神戸市-KOBE-


消防士の目から見た大掃除のポイント!!

 12月に入り、今年も残すところあとわずかとなりました。年末シーズンといえば大掃除ですが、皆さんは大掃除で気を付けていることはありますか。
 今回は、消防士の目から見た大掃除のポイントを紹介します。掃除と火災予防の一石二鳥。ぜひ、大掃除に活かしてみてください。

出火原因ランキング

 次の表は、過去5年間の出火原因ランキングです。
 毎年、「放火」がトップで、「たばこ」「コンロ」「電気」といった原因が上位に並びます。今回はこの4つの原因を予防する、大掃除のポイントを紹介します。

 平成22年平成23年平成24年平成25年平成26年
1位放火
(171件)
放火
(178件)
放火
(163件)
放火
(157件)
放火
(150件)
2位こんろ
(79件)
たばこ
(80件)
たばこ
(76件)
たばこ
(82件)
たばこ
(74件)
3位たばこ
(77件)
電気
(69件)
こんろ
(71件)
こんろ
焼却火
(56件)
電気
(59件)
4位電気
(58件)
こんろ
(50件)
電気
(57件)
こんろ
(54件)

放火の予防

放火されているイラスト事例
(1)家の周りの雑品(傘や段ボール箱等)に火をつけられる。
(2)ゴミステーション内のごみ袋に火をつけられる。
 
大掃除のポイント
 掃除の際は、家の中だけでなく、家の周りにごみや可燃物がある場合は撤去し、大掃除で出たごみは玄関先や裏庭に放置せず、決められたルールを守って早めに処分しましょう。
 また、ごみは(なるべく)回収日の朝に出すようにしましょう。

たぼこ火災の予防

布団の上でたばこを吸っているイラスト事例
(1)灰皿にたまった吸殻をごみ袋に移し、外出したところ、ごみ袋から出火した。
(2)布団の上で喫煙後、たばこの火種が落ちたことに気付かず、布団を畳んで外出したところ、布団から出火した。
 
大掃除のポイント
 灰皿にたまった吸殻の処理は、水に浸してからおこないましょう。
 また、布団の近くに置いている灰皿は周囲に可燃物のない場所に移し、以後、決められた場所で喫煙することを心がけましょう。喫煙場所の整理整頓も大掃除の際におこなっておきましょう。

コンロ火災の予防

コンロ火が可燃物に燃え移るイラスト事例
(1)グリルを清掃せずに使用していたため、グリルにたまった油汚れに着火した。
(2)ガスコンロで調理中、コンロ火が周りにあった可燃物に燃え移った。
 
大掃除のポイント
 コンロ周辺は整理整頓し、グリルの中もしっかり清掃し、油汚れや食材か
すを取り除きましょう。

電気火災の予防

トラッキング現象のイラスト事例
(1)プラグをコンセントに長期間差したままにしていたため、ほこりや湿気がたまり、トラッキング現象により出火した。
 
大掃除のポイント
 電気プラグを一度抜いて掃除しましょう。掃除の際は洗剤を使わず乾いた布で乾拭きするようにしてください。

住宅用火災警報器を点検しよう

 火災の早期発見には住宅用火災警報器が最も有効です。設置していない方は設置し、既に設置済みの方も、この大掃除の機会にしっかり作動するか、電池が切れていないかなどを点検してみてください。