社会人採用 職員紹介

Staff Recruitment Recruiter Introduction

New Staff Roundtable

社会人採用職員 座談会

民間企業から神戸市に転職して活躍中の皆さんに
仕事のやりがいや働く環境について語っていただきました。

神戸の街づくりや暮らしを支える使命感と、
やりがいを胸に。

出席者・プロフィール

  • 【社会人・一般行政職】
    みなと総局経営企画部空港推進課
    平成26年度入庁

    芝野 照子しばの てるこ

    入庁5年目。神戸の街に関わる仕事がしたいと金融機関の営業職から転職。

  • 【社会人・福祉職】
    保健福祉局保健所西保健センター
    平成28年度入庁

    三浦 惟史みうら ただし

    入庁3年目。福祉職の社会人採用を契機に考え方や視野を広げたいと病院から転職。

  • 【社会人・土木職】
    建設局道路部工務課
    平成26年度入庁

    西田 康人にしだ やすと

    入庁5年目。転勤や長期出張のない働き方がしたいと建設会社から転職。

  • 【社会人・建築職】
    教育委員会事務局総務部文化財課担当係長
    平成26年度入庁

    山根 賢二やまね けんじ

    係長になって1年目。約10年勤めた建築設計事務所から環境を変えるために転職。

  • 【社会人・電気職】
    交通局高速鉄道部電気システム課
    平成27年度入庁

    柳橋 邦彦やなぎばし くにひこ

    入庁4年目。家庭での時間や心のゆとりを求めてメーカーの開発職から転職。

  • 【社会人・機械職】
    住宅都市局建築技術部設備課
    平成26年度入庁

    岩崎 良之いわさき よしゆき

    入庁5年目。仕事と家庭の両立をめざしてメーカーの開発職から転職。

みなさんの入庁動機は?

芝野 前職は金融機関の営業職です。幅広い仕事をしてみたいと思うようになった時、前職ではメインの部門は東京なので、関西だとそういう仕事は難しい。だからといって東京に行ってしまうとなかなか帰って来ることはできません。それで、地元神戸で転職先を検討した結果が神戸市でした。この街で仕事に専念できたら楽しそうだと思ったんです。

山根 私は建築設計事務所で、店舗や工場の意匠や構造設計を担当していました。10年勤めて、そろそろ環境を変えたいと思ったタイミングで、神戸市が社会人採用枠で建築職を募集しているのを偶然見つけ、年齢的に受験資格があったので応募しました。事業規模の大きさに神戸市で働く魅力を感じました。

岩崎 前職は特装車メーカーでの開発職です。官公庁が相手ということで、時期によって仕事の偏りが大きく、働き方を変えたいという思いから転職を決意しました。妻も働いていて子どももいますから、まず転居を伴う転勤がほとんどない自治体に絞って機械職の社会人採用枠を探したところ、募集があったのは神戸市を含めて2カ所。躊躇なく出身地の神戸市を選 びました。

三浦 私は9年ほど精神科病院の相談員としてソーシャルワーカーをしていました。考え方や視野を広げたいという思いと、神戸市出身の妻が常々神戸に帰りたいと言っていたこともあって、転職しようかというタイミングで、ちょうど神戸市が社会人採用枠で初めて福祉職を募集することになり、これはチャンスだと思って受験しました。

柳橋 前職は半導体メーカーで、製品開発や設計を担当していました。非常にやりがいのある仕事ではあったんですが常に忙しく、家族との時間や心のゆとりが欲しいと思っていたところ、開発部門が関東に集約すると決まったことが転職のきっかけです。神戸市は魅力的な街ですし、政令指定都市ということで大規模な事業をやっている。調べていくうちに、自分も挑戦できる場があるんじゃないかと感じて神戸市に決めました。

西田 前職は大阪の建設会社で高速道路を作っていました。転職に踏み切ったのは、転勤に対する不安からです。それに現場に張り付くと家に帰れないこともあって、家族的にも体力的にも限界が来るんじゃないかと思いました。神戸は学生時代に過ごした街で印象が良く、受注者から発注者へのステージアップだと考え、神戸市を志望しました。

民間経験があるからこそわかる仕事のやりがいは?

