神戸市-KOBE-


舞子ビラ事業 承継事業予定者の決定

 神戸市では、神戸市垂水区に所在し「シーサイドホテル舞子ビラ神戸」として営業されている舞子ビラ事業に関し、平成24年2月に出された「舞子ビラ事業あり方検討委員会」の提言、平成24年3月の神戸市会における附帯決議等をふまえ、現状の土地・建物の信託契約を解消した上で、公募型プロポーザル方式(企画提案競技)により舞子ビラ事業を承継いただく民間事業者の募集をしてまいりました。
 今回の公募では、神戸市財政の健全化を図ることはもちろんのこと、神戸市民および地域住民に親しまれてきた舞子ビラ事業が長期安定的かつ発展的に継続しうるような、堅実かつ実現性の高い事業提案を求めてきました。
 応募事業者の資格や提案内容の審査・採点を学識経験者等で構成する選考委員会にて行い、選考委員会における審査、選考結果に基づき、下記のとおり事業予定者を決定しましたのでお知らせします。

1.承継事業予定者

 神戸市中央区明石町32番地
 明治海運株式会社
 代表取締役社長 内田 和也

2.提案内容

(1)シティーホテルからアーバンリゾートホテルへの転換
(2)広域集客による宿泊事業の強化
(3)宴会・料飲施設の集中化による利便性向上と運営効率上昇
(4)地元の食材、特産品の積極的な活用など、地産地消の推進
(5)明海グループホテルおよび関連会社によるバックアップ体制の充実
(6)温泉スパリゾート、客室増室などを含む将来的な緑風館建替え構想

3.選定理由

 舞子ビラ事業・不動産活用事業者選考委員会においては、企業体力・安定性、事業推進体制、事業提案の具体性・魅力度、事業計画の信頼性の各項目について審査した結果、明治海運(株)の提案について、アーバンリゾートホテルに転化させるというコンセプトが明快で、神戸市民および地域住民に親しまれてきた舞子ビラ事業が長期安定的かつ発展的に継続しうるような、堅実かつ実現性の高い事業計画であったため。
<提案内容に対する評価>
○海運業を事業の主軸としつつも、ビル所有賃貸業、ホテル業へと着実に多角化を図ってそれぞれ主軸に次ぐ事業へと育てており、リスクヘッジの効いた事業ポートフォリオを形成していることから、グループとして安定した経営が期待できる。
○ホテル業については、沖縄のラグナガーデンホテル、北海道の稚内全日空ホテル、ニセコノーザンリゾート・アンヌプリの3ホテルを所有・経営しており、それぞれ良好な業績を達成している。特に後者の2ホテルについては赤字に苦しんでいたホテルを引き継ぎ、僅か2〜3年で黒字再建しており、ホテル経営能力は高いと判断される。また、インターナショナルスタンダードのホテル運営ノウハウを吸収・利用し得る環境にある。
○舞子ビラ事業については、従来、シティーホテル的な運営スタイルであったところから、本来ホテルビジネスにおいて収益性の高いと言われている宿泊部門を強化し、現在集客力の高い料飲・宴会部門にリゾート性を付加することで、アーバンリゾートホテルに転化させるというコンセプトが明快で、納得感がある。
○今後少子化により競合環境の更なる激化が見込まれる婚礼事業への経営資源投入よりも、収益性の高い宿泊部門を強化することを主眼とした提案をしており、ホテル経営の専門的な見地からみても現状に即した堅実かつ合理的な計画であると判断される。
 以上のことから、6事業者の提案の中で、審査項目すべての項目において、内容点が高く、全体として、「総合的にバランスのとれた」提案であったと評価できる。

4.今後のスケジュール(予定)

 平成25年1月 契約・事業譲渡に関する契約締結交渉開始
           建物売買・土地定借仮契約
        2月 事業譲渡契約の締結(神戸マリンホテルズ(株)、新事業者)
        3月 建物売買・土地定借本契約
        4月 新事業者による事業開始

5.舞子ビラ事業・不動産活用事業者選考委員会

(1)委員名簿(委員は氏名五十音順)
    委員長 加藤 恵正(兵庫県立大学政策科学研究所教授)
    委員   上谷 佳宏(弁護士)
    委員   植村 武史(神戸労働者福祉協議会会長)
    委員   小野田 金司(神戸夙川学院大学観光文化学部学部長)
    委員   中矢 英俊(神戸国際大学経済学部都市環境・観光学科教授)
    委員   西海 恵都子(神戸新聞地域総研企画調査部長)
    委員   細川 明子(公認会計士、税理士)
(2)経過
   ・募集要項配布、応募予定者登録申込書受付
                 平成24年9月7日(金曜)〜24日(月曜)
   ・施設見学会      平成24年10月1日(月曜)〜3日(水曜)
   ・事業提案書受付   平成24年11月19日(月曜)〜22日(木曜)
   ・選考委員会      第1回 平成24年9月3日(月曜)
                        審査基準及び募集要項の決定
                 第2回 平成24年12月7日(金曜)
                        提案内容にかかる専門家からの報告
                        採点方法の決定
                 第3回 平成24年12月13日(木曜)
                        事業提案者からのプレゼンテーション
                        事業予定者、次順位事業予定者の選定
(3)選定結果
 舞子ビラ事業・不動産活用事業者選考委員会は、応募者の提案について、募集要項に定める審査方法に基づき、審査、採点を行い、審査通過者を決定した後、神戸市は、審査通過者の建物購入申出価格調書を開封し、事業予定者および次順位事業予定者を選定した。

事業提案者

内容点

内容審査結果

購入申出価格

選定結果

明治海運

82.1

通過

2,400,000,000円

事業予定者

オリックス不動産

83.4

通過

2,100,000,000円

次順位事業予定者

A社

74.5

 

 

落選

B社

74.1

 

 

落選

C社

63.8

 

 

落選

D社

55.7

 

 

落選

  ※内容点は、委員全員の採点結果の平均点(100点満点)。
  ※選考方法に基づき、70点未満の得点者は落選とし、70点以上の提案のうち、最高点の事業提案者及び得点が最高点の90%以上の事業提案者を審査通過者とした。


※事業提案者名(応募代表企業名、提案書提出順であり、評価順ではない)
   ・株式会社ベストブライダル
   ・オリックス不動産株式会社
   ・株式会社中の坊
   ・明治海運株式会社
   ・マイルストーンターンアラウンドマネジメント株式会社
   ・株式会社ケー・エキスプレス