はじめに・・・
毎年夏に消防救助隊員による救助技術指導会(救助大会)が、陸上部門と水上部門にわかれ、「消防の甲子園」という表現で救助技術を競い合う姿が、メディアに紹介されている光景をよく見かけます。
しかしもう一方で、24時間365日神戸市民の安全と安心を守るため、神戸市内10署1分署18出張所で我々消防部隊は警備に就いています。
その消防部隊にも、刻々と変化してゆく火災現場に対し、臨機応変に対応できる部隊活動能力の向上をめざし、毎年「総合錬成会」と称し消防活動技術の効果確認訓練という位置づけで、各消防署対抗の熱い闘いが繰り広げられます!
そして今回の総合錬成会では、並み居る強敵を下して見事優勝しました!
神戸市民の安全・安心を守る消防隊員が一堂に会し、隣接署所と連携して訓練を実施するものです。
訓練内容は様々な災害に対応するため毎年想定が変わり、災害現場と同様に臨機な対応が要求されます。
災害現場に懸ける熱い思いと、日頃の訓練成果を披露する最高の舞台!
テーマは、隣接署所間における連携であり、東灘消防署は灘消防署と連携しました!
東灘消防署&灘消防署の出場隊員です!
訓練本番前というのに、このリラックスした光景は何でしょうか・・・自信満々?
錬成会当日までの約2ヶ月間、災害出動の合間をぬって毎当務のように東灘・灘連携の訓練を実施してきたおかげで、本当に職員同士が親しくなり実災害もスムーズに連携できるようになったと実感しています!
本部審査員や訓練を終えたすべての消防隊員が見つめる中、我ら東灘・灘チームはこれまでやってきた訓練成果を発揮出来るよう、円陣を組み緊張した空気が張りつめます・・・。
”ファイト一発!” 掛け声は、今年1年生の”ゴリ”別府こと、西別府消防士です。
東灘指揮隊(東灘70小隊)に続き、東灘救助隊(東灘33小隊)が現場到着。
指揮隊の誘導により、3階建共同住宅の2階において炎が噴出するベランダに逃げ遅れた人を発見!!
”要救助者2階南側ベランダに1名、三連ばしご搬送!!”
青木ポンプ隊(東灘13小隊)到着!
”東灘指揮所から東灘13へ、2階ベランダの要救助者へ援護注水を急げっ!”
凄まじい勢いでホース延長中・・・”ゴリ別府”消防士です。
深田池ポンプ隊(東灘2小隊)到着!
東灘指揮所から東灘2へ、”3階の延焼阻止にあたれっ!”
小隊長以下連携のとれた現場対応、さすがです・・・
灘救助隊・救助指揮(灘30小隊)、現場到着!
東灘指揮所から灘30へ、”2階・3階の人命検索にあたれっ!”
東灘&灘救助隊連携で2階要救助者を救助するため、エンジンカッターを搬送中の灘救助隊員です。迫力あります・・・!
灘指揮隊(灘70)・灘ポンプ隊(灘13小隊)も現場到着し2階で活動中です!
”屋内進入するぞっ!気を抜くなっ!!”
2階出火室前で屋内進入による消火と、人命検索を実施すべくタイミングをはかる灘中隊です。気合入ってます・・・!
本部審査員がたくさん見守る(審査)中、緊張が走ります・・・
”応急はしごで救出する!救出はじめっ!!”
2階の逃げ遅れた人を指揮隊・救助隊・ポンプ隊連携で手際よく救出中の、東灘中隊です。自我自賛なんですが・・・ナイス連携!(^^)!
3階にもやっぱり本部審査員(黄色の服)が・・・おられますっ!
”3階警戒筒先配備完了。2階の隊員へ、3階は任せとけっ!安心して活動せよ!!”
2階もがんばっていますが、3階もがんばってます!
東灘・灘連携の指揮所運営風景です。
活発な無線の交信&口頭での的確な指示etc...
現場活動の要として指揮所の腕前が試されます・・・
無線機のスピーカーからは、緊迫した情報が飛び交う中、神戸消防で唯一、指揮隊として活躍する女性消防隊員の”東灘指揮所から・・・”透きとおる美声が現場を引き締めます!!
救助活動中の隊員を守るため、現場さながらの真剣なまなざしで援護注水(放水活動)中のポンプ隊小隊長です。
火災現場の人命救助には、ポンプ隊による援護注水が必須です。
一つの活動を遂行し成功させるには、目立たなくてもそれを支える活動(バックアップ)こそが大切です!!
平成21年6月1日、区内の工場で発生した火災現場での消火活動中、我々の同僚が殉職しました。
言うまでもなく、消防という職務は常に危険と隣り合わせで活動しなければなりません。
そのため、災害現場での安全管理に最大限の注意を払うことはもちろんですが、現場の多様化・特殊化に対応し、危機的な環境下で的確な活動を行うため、日常の訓練を欠かすことができません。
東灘消防署では、殉職事案を二度と繰り返さないよう、消防訓練を最重点項目として積極的に取り組むとともに、その訓練成果を披露する機会が錬成会であると位置づけ、今後も更に日々精進し、神戸消防一の精鋭部隊を目指して参りたいと考えております。