神戸市-KOBE-


布引貯水池のあらまし

最終更新日
2018年1月5日

 布引(ぬのびき)貯水池は、生田川水系の布引谷川を水源とし、神戸水道創設時の水道施設として建造され、明治33年(1900年)に完成しました。ダムの正式名称は、布引五本松堰堤(ごほんまつえんてい)です。

  • 布引貯水池 布引貯水池(全景)
  • 布引貯水池 布引貯水池(湖面)
  • 布引五本松堰堤 布引五本松堰堤(下流側)

 六甲山系(摩耶山)を源とする布引の水は、当時は北野浄水場や奥平野浄水場を経て、現在の中央区と兵庫区に給水されており、神戸港に立ち寄った外国の船乗りの間で「赤道を越えても水が腐らず、非常に良質でおいしい」と評判を呼び、「コウベウォーター」と親しまれていました。現在も、環境省の「名水百選」のひとつに指定されています(なお、現在蛇口までお届けしている水は、琵琶湖・淀川水系の水とブレンドされています)。

 先の阪神淡路大震災では大きな被害を受けませんでしたが、堤体の耐震補強工事のほか、貯水機能を回復させるため貯水池に溜まった土砂の撤去を平成13年度から平成16年度にかけて行いました。
 また、平成18年(2006年)7月には、日本最古の重力式コンクリートダムとして国の重要文化財に指定されました。

 貯水池周辺は、新神戸駅から六甲山へ向かうハイキングコースとして整備され、途中には日本三大神滝として知られる布引の滝があり、夏期はライトアップした姿をロープウェーから見ていただくこともできるなど、美しい姿で訪れる人々の目を楽しませてくれます。また、オシドリなど野鳥の訪れる場所でもあり、野鳥観察所や休憩所を設置しています。

施設の概要

ダムの位置

神戸市中央区葺合町

ダムの堤体

直線型重力堰堤
粗石コンクリート
表面張石

ダムの堤高

33.33メートル

ダムの堤長

110.30メートル

貯水池の湛水面積

5.1万平方メートル
※甲子園球場の約1.3個分

貯水池の集水面積

10.7平方キロメートル

貯水池の有効貯水容量

601,028立方メートル
※市役所1号館の約3.2杯分