芝野 昨年までは、神戸空港に人を誘致するイベント業務などを担当し、今年からは、民間委託が決まった関西エアポートさまの運営支援に携わっています。民間企業さまが望まれていることや本音のところが想像つきやすく、両方合わせてできる限り気持ちを汲んで動くという発想の受け方ができるのは、民間出身者ならではなのかなと思います。その結果、神戸空港のご利用が増えるとすごく楽しいです。正直、一生において、空港に携わる仕事をするなんて想像もしなかったことですし、エアラインのプロの方々と対等に仕事をするような幅広い仕事ができるのは、神戸市ならではじゃないでしょうか。

山根 私は文化財課の前に、鈴蘭台の再開発事業に携わっていました。100億を超える再開発の規模はとてつもなく大きく、周辺住民の方の期待感もすごく大きいことを実感しました。事業に携わるみなさんが一緒に進めていこうという気持ちが非常に強く、これは民間ではおそらく味わえないことだと思います。民間経験が活かせているのは、今の部署で担当している神戸市が所有する北野地区の伝統的な建築物の修繕工事ですね。いったんすべて解体し、再び組み立て直して、さらに補強して強固にするという工事をしています。建築をやっていた経験があるからこそ、現場でのやり取りがスムーズにできていると思います。

岩崎 ちょうど今、兵庫区役所の建て替え工事の最中で、私は機械設備の一部を担当しています。公共工事の設計から監理までが仕事ですから、正直、前職の経験を直接活かせるものはほぼありません(笑)。設備では消防法など法律の知識が必要になるんですけど、今まで見たことも聞いたこともなくて、今の部署に移動してから勉強を始めた次第で、1年経ってようやく入り口のドアの入りかけぐらいのところまで来たという感じです。ただ、民間の経験・スキルがまったく活かせてないかというと、そういう訳でもなくて、社内調整や外部の業者さんとのやり取りなど、一担当がガンガンやっていく風土の会社だったので、交渉力は活かせていると感じています。

三浦 私は保健センターで精神保健福祉相談員をしていますので、前職とほぼ同じですが、役割や観点が違います。病院では、患者さんが制度を利用するための支援をしていましたが、今は支給決定の立場にあるので、どういう目的でその制度が成り立ち、どういう使い方をしたいのかという観点が求められていると感じます。分厚い支給決定事務マニュアルがバーンとあって、それをめくりながら、あれこれ考えながらやっているところです。相談の部分では、病院の様子や医師の言葉の意味を分かりやすく伝えることができるので、そこでは経験が直接活かせていると思います。相談された方がよくなったり、変わっていったりされる過程を見てよかったなぁという相談員のやりがいは、立場が違っても少しも変わりません。

柳橋 交通局高速鉄道部で市営地下鉄の通信設備の更新を担当しています。そこで入庁2年目から携わっている仕事が、海岸線の案内表示器の整備です。海外からの観光客の増加に伴う多言語化や、色弱異常のある方にも見やすい表示、また、災害時に緊急情報を表示できるシステムの整備を進めています。この工事では液晶の採用や、表示内容、海岸線をイメージする青を入れたデザイン等、仕様を1から検討しました。前職はBtoBであり、担当製品出荷後にどのように使われているかを目にする機会がありませんでしたので、実際に表示器が出来上がり、駅に取り付けられて運用が開始されたときは非常に感動しました。また、お客様からも「便利になった」「見やすくなった」とのお声をいただき、目に見える形で自分の担当した設備が、地下鉄の安全で安心な運営の一助となっていることにやりがいを感じています。地下鉄の運営に関わる方は非常に多く、設備の更新では各部門との調整や協議が必要になりますが、前職での製品開発で仕様検討から出荷まで分野の異なる多くの関係者と折衝していたた経験を活かし、違う分野の方でもわかりやすい言葉で丁寧に説明をするように心がけています。

西田 私は建設局道路部で、主に道路の維持修繕、維持管理に携わっています。これまで高速道路などの新設道路ばかりを作っていたのに対して、現在は、今あるものを維持していく仕事になります。山の中から市街地に出てきましたので、市民の方や業者さんとの調整ごとに四苦八苦してはいますが、事業の計画段階から携わることができるのは自治体ならではです。民間にいた経験ということでは、先ほどからみなさんが言われているように、民間さんの本音のところがなんとなくわかりますから、コスト面などその辺りを上手に汲んであげることができたらと思っています。市民の方と直接触れ合うことが多いので、いろいろな人と繋がりができるところは、以前とはまったく違いやりがいを感じます。

生活面について実際に思うところは?

芝野 休みを取ることに対して周囲が前向きで、マイナス感情が一切ないっていうのは、すごく大きいかなと思います。仕事と休みのバランスを自分で取って、その上で周りに報告と調整をしていけば、否が一切出てこない。なんなら、有休を全消化するにはどうするかということが話になるくらいです。

山根 設計事務所の待遇って結構厳しいんです。拘束時間も長く、勤務時間を比べると今のほうが始まりと終わりの決まりの時間があって、しかも土日に出ることがあっても振替休日をちゃんと取れる制度がある。土日にある子どもの小学校の行事にも参加しやすいですね。そういった意味では、民間よりいいと私は思います。

岩崎 入庁前は機械職だと水道や下水道施設への配属もあり、三交替で夜勤もあって土日もないとなると、ちょっとしんどいかなという不安がありました。でも実際に入ってみたら、年に一回意向調査があり、子どもがいて共働きをしているので、今のところは夜勤も含めて勘弁してほしいという希望を聞いてもらえているところはありがたいです。また、前職は車通勤のため、寄り道という考えがありませんでしたが、今は市役所勤務ということもあり、寄り道できる場所も多く、仕事帰りにテニスを楽しんだりしています。

