神戸市-KOBE-


〜もしも住警器がなかったら・・・〜
奏功事例からわかる住警器の効果

統計値からわかる効果

 消防局の調査から、住宅用火災警報器(自動火災報知設備を含め、以下「住警器」という)の設置の有無によって火災1件あたりの損害平均値を比較すると、「設置あり」の住宅は「設置なし」の住宅に比べ、焼損面積で約3分の1、損害額でも約3分の1にまで被害を軽減できていることがわかっています。(平成21年から平成25の合計値)

事例からわかる効果

 統計値からも有効性がわかる住警器ですが、火災事例の中には統計値に表れない「もしも住警器がなかったら・・・」と危機感を感じる、住警器の設置が人命を救っていると思われる火災事例が多数ありますのでご紹介します。

事例1

奏功4コマ漫画 「早朝、通勤中の通行人が戸建住宅内から聞こえる住警器の警報音で火災に気付いたため、玄関の扉を叩いて住人に知らせた。住人は警報音に気付かず2階で就寝中であったが、通行人の声で目覚め、逃げ遅れることなく無事に避難をすることができた。」
 この火災では住宅の一部を焼損しましたが、もしも住警器がなかったら、2階で就寝中の住人は1階で発生した火災に気付くことができずに、一酸化炭素中毒や火傷で亡くなっていた可能性が高かったと考えられます。

事例2

奏功4コマ漫画 「屋外から聞こえてくる住警器の警報音に気付いたため確認に出ると、警報音が聞こえる隣家の玄関から白煙が出ていることが確認できた。火災であると確信して、すぐに119番通報をおこなったため、熟睡して逃げ遅れていた住人は消防隊によって無事救出された。」
 この火災は幸い布団を焼損しただけの被害で済みましたが、もしも住警器がなかったら、火災の発見が遅れ、熟睡したまま煙を吸い込んで命を落としていた可能性が高かったと考えられます。

より早く気付くために

 事例1では、早期に台所の住警器が鳴動したものの、2階で就寝中の住人は気付くことができていません。これに対しては、一つの住警器が鳴動すれば住居内全ての住警器が鳴動する「連動型の住警器」が有効です。
 事例2では、火災が発生した寝室には住警器が設置されておらず、階段室のものが鳴動しています。寝室に正しく設置されておれば、より迅速に鳴動していたと思われますので、住警器は法令で定められた「台所、寝室、2階に寝室がある住宅では階段室」全てに漏れなく設置してください。

定期的な点検が必要です

  数は多くないものの、電池切れのために、火災が発生しているにも関わらず住警器が鳴動しなかった事例も発生しています。
  正しく設置した住警器がいざという時に正常働くように、電池切れの確認を含めて定期的な点検をおこない、適切に維持管理をしてください。

命を守るために

 火災現場に出動した消防隊員が、「住警器を設置してくれていて本当に良かった」と胸をなでおろす火災事例が毎年多数発生している反面、「住警器を付けていてくれたら」と感じてしまう事例が発生しているのも事実です。
 あなたとあなたの大切な人の命を守るため、住警器を設置していない方は必ず設置をし、設置していない方が身近にいる場合には、設置を勧める声掛けをおこなってください。