尊い命を守るという決意のもと、日々研さんする救急隊員

最終更新日
2007年11月1日

救命の現場で活躍する救急隊員

神戸市内では年間約1000名の心肺停止傷病者に対して、器具を用いた気道確保、薬剤(心拍再開に資する薬剤)の投与、心臓への電気ショック(除細動)などを行い搬送しており、これは1日あたりに換算すると、市内で約3件となります。

これら心肺停止傷病者について、救急隊員が処置を行い搬送した結果、平成18年は77名の方が1ヶ月生存しています。

救急隊の処置の様子また、病院到着までの救急救命の現場では救急隊員のほか、消防隊員とも連携して救命活動を行っています。

救命率向上のために 救急救命士の処置拡大

現在、心臓や呼吸が停止している患者に対して救急救命士が行う救命処置を高度化し、一人でも多くの救える命を救う取り組みが始まっています。

気管挿管の様子一定の条件を満たす救急救命士に対して、気管挿管(気管内チューブという器具を用いた気道確保)や薬剤投与(エピネフリン 心拍再開に資する強心剤の投与)が可能となったのもその一つです。

薬剤投与の様子神戸市においても、救急救命士の養成を行っているほか、これら高度な処置を行える救急救命士を養成しています(この救急救命士の高度化のためには所定の講習を修了するほか、病院での実習が必要です)。

救命率向上のために 研修 訓練

救急救命士の再教育

病院実習の様子救急隊員は生涯教育として2年間で128時間の病院等での再教育を受けなければなりません。この再教育においては習得した技術の維持、向上とともに、医療機関において最新の医学的知識を得るための病院実習等を受けています。この再教育については一層の効果が得られるよう、受身のではなく、自らテーマを持って研修に臨むこととしています。

症例研修会

症例研修会の様子救急隊員が搬送した症例について、救急隊員と病院の医師等が一堂に会し、神戸大学医学部附属病院災害医療センター及び中央市民病院の協力を得て、搬送時の状況、搬送後の診断、処置等についてディスカッションを行い、処置、判断等の向上を図っています。

救急技術指導会、指導医研修

救急技術指導会の様子救急現場を想定したシミュレーション実習を行うとともにその活動について、救急指導医から指導をいただいています。

救急巡回研修

消防局救急救助課員が各消防署を巡回し、図上訓練などの研修指導を行っています。

所属研修

救急研修アドバイザー(各消防署における研修のリーダー役として消防局長から任命された者)により、各所属において、救急研修(救急実技、図上演習等)が進められています。

学会等への参加

学会発表の様子日本臨床救急医学会、日本集団災害医学会、全国救急隊員シンポジウム、近畿救急医学研究会等の場において、発表を行うとともに最新の知見を得るためにこれらの学会等に参加をしています。

トピックス

救急指揮所を開設した様子平成19年5月に神戸市で開催された日本臨床救急医学会において、特殊災害対応訓練として、大規模災害対応救急隊ブルーキャット、特別高度救助隊スーパーイーグル、特殊災害対応隊などが連携した訓練が実施されました。