中央区二宮地区(生田町、二宮町、琴ノ緒町、布引町)では、住民によるごみの6分別が徹底できておらず、また、クリーンステーションによっては地域外からの不法投棄も常態化してました。この地区は、震災後自治会が相次いで解散し、自治会のないエリアが大半を占めている状況でしたが、このごみ問題を地域の問題として受け止め、積極的に解決しようと、二宮ふれあいのまちづくり協議会を中心に、地域での監視活動などが始まりました。
地区内に多く居住している外国人にも配慮した多言語チラシの配布や多言語ごみ出しルール看板の設置、夜間パトロールや人目につかないクリーンステーションの廃止・分散などを行った結果、不法投棄は大幅に減りました。
さらに老人クラブとも連携し、クリーン作戦をしながら街中を練り歩き不法投棄防止を呼びかけるキャンペーンやクリーンステーションでの立ち番を行うなど活動の輪を広げ、ひどい状況だったクリーンステーションの一つを地域で一番きれいなステーションに様変わりさせるなど、状況の改善が進みました。また、立ち番をしたクリーンステーションでは、その後も周辺住民が見守りを続けるなどの効果も現れています。
平成20年のごみ出しルールの変更(指定袋制度導入)にあたっては、ふれあいのまちづくり協議会が主体となった説明会の開催や周知チラシの配布を行い、地域住民への周知に力を入れるなど、状況に応じた取り組みを進めながら、「二宮地区でのごみ分別率100%、不法投棄ゼロ」という大きな目標の実現に向けて活動を継続しています。
前日からルール違反のごみが多く出されている状態。可燃ごみ以外のごみも捨てられている。
ごみ袋使用は増えているが、前日出しのごみはまだ多い状態。
老人クラブの協力を得て昼夜連続で立ち番を実施。
周辺住民の見守りにより、いつもきれいな状態に保たれている。
協働プロジェクト終了にあたって、今後の活動について話し合った結果、二宮地区を「住み続けたいまち」にしていくために、これまでの美しいまちに向けた取り組みに加えて、子育てや高齢者、自転車駐輪対策をはじめとする生活マナーアップの取り組みを展開していくことになりました。そこで、平成22年3月27日に二宮ふれあいのまちづくり協議会と市は「パートナーシップ協定」を締結し、住み続けたいまちの実現に向けた取り組みを協働で進めています。