神戸市-KOBE-


梅雨時期は製品火災にご注意!!

梅雨時期の火災

製品火災発生状況(グラフ) 火災といえば、冬場に多く発生していることは、皆さんご存知かと思いますが、製品火災については夏場に件数が増加することは意外に知られていないと思います。
 まず、この10年間の神戸市で発生した火災件数の推移を見ると、10月から増え始め、1月をピークに夏に向けて下降し、夏場は8月を除いて比較的に件数が少ない状況となっています。
 一方、製品火災のこの10年間の月別の火災件数の推移を見ると、全火災件数で一番件数が多い1月に続いて夏場の6月から8月の件数が突出しています。グラフを比較すると、梅雨時期は火災件数で少ないにもかかわらず、製品火災の占める割合がいかに多いかがわかると思います。

なぜ梅雨時期に製品火災が多い?

 湿度が高くなることでトラッキング火災が多いといったイメージがありますが、実際には夏に向けて久しぶりに電化製品を使用し始めることで間違った使い方や、清掃を怠るなどの人的要因が加わることで件数増加につながっていることも少なくありません。実際の事例を用いて概要と対策を見ていきます。

火災事例

(1)エアコンの洗浄
 エアコン室内機の洗浄をおこなった際、洗浄液の一部が室内機の中に残留し、内部の電源基板に付着、洗浄液と作動時の結露によりトラッキングを起こし出火した。
(2)扇風機の経年劣化
 倉庫内で使用していた扇風機のコンデンサーが長年の使用により絶縁劣化して発熱発火し、周囲に置いてあった段ボールに燃え移り延焼拡大した。
(3)コンセントの湿気やほこり
 自宅内洗面所の床面に這わしていた延長コードが長年にわたり、湿気やほこりの影響を受け、受け刃間でトラッキング現象が発生して出火、周囲にあったマットに着火し、延焼拡大した。

どうしたら火災になりにくい?

(1)エアコン洗浄の場合
 洗浄の際は洗浄液や汚れが電気部品に飛び散らないよう内部を保護する必要があります。電気部品に洗浄液等がかかったからといってすぐに出火するわけではありませんが、数週間から年単位で異常や故障に至ることもあり、最悪の場合に発火・発煙事故につながります。
(2)扇風機の場合
 扇風機から出火する原因のひとつとして、長期使用している扇風機のコンデンサーやモーター部分が劣化することにより発火することがあることから、危険前兆である異音や異臭、異常な回転や動作停止などの症状が出ればただちに使用を中止する。
(3)コンセントの場合
 普段使わないコンセントは、電源プラグを抜いておき、使用しているものは定期的に掃除する。掃除の際には水や洗剤はトラッキング火災の要因になるので、必ず乾いたタオルで乾拭きするようにする。

常に異常がないか確認を

 暑さ対策として使用する電気機器も使用方法やメンテナンスを間違えれば火災につながります。電気機器もクルマなどと同様に経年劣化していきますので、何気なく使用し続けるのでなく、正しい知識を持って常に異常がないか確認や点検をしながら使用していくことが必要です。異常があれば、すぐに使用を中止し、販売店や修理相談窓口に連絡してください。

実験動画の配信

QRコード 消防局では、今回紹介した扇風機の実験動画を公開しています。ホームページで『神戸市消防局 実験動画』と検索するか、右のQRコードからぜひご覧ください。