神戸市-KOBE-


海空陸の総合ターミナル 港湾施設

最終更新日
2013年1月9日

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ポートアイランド

ポートアイランドは、昭和55年度(1980年度)に埋立が完了した総面積443ヘクタールの人工島です。
島の外周部に各種バース、公共上屋などの港湾施設を整備し、その背後に港湾機能用地を配しています。さらに中心部には、都市施設として住宅・学校・病院をはじめ、コンベンション施設や商業施設があり、「住み、働き、憩い、学ぶ」という総合的な都市機能を備えた海上文化都市です。
コンテナ化の急速な進展に伴い、ポートアイランドでは、昭和45年に水深12メートルのコンテナターミナルPC1が供用開始し、その後11バースが整備されました。
コンテナ貨物量の増加に対応した施設整備により、神戸港が日本を代表する貿易港としての地位を確立しました。
その後、コンテナ船の大型化が急速に進展していることから、コンテナ船が水深の深い六甲アイランド、ポートアイランド第2期に移転したため、コンテナターミナルを港湾関連用地や大学等の都市機能用地に再開発し、PC1〜3の水際線は緑地として再整備し、平成19年(2007年)4月に「ポーアイしおさい公園」として供用開始しています。

ポートアイランド第2期

ポートアイランド(第2期)は、ポートアイランドの南に隣接して、平成21年度(2009年度)に埋立が完了した総面積390ヘクタールの人工島です。
国際化・情報化など新たな時代のニーズに対応した港湾施設及び都市施設を整備し、ポートアイランドや神戸空港と連携する一体的な都市空間の形成を目指しています。
特に、国際コンテナ戦略港湾としての主要施設である水深15〜16メートルの大水深高規格コンテナターミナル(6バース)をはじめ、181ヘクタールにも及ぶ広大な埠頭用地と港湾物流機能用地を備えるなど最新鋭の総合物流基地として整備を進めています。

六甲アイランド

六甲アイランドは、昭和47年(1972年)に着工し、平成4年(1992年)9月に埋立が完了した総面積595ヘクタールの人工島です。
周囲には、国際コンテナ戦略港湾としての主要施設である水深14〜15メートルの大水深コンテナターミナル(4バース)や、関西国際空港への航空貨物のアクセス基地としてK−ACT(神戸航空貨物ターミナル)が整備されており、その背後には冷蔵倉庫団地等の物流関連施設が立地し、海空陸の総合物流拠点として機能しています。
中央部では、高度情報化・国際化に対応した住宅、業務・商業、文化・教育・レクリエーションなどの都市機能施設が立地しています。また、南側中央部にはウォーターフロント緑地として、六甲マリンパークが整備されています。

摩耶ふ頭

摩耶ふ頭は、昭和42年(1967年)に第1突堤から第4突堤までからなる、くし形のふ頭として完成しました。第4突堤は我が国最初の公共コンテナターミナルとして建設され、その後、第3・第4突堤間(約9.5ヘクタール)を埋め立て、本格的な公共コンテナターミナルとして再開発を行い、平成3年(1991年)に完成しました。
第1から第3突堤間(約18.5ヘクタール)についても、阪神・淡路大震災後、市街地で発生したガレキなどを利用して埋立再開発を行い、全体面積約103ヘクタールの近代的ふ頭として生まれ変わりました。コンテナ機能は水深の深い六甲アイランド、ポートアイランド第2期に移ったため、港湾関連用地として再開発し、食品・雑貨玩具等を取扱う物流センターが立地するなど、良好なアクセスを生かした流通業務地区となっています。

新港突堤・新港東ふ頭

新港第1突堤から第4突堤は第1期修築工事として大正11年(1922年)に、第5突堤、第6突堤は第2期修築工事として、昭和14年(1939年)に竣功し、第7突堤、第8突堤は戦後に整備されました。
また、第5突堤から第8突堤間(約34.5ヘクタール)については、阪神・淡路大震災後、市街地で発生したガレキなどを利用して埋立再開発を行い、平成9年(1997年)11月に第5突堤から第6突堤間の埋立が、平成10年(1998年)7月には第6突堤から第8突堤間の埋立が完了し、全体面積約96ヘクタールの近代的なふ頭、「新港東ふ頭」として再開発されました。
食品関連を中心とした企業の他、中古自動車の保管及びオークション施設が立地し、南側岸壁には自動車専用船が係留し、荷役が行われるなど、新たな海上輸送拠点となっています。
さらに、平成11年(1999年)7月の港島トンネルの開通や平成18年(2006年)2月の新港東ふ頭連絡線の開通により、国道2号線、国道43号線への交通アクセスが向上しました。
また、新港第1〜第4突堤は、ウォーターフロント空間として再開発を進めていくこととしています。新港第4突堤は、旅客ターミナル拠点として「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」などの世界最大級の旅客船をはじめ、国内外のクルーズ客船や中国フェリーで賑わっています。

