須磨区では、震災後、仮設住宅の高齢者が外出するきっかけづくりにと、各地域で体操を中心とした健康づくりを進めてきました。この活動は、体の健康だけでなく心の健康にもつながっています。その活動を支えるのは、300名を超える「健康づくりリーダー」の皆さん。健康づくりリーダーとは、区が開催する養成講座を受講して認定された方のこと。そこで得た知識をそれぞれの地域に持ち帰り、工夫を凝らした体操教室を開催。例えば大黒地区では、誰でも気軽に始められるようラジオ体操やフラダンスなどをメニューに組み入れたり、花谷地区では、参加者の励みにと体操教室の前に体力測定を行っているんです。
いつまでも元気で暮らせるように、若々しい体と心を備えたいですね。番組では、楽しく健康づくり・コミュニティづくりを進める須磨区の取り組みを紹介します。
舞子は平安時代から景勝地として親しまれたまち。しかし、近年、幹線道路沿いなどでごみ出しマナーの低下や不法投棄が目立ってきました。そこで、「舞子ふれあいのまちづくり協議会」などが中心となって「舞子まちづくり勉強会」を発足させ、美しいまちをめざす「マナーアップ大作戦」を展開しています。当初は一部の地域で始まったこの活動、現在では舞子地区全体の3分の2にまでひろがりをみせています。最初に活動を始めたのは西舞子。未結成だった自治会もつくり、立ち番や啓発看板・監視カメラの設置など活動を重ね、ゴミステーションは見違えるようにきれいになりました。区長から表彰状もいただいたんですよ。また、今年から参加した舞子坂では、雨の日も早朝からゴミステーションで立ち番を行ったり、手書きのごみ出しカレンダーを掲示するなど、地道ながらも本当に本当に熱心に活動を重ねています。
現在、舞子地区は、「神戸市ごみ減量円卓会議」で最初のモデル地域に選ばれ、ごみの減量化・資源化という次のステップに進もうとしています。番組では、まちを愛する気持ちを原動力に、もっと広く、もっと深くひろがっていく美しいまち・舞子地区の取り組みをお送りします。
垂水区の五色塚古墳は、明石海峡を望む高台の上に築かれた兵庫県下最大の前方後円墳。ここでは地域の人たちがこの地域財産に愛着を持ち、その良さを発信しようと取り組んでいます。昨年4月より、市から請けおって古墳の管理を行う「NPO法人 輝かすみが丘」。地域の財産を、地域の人たちの手で守っていきたいという思いが、古墳に関わるきっかけ。月に一度集まり、課題や将来像について話し合っていますが、その中から出てきたアイデアの一つが、古墳についての紙芝居作り。多く訪れる小学生の団体に自分たちで説明しようと、現在、自分たちの知識も深めつつ取り組んでいます。
また、都会に住む親子が自然と触れあえる機会を増やそうと、古墳のそばの仮設住宅跡地に「五色塚おやこ自然園」をつくり、草木染などの行事を年10回程度開催しています。そこには、このイベントを撮影する人の姿が・・・。その人たちは、垂水で地域密着型の映画を製作する団体「垂水映画」。地域の良さや、地域の取り組みを映像を通して発信するため、ドキュメンタリー映画を制作し発表しようとしているんです。垂水のまちを盛り上げようと、地域団体同士のコラボレーションが始まっています。
ここ五色塚には、古のロマンとともに、未来へのロマンもあふれています。番組では、多くの人が知恵を出し合いながら、五色塚古墳を守り活用しようとする取り組みをご紹介します。
須磨区板宿地区。商店街を中心にコミュニティーが築かれてきたこのまちでは、下町らしい人の温かさと結束力を生かして、人にも環境にも「いたわり」と「愛」のあるまちを目指した活動が展開されています。板宿センター街商店街では、環境にやさしい商店街づくりをすすめる「地域いたわり支援事業」を展開中。買物客にマイバックの持参を呼びかけたり、オリジナルエコバックの配布を行うほか、マイ容器やマイ箸を推奨しています。あわせて実施する割り箸回収運動は、多くの人の賛同を得て、わずか半年で集まること何と1トンに。今年からは「地域エコプラザ」を開設し親子で環境や食育を学びます。
さて、それら商店街と連携・連動しともに守り立てているのが、「いたやにすと」という地域団体。板宿をこよなく愛する彼らは、自然と共生する心癒されるまちにと、板宿八幡神社の裏山を里山として整備しています。これにはたくさんの子どもたちも参加。森の恵みと豊かな自然を体感しながら、環境問題や防災について学んでいこうとしています。
番組では、「板宿をあかるい・あんぜん・あいされる街に」を合言葉に展開する愛情たっぷりの板宿地区のまちづくりをご紹介します。
自然豊かな住宅地、北区ひよどり台。およそ30年前に開発されたこの地域は、高齢化が大きな課題。ここでは、高齢者がいきいきと生活できるように、地域全体でお互いにさりげなく支えあおうとするまちづくりをすすめています。シルバーカレッジが近いこの地域、「再び学んで他のために」という建学の精神を身につけた卒業生が中心となり、ボランティア活動が活発に行なわれているんです。合言葉は、「ちょボラ(ちょっとだけボランティア)」。ちょっと誰かが誰かを支える、そんな思いを基本に、地域福祉センターでは約270名ものボランティアがふれあい給食など様々な活動を行っています。また、子どもたちを犯罪から守るため、3年前から「ひよどり台小学校 こどもたちを見守る会」が結成されました。これは、昼間小学校の受付に座って来校者をチェックする活動。去年からは、見守りを強化するため、下校時のパトロールも始まったんですよ。
