神戸市-KOBE-


航空機動隊員の活動風景

航空機動隊の活動内容

最終更新日
2018年6月7日

 神戸市消防局は、119番の通報などにより、消防車や救急車と同様にヘリコプターにも出動を指令します。市内の災害に対してはあらかじめ決められた災害区分により自動的にヘリコプターに出動指令が下されます。兵庫県内の災害に対しては現地の消防本部の要請を神戸市消防局管制室に一本化することにより迅速な初動体制を整えています。
 運航時間は8時45分から17時30分ですが、状況により日の出から日没までとしています。雨が降っていても見通せる距離(基準5km以上)を保つことができれば、飛行は可能です。雨よりも風の影響に大きく左右され、気流が乱れている場合は、飛行できてもホイストを使用した救助活動が行えないなど、活動を制限されることがあります。
 このコーナーでは航空隊の代表的な活動について紹介します。

山岳救助

ラペリング 神戸市には瀬戸内海国立公園に指定されている六甲山や、兵庫県内には標高1510メートルの氷ノ山があり、年間を通してたくさんの登山客やハイカーが訪れます。
そのため、山中の急病やけがなどの事故も少なくありません。病人やけが人を山から病院まで地上で搬送するのには時間かかります。そこで、ヘリコプターの出番となるのです。
 事故はヘリコプターが着陸できない場所で発生することが多く、航空救助隊員はロープやホイスト装置を使ってヘリコプターから地上へ降下します。現場付近へ到着した隊員は、直ちに応急処置や救出のための吊り上げ準備を行います。
ヘリコプターの機内のオペレーターは、操縦士の死角となる機体真下や後部を監視し、ヘリコプターを救助地点の真上へ誘導します。
 操縦士、オペレーター、降下隊員の息が合ったチームワークが危険な作業を可能にするのです。
 近年、山歩きブームを背景に準備不足による道迷いや、結果的には緊急性のない救助要請も増加しています。ヘリコプターによる救助は常に危険と隣り合わせです。山歩きの際には救助要請の必要が無いよう万全の準備をお願いいたします。

お願い:もし万が一山岳救助の要請をされた場合は、次の事項を参考にして下さい。
1.危険がない限り、通報した場所から動かないでください。
2.携帯電話の電源を切らないでください。
3.ヘリや救助隊が近づいたら手を振るなど合図をして場所を知らせてください。上着やライトを使って合図すると効果的です。

林野火災

散水活動 林野火災時の空中消火はヘリコプターの代表的な活動の一つです。
ヘリコプターに消火バケツをぶら下げて池、湖、河川等で水を汲み、火点へ撒水する方法をとっています。
 一度に最大600リットルの水を撒水することが可能です。
 操縦士は火災による上昇気流や煙の中を巧みに操縦し、オペレーターは最も効果のある撒水点を狙い消火バケツを操作して、消火活動を行います。

水難救助

水難救助 神戸市消防局では消防艇も所有しており、水難救助の現場ではヘリコプターと消防艇が連携して活動します。
 水面上の要救助者を発見した場合、航空救助隊員は水面ぎりぎりまで高度を降ろしたヘリコプターから水中へ飛び込んだり、ロープやホイスト装置を使って救助します。ときには潜水器材を装備しての水中検索を実施することもあります。
 場所を問わず起こりうるあらゆる災害に即座に対応できるようにしなければならないのです。

救急搬送

ヘリ救急 病院まで長時間の搬送を要する地域での事故や緊急手術などのために長距離の転院搬送が必要な時にもヘリコプターは出動します。
 災害現場に救急車で到着した救急救命士は、ヘリコプターでの搬送が望ましいと判断すると直ちにヘリコプターに乗り換えて、けが人を搬送します。
 共同運航開始後は近隣の神戸市中央市民病院、災害医療センター、神戸大学付属病院との連携を強化し、医療スタッフ同乗型ヘリコプター救急運航体制(ドクターヘリ的運航)を実施することで兵庫県下の医療・救命効果の向上に努めています。また航空隊には現在3名の救急救命士も配置されています。
 ヘリコプターは短時間で救急装備へ変更できるように兵庫・神戸方式救急装備型に改修されており、空の救急車として県民・市民の皆さんの命を守ります。

情報収集(画像伝送)

ヘリTV 災害の被害程度や規模を早期に把握するため、神戸市は1998年に、兵庫県は2007年に画像伝送システム(ヘリテレビ)を導入しました。
 このシステムは、ヘリコプターから撮影した広範囲な映像をリアルタイムで県庁災害対策室や消防本部へ送信するものです。また、大災害の際には、人工衛星を使って画像情報を国や他の都市等へ送ることもできます。
 ヘリコプターに取付けたカメラは、ジャイロ防振装置付でヘリコプターの振動によるカメラぶれが無く、安定した映像を送ることができます。また可視画像に加え赤外線画像による熱分布の状況を捉えることが可能です。
 近年起こる災害は複雑、多様、大規模化しています。スピーディーで正確な情報収集が、速やかな対応に繋がります。

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