神戸市-KOBE-


麻しん(はしか)について

最終更新日
2018年5月9日

麻しんに注意しましょう!

 

沖縄県で麻しん患者の発生が続いています!(平成30年5月8日現在 92名)また、愛知県でも麻しん患者が発生しています!(平成30年5月7日現在 17名) なお、現在、神戸市での麻しん患者の発生は、ありません。

 旅行などで沖縄県や愛知県への滞在歴があり、麻しんを疑う症状がある場合は、速やかに病院へ事前に電話連絡をし、麻しん患者と接触したかもしれない(沖縄県等への滞在歴がある)こと、現在の症状を告げ、周囲に感染を広げないように病院の指示に従い受診してください。また、受診の際は公共交通機関の利用は控えましょう。
麻しんを疑う症状とは・・・発熱、鼻汁、咳、くしゃみ、結膜充血、目やになど、
                一時的に熱が下がり、再び熱が上がる、
                その際に発疹がみられる(耳の後ろから顔面、体幹、手足へと広がる)

 神戸市では医療機関からのご相談により、疑わしい接触歴や麻しん発生届の基準に該当する場合、遺伝子検査を実施しています。

海外へ渡航予定の方へ

 海外では麻しんが流行している国があります。東南アジア、欧州等麻しんの流行国へ渡航される際は、麻しんの免疫があるか確認しましょう(罹患歴・予防接種歴)。また渡航先だけでなく空港でも、いろいろな国の人と接する機会がありますので、注意が必要です。
 感染予防にはワクチン接種が有効です。過去に予防接種を受けたことがない方、定期予防接種を1回しか受けていない方は予防接種を受けましょう。

 海外渡航前の必要な予防接種に関してはFORTH(厚生労働省検疫所 ホームページ)をご確認ください。

医療機関のみなさまへ

 麻しんを診断した医師は、患者の氏名、住所等を直ちに最寄りの区役所あんしんすこやか係に届け出る必要があります。
 麻しんに特徴的な発疹、発熱、咳・鼻汁・結膜充血などのカタル症状や、予防接種歴、患者との接触の有無などから麻しんを疑う患者を診察した医師は区役所あんしんすこやか係へ届け出る前に神戸市保健所までご連絡をお願いします。(TEL:078-322-6789)
 確定診断のための行政検査として遺伝子(PCR)検査を行っていますので、検体の採取(血液・咽頭ぬぐい液・尿)にご協力いただきますよう、お願いいたします。

市民のみなさまへ

このような方は麻しんに注意してください

  1. 麻しん患者と接触または同じ部屋に居た人
    麻しんは空気感染するので、麻しんウイルスにさらされた可能性があります。
    ただし、ワクチン接種等で麻しんに対する十分な免疫をもっている人は発病しません。
  2. 麻しんに対する十分な免疫を持っていない人
    1. 麻しんに罹患したことのない人
    2. 過去に麻しんのワクチン接種を受けたことがない人
    3. 麻しんワクチンの接種が2回済んでいない人
      または、過去10年以内に麻しんワクチンの接種を受けたことがない人
    4. 血液検査で、麻しんの抗体がない、または十分な量がないと言われた人
麻しんウイルスにさらされた可能性がある人で、発熱や発しんなどの症状が現れたときは・・・

 かかりつけの医療機関を受診してください。
 受診前に必ず医療機関に電話をして、「麻しん患者に接触または同室に居た」旨を告げてください。そして医療機関の指示に従って受診してください。また、受診時には必ずマスクを着用してください。

今知っておいて頂きたいこと!

