生物多様性

最終更新日
2012年4月3日

 神戸市は、人口150万人を超える大都市である一方で、神戸市は、緑豊かな六甲山をはじめ、青い海と多くの河川、豊かな田園地帯を持つ、自然に恵まれた都市でもあります。
 多種多様な自然環境があることから、多くの生きものを育んできました。
 しかし、人間活動が地球規模で影響を与える時代となり、私たちの行動に起因して自然環境の破壊や種の減少・絶滅が進行しています。
 こうした状況を踏まえて、神戸市では、生物多様性の保全に積極的に取り組んでいきます。

生物多様性 神戸プラン2020 〜生きものと共生する国際都市をめざして〜

生物多様性 神戸プラン2020冊子イメージ 「生物多様性 神戸プラン2020」は「生物多様性基本法」に基づく地域戦略として策定しました。
 
 先人から受け継いだ神戸の豊かな自然と多様な生きものを守り、育て、次世代に引き継ぐとともに、海外の生物多様性にも配慮し、常に地球規模での生きもののつながりを意識して行動することをめざして、平成32年度(2020年度)を目標年次とし、市民、事業者、NPO等あらゆる主体が協働して取り組むための目標・方針、行動計画などを定めています。

神戸の希少な野生動植物−神戸版レッドデータ2010−

神戸版レッドデータ2010冊子イメージ 神戸市では、これまでに環境影響評価の審査等を通じて蓄積してきた動植物データを基に、最新の知見を盛り込んだ「神戸の希少な野生動植物−神戸版レッドデータ2010−」をまとめました。
 
 レッドデータを生物多様性神戸戦略づくりやその進行管理で活用するとともに、神戸市内の自然環境や動植物の現況を市民や事業者の皆様に詳しくお伝えするための情報資料として利用していきます。

守りたい神戸の生きもの百選

メジロ 森のいぶき、小川のせせらぎ、海のかがやき・・・多様な生きものをはぐくむ神戸の豊かな自然。いつまでも安全で潤いと安らぎのある環境を未来の子供たちに引きついでいきたい。そんな思いで「守りたい神戸の生きもの百選」を市民の皆様と選びました。
 
 大都市でありながら自然環境に恵まれた神戸のまちには、とても百では選びきれない生きものが「つながり」「支えあって」暮らしており、私たちの暮らしは、これらの多様な生きものがつくる自然の恵みによって支えられています。
 
 六甲山のブナなど、地球温暖化が進むことにより、危機を迎えつつある生きものもあります。日常生活の中で不要な電灯を消したり、マイカーの利用を控えたり、食べ残しをなくしたり、ごみを減らすといったことも、生物多様性を守ることにつながります。
 
 身近な自然やそこで暮らす生きものについて知り、私たちができることから取り組んでいきましょう。

田園地域における生物多様性保全・再生モデル事業

生物多様性の向上のため、冬期湛水水田管理及び不耕作地の湿地環境再生をモデル事業として実施し、その効果を調査します。

不耕作地の湿地環境としての利用・再生

作業風景 近年、生産性の低い山間部の農地において、不耕作地が増加しています。
 これらの農地は、里山とのつながりや山からの豊富な湧き水などによって、多様な生態系が成立し、生物多様性の高い場所となっています。
 
 しかし、耕作されずに何年も放置されると、溝は土砂で埋まり、農地内にはセイタカアワダチソウやクズが侵入して、生物多様性の低い荒地と化してしまい、再び耕作地に戻すことも困難になります。また、景観上も見苦しいものとなってしまいます。
 
 そこで、田園環境で保全活動を行っている市民団体やこれをサポートする事業者など就農者以外の参加も募り、管理の手を加えることにより不耕作地を生物多様性の高い湿地環境として維持することを目指します。

冬期湛水水田による生物多様性の向上

アイガモ農法稲の収穫後の水田に水を張ることによって、水生生物や水鳥(渡り鳥)などが利用できる環境を再生することを目指しています。
協力農家や市民団体などと連携し、研究会の開催やモデル事業を実施し、効果・課題を検証していきます。

みんなでつくるKOBE生きものマップ(「季節の生きもの探し(春編)」公開中!)

生きものマップのイメージ 神戸市は大都市でありながら、六甲山や里地・里山、瀬戸内海、多くの河川などの豊かな自然に恵まれ、様々な生きものが生命をはぐくんでいます。
 
 多くの方に神戸の豊かな自然を知っていただくため、神戸市内の野生動植物の目撃情報や調査結果などの情報を、パソコンまたは携帯電話から、インターネットを通じて集約して共有するシステム「みんなでつくるKOBE 生きものマップ」が2011 年7 月からスタートしました。

KOBE生物多様性プラットホーム

 神戸市では、市民、市民団体、事業者、大学、研究機関、教育関係機関、神戸市などの多様な主体が、生物多様性の保全に関する活動の内容や人的・資金的な支援などに関する情報をホームページ上で共有し、情報交流できる場の構築を目指しています。