神戸市-KOBE-


「多自然川づくり」とは

最終更新日
2015年4月1日

1. 「多自然川づくり」について

多自然(近自然)の川づくりは、工事が終わったときから始まる・・・と言われています。

神戸市(や兵庫県)の川の担当者も、いろいろ考えて川の整備をしています。

しかし、それを「守り育てる」地域の皆さんがいなければ、時間ともに少しずつ元の姿にもどっていくだけです。

「多自然川づくり」の整備の本当の主人公、それはあなたなのです。

(1)都市化の進む市街地では

市街地では、川のすぐ近くにまで宅地が迫り、降った雨を大量に早く流す必要があります。

そのため、護岸を石やコンクリートで固め、比較的まっすぐな形に整備するのが一般的です。

しかし、そのような川でも河川敷に余裕があるような場合には、川床に自然石を並べて流れに変化をつけたり、砂や土がたまることで草が生えやすいようにして生き物のすみかにもなるよう、工夫しています。

そのような工夫のかいあってか、垂水区の福田川ではウナギの稚魚の姿が見られ、また灘区の都賀川では河川愛護団体である「都賀川を守ろう会」を中心とする地域の皆さんの長きにわたる努力もあって、鮎の産卵が確認されるまでになっています。

また、川の管理用通路や川沿いの公園に「プロムナード」や「せせらぎ」を整備しているところもあります。

(2)比較的自然の多く残っている地域では

自然が残っている場所での「多自然川づくり」の整備は、もとの自然の生かし方が課題になります。

例えば、すでに護岸ができあがっているところでも、河床を切り下げる場合には自然石で低水路の護岸を作ったり、落差工を設ける場合にもその横に魚道を設け、川に住む魚に優しい構造にするなどの工夫をしています。

しかし、自然を残す形で整備をしても、そのままにしておけばいいわけではありません。

元の姿にもどろうとする自然とうまく調和し、美しい環境を守っていくことが大切です。

そういう意味で、「多自然川づくり」にマニュアルはないのです。

皆さん、いっしょに悩みながら、失敗を恐れずにやっていきましょう!

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