  1. 麻しんの感染力は非常に強い
    麻しんは、空気感染(飛沫核感染)が主な感染経路です。麻しん患者が咳やくしゃみをすると、周囲に麻しんウイルスを含んだしぶきが飛び散り、しぶきが乾燥してウイルスがしばらく空気中を漂います。このウイルスを含んだ空気を吸った人たちに感染する恐れがあります。その他に飛沫感染、接触感染もあります。
    麻しんの感染力は非常に強く、麻しんに対する免疫がない集団のなかで1人の発症者がいると、周囲の12〜14人の人が感染するとされています(インフルエンザでは1〜2人)。
  2. 麻しんの症状
    10〜12日間の潜伏期間の後に、カタル期 (風邪様症状が現れる)、次いで発しん期が現れます。
    1. カタル期:38〜40℃の発熱とともに鼻汁、咳、くしゃみ、結膜充血、目やになどの症状を示します。一時的に熱が下がったころに頬粘膜に白色の小斑点(コプリック斑)が出現します。
    2. 発しん期:一時的に下がった熱が再び上昇し、発疹が耳の後ろから顔面、体幹、手足へと広がります。発疹は次第に大きくなってひとつひとつが融合していきます。
    3. 回復期:熱は次第に下がり、発疹は出現した順に消退して色素沈着が残ります。
  3. 麻しんは重症な病気
    麻しんは発熱が1週間程度続き、呼吸器などの症状も強いので、入院が必要になることもあります。麻しんにかかると免疫力が低下するので、回復後に他の感染症にかかると重症になりやすくなります。また体力や免疫力の回復には約1か月程度かかります。さらに肺炎や脳症などの重い合併症を引き起こすこともあるので注意が必要です。
  4. 予防にはワクチン接種が効果的!
    麻しんは空気感染をすることから、手洗いやマスクでの予防では不十分となります。
    もっとも効果的な予防方法は、ワクチン接種によって麻しんに対する免疫をあらかじめ持っておくことです。麻しん・風しん混合ワクチンを無料で接種できる期間(定期予防接種)の対象年齢の人で、未接種の人はできるだけ早めに受けましょう。また、定期の期間に接種できなかった人、医療関係者、学校・児童福祉施設職員などのこども等と接する機会の多い人についても予防接種の検討をお願いします。

麻しん、MR(麻しん・風しん混合ワクチン)ワクチンに関する情報

 定期の予防接種が麻しんと風しんとの混合ワクチン(MRワクチン)が基本となった事から、麻しん単独ワクチンの製造は少なくなっています。MRワクチンは、麻しん単独ワクチン、風しん単独ワクチンをそれぞれ接種した場合と、効果や成分は同じですので、麻しんワクチン接種を希望される場合にはMRワクチンでの接種も考えてください。ただし、風しんワクチンも含まれるため、妊娠を考えている方は、接種後2ヶ月間は避妊してください。

定期の予防接種について

 定期の予防接種(無料)対象者は、他の予防接種よりMRワクチンを優先して受けてください。また、今後の麻しんなどの感染症流行を予防するためにも、定期の予防接種を受けましょう。

【麻しん・風しんワクチン(MRワクチン)の接種スケジュール(定期接種)】 平成18年4月〜
1回目  生後12ヶ月〜23ヶ月
2回目  小学校入学前の1年度(4/1〜3/31)

<終了>中学校1年生相当、高校3年生相当の方に対する予防接種は2013年3月31日で終了しました。
(2008年4月1日から2013年3月31日までの時限措置でした)

平成27年3月に日本は麻しんの排除状態になりました

 平成27年3月27日、世界保健機関(WHO)により、日本は麻しんの排除状態(※)にあることが認定されました。
 なお、厚生労働省が策定した「麻しん排除計画」は平成28年3月まで適用されます。神戸市においても、この計画をもとに予防接種や麻しん発生状況の情報収集及び発信を行います。
 しかし、海外では東南アジアや欧州、アメリカ大陸を中心に発生が続いています。過去に麻しんに感染していない方または予防接種を受けていない方は、海外へ渡航される前に予防接種を受けることをお勧めします。

※ 排除達成の認定基準
 適切なサーベイランス制度の下、土着株による麻しんの感染が三年間確認されないこと、又は遺伝子型の解析によりそのことが示唆されることを言います。

参考 市内の届出状況

平成29年は13例届出があり、すべて陰性でした。

 届出数陽性検査診断例
(内訳)
臨床診断例
(内訳)
修飾麻しん例
(内訳)
取り下げ
平成24年211134410
平成25年34412130
平成26年18660012
平成27年911008
平成28年20110019
平成29年13000013

関連資料

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