神戸市航空機動隊は機動隊長1名、副隊長1名、操縦士7名、整備士7名、航空救助隊員11名(神戸市隊員4名、兵庫県下派遣隊員7名)によってヘリコプターを運航しています。構成人員の全てが県、市消防職員の併任発令を受け兵庫県消防防災航空隊、神戸市航空機動隊としての任務を担います。
操縦士は航空法に定める事業用操縦士技能証明(回転翼航空機陸上多発タービン機川崎式BK-117型)の資格を有しています。
災害活動では、ヘリコプターの特性を最大限に活用する運航が求められます。特に“ホバリング”と呼ばれる空中停止を行う機会が非常に多くなります。ホバリングを行うには、継続的な集中力と正確な操縦が要求されます。このために、操縦士は日頃の訓練を通して技能の向上に努めています。
また、操縦士は安全 迅速 確実をモットーに、航空救助隊員や地上部隊が十分に活動できるよう、ヘリコプターの機動性を生かした運航を行っています。
整備士は国土交通大臣が認めた一等航空整備士(回転翼航空機 BK-117型)の免許が必要な職務です。
精密機械の塊のようなヘリコプターを良好な状態に維持し、不具合が生じればすぐに修理するのが整備士の仕事です。
市民の命のみならず、操縦士や航空救助隊員ら搭乗者全員の命を守り、さらにヘリコプターがいつも良好な状態で飛行できるよう、整備士は日夜努力しています。地味な作業ではありますが確実な整備の積み重ねが安全運航に繋がるのです。ヘリコプター搭乗時は航空救助作業の補助など活動のアシストもします。
救助隊員は神戸市より選抜される4人の隊員と県下消防本部より派遣される7名の隊員で構成されます。各人地上部隊として豊富な現場経験を積んだ者が選抜されます。
ヘリコプターの機内で活動方針を決め、ホイストの操作をしたり無線中継を行うオペレーターの任務と、災害現場に降り立ち活動する降下員としての任務とを受け持ちます。また近年増加するヘリ救急活動にも的確な応急処置が実施できるように、3名の救急救命士を含む救急隊員の資格も併せ持っています。さらに、一度空に上がれば航空任務に携わる1人として、飛行に関する知識も備えている必要があります。
航空救助隊員は消防職の中でも人気の高い職務の一つです。