神戸市-KOBE-


減らないこんろ火災 −てんぷら油火災に気をつけて−

最終更新日
2019年3月11日

出火原因のワーストはこんろ火災

 平成30年中に、神戸市内で発生した460件の火災を出火原因別に集計すると、こんろ火災が最も多く発生しています。

出火原因別円グラフ

こんろ火災を分類すると

 こんろ火災の内訳を見ると、最も多いのは「てんぷら油火災」です。

こんろ火災内訳

てんぷら油火災はなぜ起こる

 てんぷら油火災は、油を鍋に入れてこんろで加熱したとき、油の温度が380度前後になると油自体が燃え出すことで火災になります。
 実際の火災を調べていくと、その大半は、調理をしている人がこんろの火を消さずに台所を離れている間に出火しています。
 てんぷら油火災を経験した人に話を聞くと「こんろの火を消さずに他の用事をしていた」との答えが返ってくることが多いのですが、そのときの「他の用事」とは、
「家事をしていた」
「来客があった」
「電話がかかってきた」
「スマホを操作していた」
「テレビを見ていた」
等、いずれも、ちょっとした油断が火災を招くことになっていることがわかると思います。
 てんぷら油火災を起こさないためには、特に次のことに注意してください。
 
 てんぷら油をこんろで加熱したら
 *こんろのそばを離れない!
 *こんろを離れるときは火を消す!

火災になってしまったら消火器を

 てんぷら油火災を消火するのに最も効果的な消火方法は「消火器の使用」です。
 その際、こんろのガスを止めることも忘れないでください。そうしないと、消えても再度、燃え出す恐れがあります。
 エアゾール式簡易消火具(強化液タイプ)は、消火器と比較すると消火能力は劣るものの、てんぷら油火災には十分な効果を発揮します。
 また、軽く、片手で持つこともでき、高齢者や体力に自信のない方にもお勧めです。

消火

おわりに

 てんぷら油火災は、少しの注意を払うことで防げる場合が多いこと。初期消火には消火器が有効であることを誌面の許す範囲ではありますが紹介させていただきました。
 ここで、初期消火について少し、補足させていただきますと、消火器は消火効果が高いものの、あくまで初期消火のための道具です。炎が天井に届けば、消火器では消火が困難になります。
 そのときには、ご自身の身を守るためにも「避難」を優先していただきますようお願いします。