神戸市-KOBE-


火事だ!通報・消火避難

最終更新日
2019年2月13日

はじめに

皆さんは、ご自宅での避難方法を考えたことがありますか?

先日、神戸市内の共同住宅で火災が発生しました。この共同住宅には火災の際に有効に避難するため「避難ハッチ」や「仕切板(破壊板)」が設けられていましたが、住人の方はこれらを活用せずに避難しようとして転落し、亡くなられました。

今回は、マンションでの「避難」についてお話したいと思います。

早く逃げる

火災が発生した時は、大きな声で「周りに知らせて」「素早く119番」。そして、無理をしない範囲で「消火」、そしてなにより危険を感じたら「速やかに避難」しましょう。

誘導灯まず、玄関からの避難について考えてみます。玄関を出た廊下では、誘導灯を探してください。誘導灯とは、非常口・避難通路を示している標識です。誘導灯は、火災時でも発光する仕組みになっていますので、標識の指示に従って避難しましょう。そのまま避難していくと、「防火戸」あるいは「非常階段」にたどり着きます。「防火戸」が閉まっていても、慌てず扉を開けてください。そうすれば、「非常階段」が目の前にあるはずです。

防火戸「防火戸」は、火災時の避難経路を確保するためのもので、非常階段に煙が入らないよう、廊下の煙を感知して自動的に閉まるものや、常に閉まっているものなどがあります。防火戸のまわりに物品が置いてあると、火災時にうまく閉まらないことがありますので、皆さんのマンションでも、物品が置いてないかチェックしましょう。

その他に・・・

破壊板続いて、玄関から避難できない場合です。神戸市では、マンションなどの建物では、玄関以外にベランダを経由した「二方向避難」(避難する通路が二方向あること)を確保するよう指導しています。住戸ごとに避難器具が設置されていることもありますが、仕切板(破壊板)がある建物の場合、ベランダに出て隣戸との間にある仕切板(破壊板)を、蹴り破るなどして避難してください。仕切板(破壊板)の前に物品を放置すると、避難の妨げとなりますので、絶対にやめてください

ベランダから地上へ

避難ハッチ隣戸のベランダなど、無事安全なところまで避難した後、地上までは、マンションなどのベランダについている避難ハッチやはしごなどの避難器具を使用して避難してください。避難ハッチとは、はしごが内蔵されているもので、避難時に降ろせば、下の階へ安全に避難できます。しかし、これらはすべての住戸についているわけではなく、マンションの規模・形態により異なりますので一度ご自宅のマンションをチェックしてください。

煙に注意

また、避難時は、「煙」に注意してください。2004年〜2008年の5年間で、避難中に負傷された56人中、約6割の35人が煙を吸って負傷しています。火災で発生する煙が横方向に広がる速さは、人の歩く速さくらいですが、上昇する速さは人の走る速さの2〜3倍ですので、階段を使って避難する時は特に気をつけてください。また、煙には一酸化炭素などの有毒ガスが含まれていますので、煙を吸わないよう、ハンカチやタオルなどを鼻と口に当て、低い姿勢で逃げましょう。

おわりに

仕切板(破壊板)の破り方など避難の方法を知らなかった為にケガをしたり、最悪の場合、火災の犠牲になってしまうこともあります。もう一度ご自宅で避難方法をチェックし、もしもの時に備えた避難シミュレーションなどをしてみるのはいかがでしょうか。また、ご自宅近くで避難訓練が実施される際には、是非参加してみてください。