神戸市-KOBE-


神戸国際マルチメディア文化都市(KIMEC)構想

最終更新日
2005年3月19日

概要

 KIMEC構想は、マルチメディアと文化(エンターテインメント)をテーマとして、神戸にさまざまな人・物・情報を呼び込み、世界に発信することで、市民生活の質の向上や既存産業の高度化と新しい産業の集積をめざす都市戦略です。


(連絡先:企画調整局情報化推進部 電話:078-322-5042)

1.経緯・沿革

 KIMEC(キメック)構想は、市民生活の質の向上や既存産業の高度化と新しい産業の集積を図るために、平成6年6月に発表した神戸市のIT(情報通信)戦略です。


 その後、インターネットの急速な普及など、IT革命の進展により市民生活をとりまく情報環境が大きく変化しているなか、平成11年3月、この構想を具体化するため「神戸国際マルチメディア文化都市構想」基本計画(KIMEC 2010計画)を策定しました。


 情報通信技術の進展動向にも留意しつつ、この基本計画に沿って、ITを活用した市民サービスの向上や産業の振興、行政の効率化などに取り組んでいます。

2.内容

■情報通信基盤の整備


○光ファイバーの活用

市が保有する光ファイバーを民間通信事業者に貸し出すことにより、事業者間の競争を促進し、安価で多様な通信サービス提供を図っています。


○ITスペースリース事業(公共空間の有効利用)

幹線部分だけでなく各企業等までつなぐ枝線の整備促進のため、下水道管渠や建物の屋上など市や外郭団体が管理する施設の空間を、通信事業者がアンテナや光ファイバーを設置するためのスペースとして貸し付けています。


○ケーブルインターネットの推進

多チャンネル放送のみならず、高速・安価で常時接続のインターネット接続回線として利用されている都市型ケーブルテレビのサービスエリア拡大を進めています(市内5社が実施)。


■神戸IXの運営支援

 現在のインターネットは、プロバイダーの接続拠点(IX:インターネット・エクスチェンジ)が東京に集中しており、市域内の通信でさえ、東京のIXを経由となっています。

 そこで、市域内に高速大容量の情報通信環境を構築し、ASP(アプリケーション・サービス・プロバイダー)やコンテンツ産業などIT関連企業の誘致・集積を図るために設置された神戸IXについて、その運営会社(株式会社神戸コミュニティ・エクスチェンジ)に対して支援を行います。


■キメック株式会社

 KIMEC構想の中核機能を果たす推進機関として、平成11年4月に設立しました。キメック株式会社は、地元ベンチャー企業と連携のもと、ネットワーク事業やデジタル映像制作事業などを実施しています。


■アニメーション神戸

 平成8年に日本最初の商用アニメーションの顕彰事業としてスタートしました。世界的に評価の高い商用アニメーションについて、顕彰事業だけでなく人材育成のためのワークショップ等を中心に様々なイベントを開催し、デジタル映像産業などの人材育成や産業集積をめざして「アニメーション神戸」を開催しています。


■行政サービスの情報化

 船舶の入出港等に関する電子申請を行う「神戸港港湾管理者EDIシステム」や、特別養護老人ホームの待機状況など介護情報の提供と介護事業者間の情報共有・連携を行う「神戸ケアネット」などを構築しています。このほか、申請べんり帳、図書館蔵書検索システム、インターネットによる生涯学習講座・教室の申し込みなど、ITを活用した行政サービスの向上に取り組んでいます。

  さらに、家庭や事業所から時間を気にすることなくインターネットを通じて各種申請・届出などが行える「電子市役所」の実現を目指します。

3.今後の展開

 このKIMEC構想を具体化するために策定した「神戸国際マルチメディア文化都市構想」基本計画(KIMEC 2010計画)を、情報通信技術の進展動向や情報環境の変化に合わせて、平成17年中に見直しを行い、市民生活の質の向上や既存産業の高度化と新しい産業の集積をめざす取り組みを、今後も継続します。