神戸市-KOBE-


お使いのリチウムイオンバッテリー製品は安全ですか?

最終更新日
2019年4月5日

リチウムイオンバッテリーとは

 リチウムイオンが、層状になっている正極と負極の間を移動することで充放電できる二次電池(充電池)です。 

充放電

 充電時は、正極(+)から負極(−)に回路を通じて電子が移動すると共に、正極からセパレータを介してリチウムイオンが飛び出し、負極の中に入り込み電位差が発生します。放電時は、この状態で正極と負極を接続すると、負極からセパレータを介してリチウムイオンが飛び出して正極に戻り、電子も回路を通じて正極に移動し、リチウムイオンと結びつき元の状態に戻ります。
 リチウムイオンバッテリー(以下「LIB」と表記)は、小型で大容量、数百回の繰り返し使用が可能、保管時の容量低下が少ないなど他の種類の二次電池と比べて多くの点で優れていることから、様々な電気製品に搭載されています。身近な物で言えば、スマートフォン・ノートパソコン・モバイルバッテリーなどが挙げられます。

LIB製品からの火災や異常発熱が増えています

 過去3年間に神戸市内で起こったLIB製品からの火災や異常発熱した件数の推移は次のとおりです。この3年で3倍に増加していることが分かります。

グラフ

発生メカニズム

 製造時の異物混入や使用時の衝撃等によりセパレータが損傷を受けて、正極と負極の間で内部ショートすることで外殻が膨張して破裂し、最悪の場合、発火に至ります。

予防策

 分解、改造をしないのはもちろんのこと、持ち運びの際に落下や衝撃を与えないよう丁寧に扱う。

イラスト1

 充電中に火災が発生することが特に多いことから、近くに可燃物を置いて燃え広がる状況を作らない。

イラスト2

 リコール対象製品かを定期的に確認する。リコール対象かはメーカーのホームページ等で確認できますので、対象製品であれば不具合が生じていなくても使用をすぐに中止してください。また、製造、輸入や販売元等が確かで万が一の際に連絡がとれる製品を購入することも大事です。

モバイルバッテリーに対するPSEマークの義務化

PSEマーク

 現在、市場に非常に多く出回っているモバイルバッテリーですが、これまで電気用品安全法の対象外とされていましたが、近年、モバイルバッテリーによる火災等が増加していることから、このたび新たな規制対象となりました。2019年2月1日以降に販売されているモバイルバッテリーにおいて、PSEマークが表示されていないものは技術基準への適合を確認していないものですので、そのような製品の購入は絶対に止めてください。

製品の安全性は継続確認

 LIB製品は、我々の生活にとって必需品であり、非常に便利な反面、危険性を常に認識した上で使用する必要があります。多種多様な製品がある今、安価なだけで購入するのではなく、信頼性を第一に考え、購入後も継続した安全管理に努めて使用してください。