神戸市-KOBE-


千苅貯水池のあらまし

最終更新日
2018年2月28日

 千苅(せんがり)貯水池は、武庫川水系の羽束川(はつかがわ)および波豆川(はずがわ)を水源とする神戸市で一番大きな水道専用の貯水池です。ダム周辺は神戸市(北区道場町)ですが、貯水池の北側部分は三田市や宝塚市にまたがります。ダムの名称は、千苅堰堤(えんてい)です。

 大正8年(1919年)の建設当時、千苅貯水池の水は、市街地の水需要の増加に対応するために、上ヶ原浄水場(西宮市)を経て神戸の市街地に給水していました。
 現在は、主に千苅浄水場を経て北区の北部地域に給水していますが、緊急時には鈴蘭台地域全体にも給水します。また、トンネル(千苅導水路)を通って上ヶ原浄水場に送り、阪神水道企業団から購入した水とともに神戸の市街地に給水しています。
 阪神水道企業団からの受水量には限界があるため、千苅貯水池は市街地に大きな需要変動が生じた場合の調整機能を有しています。また、阪神水道企業団の管路事故による送水停止時や、渇水により琵琶湖・淀川の取水制限がかかったときに市街地に安定した給水を行うためのバックアップ機能も有しています。

 千苅堰堤は、平成10年(1998年)に国の登録有形文化財に登録され、近代土木遺産にも位置づけられています。
 ダム下の千苅広場は、毎年さくらの季節には一般開放し、地元の道場町観光協会主催で千苅桜まつりが開催されます(通常は入ることができません)。

施設の概要

ダムの位置

神戸市北区道場町

ダムの堤体

直線型重力堰堤
粗石モルタル積
表面張石

ダムの堤高

42.42メートル

ダムの堤長

106.67メートル

貯水池の湛水面積

112.2万平方メートル

貯水池の集水面積

94.5平方キロメートル

貯水池の有効貯水容量

11,244,266立方メートル