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日々研鑽する救急隊員

最終更新日:2024年4月25日

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救命の現場で活躍する救急隊員

神戸市内では年間約1400件の院外心肺停止事案が発生しています 心肺停止状態の傷病者に対して、救急隊は器具を用いた気道確保(気道確保チューブの挿入)、薬剤(強心剤)の投与、心臓への電気ショック(AED)などを行いながら、医療機関へ搬送を行います
また、意識障害がある傷病者への血糖値の測定、低血糖発作の際のブドウ糖溶液の投与、ショック状態の際は静脈路確保及び輸液(点滴)なども行います

これら高度な医療処置は「救急救命士」が行います 神戸市では乗務する救急隊員3名のうち2名が救急救命士の有資格者です


【救急隊の処置の様子】

一人でも多く救命するために 救急隊の研修 訓練

救急救命士の再教育

救急救命士は2年間で128時間の再教育が義務付けられています この再教育は、習得した技術の維持・向上、最新の医学的知識の習得を目的に各種研修・訓練や、救命救急センターでの病院実習により構成されています 特に救命救急センターでの病院実習では、救急患者の初療の見学、救命処置の実施や介助、ドクターカーに同乗し実習を行います 実習では一層の効果が得られるよう、自らテーマを持って臨んでいます

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【病院実習で同乗するドクターカー 再教育で講義を受ける救急救命士】

救急症例研修会

救急隊員と病院の医師等が一堂に会し、救急隊が搬送した症例について搬送時の状況、搬送後の診断、処置等についてディスカッションを行う救急症例研修会を開催しています 症例研修会は市内の救命救急センターである神戸大学医学部附属病院、災害医療センター及び中央市民病院の協力を得て、救急隊員の処置、判断等の向上を図っています 

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【リモート形式の症例研修会の様子】

救急技術研修会

救急現場を想定した、実戦的なシミュレーション訓練を行い、その活動について医師から指導を受ける研修会です 

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【訓練で心肺停止傷病者に救急救命処置を行う様子】

所属研修

救急研修アドバイザー(各消防署における研修のリーダーとして消防局長から任命された救急救命士)が主導し、各所属において研修(救急実技、図上演習等)を行っています

学会等への参加

日本臨床救急医学会、日本集団災害医学会、全国救急隊員シンポジウム、近畿救急医学研究会等において、発表を行っています また、最新の知見を得るためにこれらの学会等に多数の隊員が参加しています


【全国救急隊員シンポジウムの様子】

お問い合わせ先

救急隊に関すること

救急係 
〒650-8570 神戸市中央区加納町6-5-1
神戸市役所4号館〔危機管理センター〕4階

研修・訓練に関すること

救急研修係
〒650-0045 神戸市中央区港島3丁目2番2号
神戸市水上消防署3階

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消防局警防部救急課