神戸市-KOBE-


広報官の『わかる!市政トピックス』

最終更新日
2017年3月23日

神戸市内の国宝が6件に

新たに美術工芸品「法華経(久能寺経)」が国宝に 神戸の国宝が6件になります

広報官 このたび国の文化審議会が、神戸在住の個人が所有する美術工芸品「法華経(久能寺経)」を、新たに国宝に指定するよう文部科学大臣に答申しました。神戸の国宝は8年ぶりに1件増えて、6件になります。

 新しく国宝になる「法華経(久能寺経)」は、静岡県の久能寺に伝わった平安後期を代表する装飾経で、鳥羽上皇らが結縁して書写したもの。久能寺経30巻のうちの4巻で、出色の出来栄えと高く評価されています。

 これまでにも神戸には、須磨区の「太山寺本堂」、白鶴美術館が所有する書跡「賢寓経残巻」「大般涅槃経集解」、神戸市立博物館所蔵の「桜ヶ丘銅鐸・銅戈」、個人所有の「紙本墨画淡彩夜色楼台図」の5件の国宝があり、大切に伝えられてきました。

  全国的にみると、国宝は東京都、京都府、奈良県に集まっており、それに次いで大阪府や滋賀県、和歌山県、兵庫県など関西に多くあります。
 47都道府県のうち半数が国宝5件以下であることを考えると、一つの都市で6件の国宝、137件の重要文化財(有形文化財)がある神戸は、古くからの日本文化、歴史を大切に保存、伝えている地域であるといえます。

 神戸は、近代的なおしゃれなまちで知られていますが、意外な一面ですね。確かに、六條八幡神社や石峯寺、如意寺などに立派な三重塔が建立されているなど、市内には重要文化財の建造物が多く保存されていますし、日本最古の民家といわれる「箱木千年家」が現存するなど、地域の歴史、伝統を大切に伝えてきたまちであることが見て取れます。

 古くからの日本文化が大切に保存されたまちであり、また、港を通じて西洋の新しい文化を日本に紹介してきたまちであるという、多文化、多様性にあふれ、一言では語れない魅力が、神戸の特色かも知れません。

平成29年3月23日
神戸市広報官 林 芳宏