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神戸の戦災 戦争体験談

■ 平和の大切さを次の世代へ  冨永さん(東灘区)

◆外国人と共生のまち

ここ深江には、昭和5年ごろに外国人相手の貸し別荘ができたのをきっかけに、外国の芸術家たちが住むようになっていきました。

わたしは、昭和18年にこの地に嫁ぎ、以後ここで暮らしています。

戦時中は、近所に外国人が住んでいるということから、たびたび憲兵が調べにきました。

◆変わらぬ近所付き合い

わたしは、近所の外国人の皆さんと、不便な中でもお互いにいろいろと協力して生活していました。母が、病気で倒れた時には、冷蔵庫を持っている外国人が氷をわけてくれたりもしました。

終戦が近づくと、この地域でも空襲が激しくなり、迫りくる恐怖の中でも、お互いに声をかけあって避難しました。このような状況下で、ただ早く戦争が終わればいいのにと願っていました。

◆身近な交流を大切に

このまちで多くの外国人と接して、今でも交流が続いている人がたくさんいます。

戦争を体験して感じたことは、わたしたち一人ひとりが外国の人たちとお互いに理解し合い、相手を思いやることができれば、戦争なんて起こるはずがないということです。

まずは、自分の身近なところで世界の人々と交流を深めていくことが平和を実現することにつながっていくと思います。


(平成10年8月1日号広報こうべ掲載)