神戸市-KOBE-


生活排水対策と浄化槽

最終更新日
2019年6月4日

日常の生活からは、たくさん汚れた水が流れ出ています

 私たちが1人あたり1日に使っている水の量は約200リットル(2003年版環境白書)といわれています。 し尿だけでなく、台所での炊事・風呂や洗濯等から水質汚濁物質が排出されています。

家庭で発生する汚水
場所1人1日あたり使用する水の量1人1日あたり発生する汚れの量
(BOD:生物化学的酸素要求量)
トイレ50L13g
台所40L17g
入浴38L9g
洗濯等72L4g

処理後の汚れの量(BOD:生物化学的酸素要求量)

くみ取り式

単独処理浄化槽

合併処理浄化槽・公共下水道・農業集落排水処理施設

水をきれいにする施設(浄化槽・公共下水道・農業集落排水処理施設)

 神戸市では、生活排水の処理にあたって、浄化槽・公共下水道・農業集落排水処理施設の3手法により計画的に整備していくこととしています。

浄化槽

 浄化槽とは、し尿と台所や風呂等の雑排水を併せて処理し、きれいにする設備で『合併処理浄化槽』ともいいます。
 このほか、従来のし尿のみを処理する「単独処理浄化槽」というものもありますが、2001年4月以降、新たな設置が禁止されています。
 また、既存の単独処理浄化槽を使用する者は、『雑排水が公共用水域等に放流される前に処理されるようにするため、「合併処理浄化槽」の設置等に努めなければならない』と規定されています。

公共下水道

 家庭からの生活排水だけでなく、店舗や事業場等からの汚れた水を下水管で集め、まとめて下水処理場で水をきれいに処理してから放流します。神戸市では、市街化区域及びこれに近接する市街化調整区域の一部で公共下水道の整備を進めており、生活排水のほとんどは公共下水道で処理されています。

農業集落排水処理施設

 農村地域における生活排水、農業排水の汚濁を防止し、生活環境や農業生産環境を改善するため、 公共下水道と同じように、一定の農村地域のし尿及び雑排水の生活排水をまとめて処理する施設です。

浄化槽とは?

浄化槽の特長

 公共下水道、農業集落排水処理施設と同程度に水質をきれいにして放流することができます。
 トイレが水洗化されます。
 浄化槽の設置スペースは、わずか普通自動車一台分。
 家庭用の小型浄化槽は、認定工場で生産される強化プラスチック製で、強度・耐久性も十分。
 短期間で設置でき、すぐに使うことができます。

浄化槽のしくみ

水をきれいにする主役は微生物です

 浄化槽は微生物の働きを利用して汚れた水を浄化します。
 この微生物は案外気むずかし屋で、活発に働かせるためには、働きやすい条件を整えてやらなければいけません。よく、『浄化槽は生きものだ』と言われるのはこのためです。微生物は、空気を好む好気性菌と、空気があると弱ってしまう嫌気性菌に大別されます。
 浄化槽からきれいな水を放流するためには、微生物が力一杯働けるよう、注意してやらなければなりません。

汚れた水がきれいになる理由

 汚れた水がきれいになる秘密は、たくさんの種類のバクテリアや原生動物などの微生物にあります。
 浄化槽の中では、私たちの台所や便所から流した汚濁物質をそれぞれの微生物が食べ物とします。その結果、家庭から排出された汚れた水に含まれていた汚濁物質が分解され浄化されます。
 そのあとの浄化された水だけが放流され、汚泥はそのまま浄化槽の中に残存します。残存した汚泥は、定期的に清掃により取り除きます。

浄化槽の構造

嫌気ろ床接触ばっ気方式合併処理浄化槽 合併処理浄化槽の処理方式として、嫌気ろ床接触ばっ気方式の浄化槽を図に示します。
 このほか、流量調整型嫌気ろ床生物濾過方式、流量調整型担体流動接触ばっ気循環方式など、さまざまなタイプの浄化槽があり、メーカー、 建物の大きさ,用途等に応じて適切なものが選ばれます。

お問い合わせ先

神戸市 環境局 環境保全部 環境保全指導課
〒651-0086 神戸市中央区磯上通7-1-5 三宮プラザEAST2階
電話:078-595-6226 Fax:078-595-6256