神戸市-KOBE-


高齢者を火災から守る!!

高齢者が関係する住宅火災の件数

一覧表 過去20年間の住宅火災の件数と高齢者(65歳以上)が直接関係する住宅火災の件数は左表のとおりです。
 住宅火災の件数は横ばい傾向にありますが、高齢者が関係する火災の割合は近年の人口比率と同様、増加傾向にあることが分かります。

原因別発生状況

原因一覧表 では、高齢者がついつい起こしがちな火災の原因別発生状況をみてみましょう。
●「コンロ・天ぷら以外」が82件と最も多くなっています。
・袖の長い衣類や寝間着で調理中、コンロの炎が着衣に着火した。
・湯を沸かしているのを忘れてしまい、コンロ周辺に置いていた水切りなどの可燃物に燃え移った。
・勘違い等によりコンロ上に、炊飯器やポットを置きコンロを点火させ出火した。
●「たばこ」が71件で、特に寝たばこが突出しています。
・薬やお酒を飲んだ後にたばこを吸いながら寝てしまった。
また、「吸殻等を無造作にゴミ箱などに捨てる」も多くなっています。
●「コンロ・天ぷら」が70件で、
・天ぷらを揚げていたが、忘れてしまい別の用事をしていた。
・コンロを消したつもりが完全に消えておらず、天ぷら鍋から出火した。
●他には、「安全装置のない古い機器を使っており不注意により出火した」や、「電気機器が故障しているのを分かっていながら使用を続けたため出火した」などがあります。

特徴

 普段の行動がきちんと出来ていても、冬場に服を着込んだことにより着衣着火で出火するケースや判断力の低下により火気の取扱い中での火災が増えています。
 また、長年の習慣や物を大切にする精神から古い機器を使い続けたり、室内やコンロ周りに物品が多くなり機器を適切に使える環境でなくなったために出火するケースや被害が大きくなるケースが多くなっています。

死者・負傷者の発生状況

 「コンロ使用中での着衣着火」や、「たくさん服を着込んでいたためにストーブと接触しているのに気付かず衣類が燃えた」、「たばこやローソクに火をともそうとマッチやライターで火を付けたが、衣類にも燃え移った」など、悲惨な着衣着火事例による死傷者が多く見受けられます。
 また、発見の遅れや消火活動など逃げ遅れにより死傷するケースも多く、高齢者火災の2件のうち1件で死者・負傷者が発生しています。

高齢者対策

 高齢者の悲惨な事故や火災を未然に防ぐためにはハード、ソフトの両面からの対策が重要になってきます。  
 着衣着火やたばこ対策には防炎製品の衣類や布団を、こんろやストーブなどの燃焼機器等には安全装置のある機器を使うなどの対策をとっていただきたいと思います。また、住宅用火災警報器は必ず設置してください。
 最も大切なのが、機器が正しく使えているのか過信はないか。また、機器周辺に物がたくさん置かれていないかなどの声掛けをしていただき、安心して暮らせる環境作りをご家族や地域の目でやさしく見守っていただけたらと思います。