三浦 病院にいた時は、土曜日に出る日が決められていて、でもそれだけでは給与面で厳しいので、夜勤をして残業もしてなんとかいけるかなという感じでしたから、夜勤がなくなって、土日が休みというのがすごくありがたいです。それに保育園の送り迎えのために育児部分休業を取っていたんですけど、それだと給与が減るので、所属長から「フレックスタイムがあるからすぐ使いなさい」と言われて、とても助かっています。

柳橋 私の場合、業務量は決して少なくはないんですが、前職に比べれば休みもちゃんと取れますし、夜も常識的な時間に帰宅できて、家庭での時間はすごく増えました。交通局では夜間工事があって、次の翌朝までの24時間勤務もあるのですが、その場合も翌日が明けの休みとしてしっかりと確保されています。土日に仕事のことを考えることがなくなり、心にゆとりができましたね。子供が今年生まれたのですが、育児の時間がしっかり取れて、充実した家庭生活を送れています。

西田 前職では、土曜日は普通に出勤していたので、とにかく土日休みになったことが、すごく大きいです。子どもの学校行事に出られるということが、こんなに楽しいんやなと。衝撃的でした!

職場環境はどうですか?

西田 全然、問題なかったですね。役所ということで、お堅いイメージがあったんですけど、全然そんなことありません。今の部署は割と若い人が多いので、気を遣わなくていいですし、出先機関の時も年齢層は広かったんですが、ベテランの方からはよく声をかけてもらいました。役所に対する概念がガラッと変わりました。

柳橋 私も職場環境や文化が違うんじゃないかと思っていましたが、実際に入ってみると民間を経験している人が多くて、私の係では民間経験者は半分以上です。職場の雰囲気もすごく良いので、環境にもすぐに慣れ充実した日々を過ごせています。地下鉄の技術職の職員の中には、同じ職場で長年働き各分野に詳しいベテラン職員も多くいますが皆さん親切で協力的ですね。意見をもらったり、教えを乞うことがありますが、全面的にサポートしてくれ非常に働きやすい環境です。

三浦 周りはみんな保健師で、私だけが福祉職なので、最初は勝手にプレッシャーを感じていたんですが、周りの係の職員も含め、わからないことがあれば何でも気さくに教えてくれます。やりやすいというか、みなさん親切ですね。

岩崎 堅いという感じがまったく無いっちゃ無いというか、普通の会社みたいな感じです。
私も入庁してから2つ部署を経験していますが、いずれもそんな感じです。

山根 私も同じで、役所って堅いイメージかなと思っていたんですけど、全然違いますね。
みなさん、楽しく仕事をしようという感じも見受けられるので、私も楽しくやらせてもらっています。

芝野 私も堅いと思ったことがないですね。ある程度決まった規則の中で仕事をしているのかと思っていたんですけど、前のめりに仕事をされているというか、何かあったら飛んで行くようなフットワークの軽い人が多い印象です。また、異動とともに全く違う仕事をするので、新しく来た人に対してメンバーや前任者が仕事を叩き込んで育てるという土壌ができています。そういう気持ちを持っている職員たちが多いので、抵抗感を持たずに仕事ができているんだろうなと思っています。

山根 そうそう。入庁して異動を経験したら感触がつかめると思いますよ。神戸市役所は本当に面白い人が多いですから。

神戸市の魅力をあらためてアピールしてください。

岩崎 遊べるところが多い!それに神戸市のように技術職の社会人採用枠がある自治体は結構少なくて、特に機械と電気はあまりありません。

柳橋 最近は少しずつ増えてきているんじゃないかなと思いますけど、まだまだ少ないですね。

岩崎 そう考えると、技術職に広く門戸を開いていることもアピールポイントの一つだと思います。

柳橋 採用年齢も上がって、今は39歳まで応募できますからね。

三浦 福祉職でいうと、神戸市の福祉職は横のつながりが強いですし、政令指定都市なので職域も広い。自分の力量を高めやすいところが魅力です。

山根 やっぱり政令指定都市ということで事業の規模はすごく大きいし、組織の規模も大きくていろいろな職種の人と仕事ができる。自分自身の幅を広げたいならぜひ神戸市に!

芝野 三宮の再整備に向けたプロジェクトがいよいよ始動し、今から変わろうとしている街、前を向いて走っていこうとしている勢いのある都市です。さらに政令指定都市という規模感もあるので、街を支えながら変わっていく仕事にちょうど今から携わることができる。だから楽しい仕事がきっとできます!

全員 お〜!素晴らしいまとめ、ありがとう!

さまざまな部署で活躍されている、
民間経験者の方の率直な感想を
ありがとうございました。