ボイジャー・オブ・ザ・シーズ 

兵庫ふ頭

兵庫ふ頭は、第1突堤から第3突堤までからなる、市民生活に直結したバナナ等の青果物を扱うふ頭として整備されました。
青果物専用ふ頭としての機能を拡充するため、平成9年(1997年)に突堤間の埋立が完了し、全体面積約39ヘクタールの近代的なふ頭として生まれ変わりました。
ふ頭機能の強化により、中央卸売市場との連携等、地域の特性を活かした流通企業の立地が進みました。
また、平成13年(2001年)7月には地下鉄海岸線が開通し、働く人々の利便性が更に向上しました。

神戸港港島トンネル

神戸港港島トンネルは、ポートアイランドと新港東ふ頭を結ぶ海底トンネルです。このトンネルはポートアイランド第2期や神戸空港の港湾活動、起業立地等に伴う交通量の増加に対応するため、神戸大橋に続くアクセスとして平成4年(1992年)より工事に着工し、平成11年(1999年)7月30日に開通しました。
港島トンネルは、「沈埋(ちんまい)工法」と呼ばれる、当時、最先端の技術を駆使し、整備されました。延長約1.9メートルのうちポートアイランドと新港東ふ頭の間の約580メートルは、工場で製作された「沈埋函(ちんまいかん)」と呼ばれる箱6基を海上輸送し、水深12メートルの海底を掘り下げた後、沈埋函を沈めて、沈埋函同士を連結しました。箱の枠には鉄筋を使わず、鋼板にコンクリートを流し込む世界初の「フルサンドイッチ構造」が採用されました。

平成20年度(2008年度)からは、今後の取扱貨物量の増加や企業立地による交通量の更なる伸びに対応するため、現在上下各1車線であるポートアイランド側出入口に加えて、南側に新たに2車線の出入口の延伸整備を進め、平成23年(2011年)7月2日に供用を開始し、渋滞緩和や交通安全対策が図られています。
港島トンネルの開通により、ポートアイランドと既成市街地との間に2つのルートが整備され、利便性が向上しました。

東部新都心(HAT)

阪神・淡路大震災の市街地復興の先導的プロジェクトとして、中央区・灘区にまたがる約120ヘクタールの大規模工場地において、工場の遊休化などに伴い臨海部75ヘクタールを港湾整備事業、土地区画整理事業等により土地利用転換を図る事業です。復興住宅をはじめ学校、県立美術館等の文化・教育施設、WHO健康開発総合研究センター(WHO神戸センター)、「人と防災未来センター」等の業務・研究施設が立地しています。
臨海部では、親水機能を持ったハーバーウォーク(約2.4キロメートル)等のウォーターフロント空間が設けられており、また緊急時には物資輸送・避難用スペースなどの「港湾の防災拠点」としての機能も有しています。
平成10年(1998年)3月に東部新都心(HAT神戸)の街開きが行われ、臨海部においても、緑地、物揚場、臨港道路が順次供用開始されており、平成13年(2001年)5月には街のシンボルとなる「なぎさ公園」(約4.4ヘクタール)がオープンしています。

フェニックス事業(神戸沖埋立処分場)

近畿圏は、わが国でも有数の人口集中及び産業集積地域であり、これらの活動に伴って搬出される廃棄物の発生量が多くなっています。このため、近畿圏の各自治体等では廃棄物の減量化、再利用に努めていますが、なお、最終的に処分しなくてはならない廃棄物が残るのが現状です。こうしたなか、長期・安定的に広域の廃棄物を処理するといった理由から海面に最終処分場を確保し、埋め立てた土地を活用して港湾機能の整備を図る「フェニックス計画」として事業を推進してきました。
1期事業として、尼崎沖、泉大津沖の埋立処分場で受入れが行われていますが、管理型処分場(※)の残容量が少なくなったことから、2期事業として六甲アイランド南の一部に神戸沖埋立処分場を計画し、整備を進めてきました。
神戸沖埋立処分場については、平成13年(2001年)12月より受入れを開始し、現在近畿2府4県168市町村から発生する廃棄物の受入れを行っており、廃棄物の適正な処理を通じて生活環境の保全に大きな役割を果たしています。
※管理型処分場:公共用水域を汚染する可能性がある廃棄物を処分する処分場。公共用水域と止水矢板で区分し、保有水が浸透によって外海に流出しないよう措置を講じており、内水は余水(排水)処理施設で処理をして外海に放流しています。