森づくりの歴史

江戸時代の六甲山系

「武庫連山海陸古覧」は神戸市立中央図書館所蔵で、江戸時代末期から大正初めの画家、若林秀岳によるものである。
秀岳は、1839年(天保10年)八部郡二ツ茶屋村(現在の元町6丁目浜側)で生まれ、晩年に本作を描いたといわれている。神戸や兵庫津に密集した家屋や、兵庫の港に集まる多数の商船など、港町として現在の兵庫区を中心とした地域の繁栄した様子を描いた。
本作の山の様子を見ると、摩耶山の天上寺、再度山の大龍寺の社寺林などを除いては、樹木が少ない山だったことがよくわかる。

江戸時代の六甲山系を描いた「武庫連山海陸古覧」(若林秀岳 画)
出典:神戸市立中央図書館資料