神戸市-KOBE-


   〜身近に潜む火災危険〜
リコール情報の収集に努めてください

 近頃、「リコール」という言葉を見聞きする機会が多くなっていますが、「いつも使用している製品の中にリコール対象製品はないか」、そんなチェックをおこなったことがある方は、意外と少ないのではないでしょうか?

リコールとは何か

 リコールとは、製品に欠陥があることがわかったときに、法令の規程またはメーカー等の判断で、修理・交換・返金などをおこない、製造・販売後の製品の安全を目指す制度のことです。
 便利な製品が増えるに従って私たちの生活は豊かになりますが、その反面で製品からの事故が増えているのも事実です。そのため、電気製品や燃焼機器以外にも、自動車や食品、更には衣類や医薬品といった、あらゆる製品がリコールの対象となっています。

リコール対象製品の危険性

 製品の構造上の不備による発煙発火のおそれから、リコールの公表がなされた製品(以下、「リコール対象製品とする」)でも、すぐに全てが火災等を起こすとは限りません。
 しかし、リコール対象製品からの火災等が平成25年中に神戸市内で6件、神戸市内での火災を受けてリコールの公表がなされた事例が、今年に入って1件と多数発生していることから、その危険性は見過ごすことができないものであることがわかります。

リコール対象製品からの火災等

◆走行中の車両(スズキ株式会社 キャリイ 型式LE-DA63T)から出火し、車両1台を焼損。
◆使用中の屋外設置型石油給湯機(株式会社ノーリツ 型式OQB-302YS)から出火し、製品本体が焼損。
◆使用していないラジエントヒーター(株式会社萬品電機製作所 型式MDS-113RE)が通電し、周囲の物品が焼損する火災が2件発生。
◆使用中の電子レンジ(小泉成器株式会社 型式KRD-0106)から出火し、周囲の物品を焼損。
◆使用中の洗濯機(ハイアールジャパンセールス株式会社 型式HSW-50S2)から発煙。

リコールの公表がなされた出火事例

◆使用中の加湿器(アイリスオーヤマ株式会社 型式KHH-800Z-S)から出火し、製品本体と周囲を焼損。

事例からわかる問題点

 リコールの公表がなされているにも関わらず、事例のように火災等を防げなかった理由のひとつとして、「リコールに気付かなかった」ことが挙げられます。
 多くの場合、メーカー等はリコールの情報を新聞やテレビ、さらにはダイレクトメールやホームページ等に公表し、使用者への周知を試みますが、全ての使用者に知らせることは難しく、全数の回収が困難であるのが実情です。
 次に「気付いていたが対策を受けなかった」ことが挙げられます。これは、リコール対象製品が持つ危険性への理解が十分ではない方が多いことを示しています。

対象製品からの出火を防ぐ

リコール対象製品をそのまま使い続けると、火災等の重大な事故を引き起こす可能性があります。何よりまず、リコールに気付いた場合はすぐに使用を中止し、メーカー等が実施している対策を受けるようにしてください。
 次に、リコールに気付かないままで使用を継続することを防ぐために、身の回りで使用している製品については、古いものも新しいものも、積極的にリコール情報を収集するよう努めて下さい。

情報収集の手段

 リコール情報を得る手段としては、インターネットによる検索が有効です。消費者庁・経済産業省・国土交通省のホームページには、各種製品のリコール情報が公開されています。
 また、多くのメーカー等は電話での相談窓口を開設していますので、不安に感じる製品がある場合は。メーカーに直接電話をして確認することも有効です。