神戸市-KOBE-


6.下水道の明日に向けて

最終更新日
2018年7月19日

神戸市の下水道整備は昭和26年度より開始され、50余年が過ぎました。現在では市内ほとんどすべての方の汚水を下水道により処理することができます。近年の環境や安全に対する意識の高まりのなかで、下水道には、さらに新しい役割が求められています。

災害に強い下水道

1,下水道ネットワーク

複数の処理場を、地下深くの大きな管でつなぐことによって、一つの処理場の運転が停止しても、他の処理場に汚水を送って下水処理ができるようにします。

4つの処理場(東灘・鈴蘭台・西部・垂水)が結ばれていて、これにより震災等の災害時や耐用年数を経過して老朽化した施設を建て替える時にも安心して下水道を使用できます。

下水道ネットワーク

2,公共下水道接続型仮設トイレ

公共下水道接続型仮設トイレ公共下水道接続型仮設トイレは、小・中学校などの指定避難場所にあらかじめ仮設トイレ用下水管を設置するとともに上屋パネルとポータブル形式の便器を保管しておき、災害時にマンホール上に組み立てて使用します。(プールや雨水貯留槽などの水を利用して汚物を流せるので、くみ取りの必要がありません)

高度処理の推進

下水にはさまざまな汚れの成分が含まれています。通常の下水処理で、有機的な汚れ(BOD)や固形物などは95%以上が処理可能ですが、赤潮の原因となる栄養塩類(窒素、リンなど)を除去するためには、高度処理が必要です。

神戸の海や川をよりきれいにし、未来へ残すために高度処理の推進が不可欠になっています。

高度処理実施済

高度処理施設建設中

高度処理水の活用

松本地区のせせらぎ(兵庫区松本通)鈴蘭台処理場の高度処理水を利用して、兵庫区松本地区に防火用水を兼ねたせせらぎを整備しています。住民による美化活動も行われているなど住民と行政の連携した取組みが評価され、平成14年9月には国土交通大臣賞(いきいき下水道賞)に選ばれています。

施設の改築・更新

神戸市では、道路陥没などの事故を防止するため、計画的に点検を行い、老朽化等により傷んだ下水管の改築更新を順次行っています。傷みが少なく既設管を利用できる場合は、経済的な非開削工法(更生工法)により施工しています。

施設の改築・更新の写真下水道管の管径が700ミリ以下の場合は、人が中に入ることができないので原則としてテレビカメラを使った点検作業を行っています。

下水道資源の有効利用

神戸市の6つの処理場で一日に処理される水量50万立方メートルのうち、約5.8万立方メートルの処理水を再利用しています。(平成23年度実績)処理水は処理場内で使用するほか、ごみ焼却施設や汚泥焼却施設の冷却水や公園緑地散水にも利用しています。六甲アイランド、ポートアイランドでは処理水をさらにきれいにした再生水が業務ビルの水洗便所などにも利用されています。

また、汚泥も年間の焼却灰4,339トン(平成23年度実績)のうち18.6%が有効利用され残りは埋め立て処分されています。

下水道資源の有効利用図

マンホールインフォメーション

地域の特色を生かしたデザインのマンホールを市内各地域に設置し、景観の向上と情報を発信しています。現在までに、「ポイ捨て禁止」や「パンダ」、「神戸ルミナリエ」、「西国浜街道」などを設置しています。

  • パンダのマンホール
  • ルミナリエのマンホール

省エネルギー化の取り組み

東クリーンセンター(東灘区魚崎浜町)

下水道資源の有効利用図東灘・西部・ポートアイランド処理場では、必要電力の約90%をごみ焼却施設の発電電力でまかなっています。

湊川ポンプ場(兵庫区湊川町)

下水道資源の有効利用図湊川ポンプ場では、鈴蘭台処理場の高度処理水を兵庫区松本地区のせせらぎに供給する際の送水落差を利用し、水力発電を行っています。

東灘処理場(東灘区魚崎南町)

下水道資源の有効利用図東灘・西部・垂水・玉津処理場では汚泥処理の過程で発生する消化ガスを場内の燃料に利用しています。

玉津処理場(西区森友)

下水道資源の有効利用図玉津処理場では、処理場の屋上での太陽光発電を行っています。

下水道部のホームページでは暮らしに役立つ情報を発信しています。