当学童の特徴は、障害のある児童を受け入れる体制を整えていること。発達障害、聴覚障害、身体障害、脳性麻痺のお子さんなどさまざまで、彼らが「そこにいて当たり前」の場所となることを目指しています。夏休みには、近所の東灘こどもカフェ(居場所系団体)の協力で、流しそうめんや書道教室も実施しました。また、毎年、甲山や千刈キャンプ場などでキャンプも行っています。

地域とのつながりを大切に

ハッピーハロウィン 「地域運営方式」によって運営しており、運営委員になっていただいている地域の方たちにも活動を見守っていただいています。学童保育を通じ、地域交流事業として、音楽や手話などの講座を開催しています。また、例えばハロウィンの時などに、地域の方にお菓子を配るなどして、積極的に「神戸つむぎ」の活動を地域のみなさんに知ってもらえるような工夫をしています。このような地域とのつながりを大切にすることで、こどもから地域が力をもらい、地域がこどもたちを磨いていく、という関係を築いていきたいと考えています。

NPO法人化したきっかけ

 活動を始めた当初は任意団体で、できれば法人化は避けたいと思っていました。しかし、関係者のご厚意で借りていた活動拠点が、事業の拡大により手狭になり、新たな拠点を設ける必要性が生じました。
任意団体では不動産賃貸契約を締結する上で不都合があり、法人化することになりました。

NPO法人化してよかったこと

 任意団体のころと基本的に活動に変化はありませんが、2016年に現在の拠点に移転した際、私たちの活動に関心を寄せてくださった家主さんにも、子どもたちの快適な居場所になるように改修などの面でご尽力くださいました。
 また、移転に際し多くの方から寄付もいただきました。
NPO法人の活動や決算は公開されていますので、こうして応援をしていただいている方たちのためにも、透明性の高い組織になれたことはよかったと思っています。

【セミナー参加者との質疑応答から抜粋】

 Q1 できれば法人化は避けたいと思っていた理由は?
 A1 現場の活動が大変で、事務まで手が回らないと思ったからです。決算などは総会を開催し承認を得なければなりません。また、事業としての決算に加えて、NPO法人としての決算も必要となります。法人になることによる社会的責任の増加が不安だったからです。
 
 Q2 住宅地の中での活動で、近隣との関係で気を付けていることは?
 A2 前の活動拠点では、通路を隔てた向こうから苦情が来たこともありました。今の活動拠点に移る際には事前に近隣の方へ説明会を開いたり、また、ハロウィンなどのイベント時は、近隣の方にもお菓子をお配りしたり、活動にご理解をいただくとともに、良い関係を築くことができるように努力をしています。