また、地球環境に配慮し資源を有効活用するエコタウンクラブの活動が活発。廃園になったひよどり台幼稚園の跡地を「ひよどり台交流プラザ」として活用し、手づくりの堆肥で旧運動場の砂地をエコ農園に作り変えたり、雨水を散水に利用したりまでしています。
誰にでもある、知識や経験、ちょっと得意なこと。おおげさに考えずに、さりげない明るい笑顔だけでも、周りを癒すことができますよ。それぞれができることを地域のためにちょっとずつ持ち寄って、みんなで支え合うまちづくりをご紹介します。
私たちの生活にうるおいとやすらぎを与えてくれる水辺。番組では、長田区で身近な水辺の環境を守り憩いの空間づくりをめざして活動されている人々を紹介します。長田区の中ほどを流れるコンクリートで囲まれた人口河川・新湊川。ここを自然の環境に近づけ地域に親しまれる川にしていこうと「新湊川を愛する会」の皆さんが、長田商業高校のボランティア部や須磨海浜水族園の専門家の参加も得て活動を続けています。多くの子どもたちが参加する川遊びでは、増えてきた魚や生き物を観察できるようにまでなったんですよ。そして、苅藻川上流では、「美しい丸山を創る会」の方々が、草が生い茂り不法投棄のごみに溢れ手のつけられないほど荒れていた川辺を、自らの手でこつこつと切り開き、ホタルの飛び交う水辺を夢に活動を続けています。また、北区・須磨区の境界にある獅子ケ池。ここも不法投棄の大量のごみがひどかったところ。「獅子ケ池を美しくする会」の皆さんで熱心にクリーン作戦を重ね、自然の環境を取り戻してきました。次のステップとして、水と緑に気軽に親しめる里山づくりに計画的に取り組んでいきます。
身近なところに水辺はたくさんあります。今、熱心に活動を続ける人々の思いは、そこに参加する子どもたちの心にも確実に伝わっています。そして、彼らが大きくなったときには、次世代にもきっと伝えていってくれるでしょう。
海にも近く山にも近い。そんな豊かな自然環境と味のある下町風情が漂う垂水区塩屋地区。ここには、まちに対する深い愛と誇りを持った仲間がたくさんいます。彼らは、そのよさを残しながら誰もが暮らしやすいまちをめざして活動をすすめています。この地区の大きな課題は、道路がとても狭いこと。通勤・通学時には地域の方が交代で子どもたちの見守り立ち番を行う光景が見られます。幹線道路の計画はあるものの未実施で、まちづくり推進会「道路・交通部会」では、住民アンケートを行うなど、自分たちにとって、どういう道路が必要か検討を重ねています。
また、愛すべき塩屋の風景について、トピックスが二つあります。ひとつは、地元の景色として残していこうと、明治時代に建てられ傷みの進む異人館を地元の方が購入され修復を行っているということ。もうひとつは、まちづくり推進会「景観・環境部会」の企画で、残しておきたい塩屋の風景の写真を公募し、フォトコンテスト「塩屋百景」を開こうとしていること。これには、予想を上回る応募があり、写真を眺めているだけでも楽しそうですよ。
塩屋に関係する人なら誰でも参加自由。番組では、未来の塩屋の姿を頭に描きながら、楽しく、まじめに、愉快に、真摯に、自由に、気軽に、前向きに、取り組む塩屋のまちづくりの模様をお送りいたします。
1800年以上の歴史を持つ長田神社の近くに大きな赤い鳥居が有名な商店街があります。ここでは、地域の魅力を高め賑わいと活気にあふれたまちにするため、神社、商業団体、婦人会・NPOといった地域団体が連携して独創的な取り組みを行っています。その活動の原点は、「まちの魅力2割増し」を掲げ策定した「長田☆真☆未来構想」。長田神社にやってきたふくろうをモチーフにしたキャラクター「グージー」もここから生まれました。それから、「タメ点カード」というポイントカードは、"ならでは"のおもしろいもの。地元の商店街や市場などで買い物に使えるのはもちろん、100円未満の端数ポイントを地域団体に寄附できる仕組みなんです。地元でお買い物すると、それが地域活動にも貢献できるっておもしろいでしょ。3月には、商店街や市場からのお知らせのほか、婦人会、自治会、PTA等のポスター・チラシなど地域情報満載の情報掲示板「グージー瓦版」も完成しました。そのほか、市場の中には、空き店舗を活用したNPOのコミュニティサロンもあるんですよ。
番組では、長田神社の「おついたち詣で」にあわせてにぎわうまちを背景に展開する斬新で元気いっぱいの長田神社地区の取り組みをご紹介します。
中央区の二宮地区は三宮の繁華街に近く、商業施設と住宅が混在する地域で外国人の方も多く住んでいます。この地域に古くから住む人たちは二宮のまちに愛着と誇りをもってコミュニティをきずいてきました。ところが震災後はワンルームマンションなどが増え地域の様子も変化してきました。特にクリーンステーションは不法投棄がひどく、日常的にごみが捨てられるようになって地域住民の頭を悩ませるようになりました。そこで、二宮ふれあいのまちづくり協議会が中心となって話し合い、クリーンステーションの夜間パトロールや昼の立ち番の実施、ごみだしマナー徹底のための多言語チラシの配布、多言語ごみ出しルール看板の設置などを行いました。その結果ルール違反のごみが大幅に減少しただけでなく、活動を実施していない周辺のクリーンステーションのごみが減ったり、住民同士のコミュニケーションもこれまで以上にとれるようになってきました。顔の見えるこれらの活動が予想以上の効果を見せています。この美しいまちの取り組みがきっかけとなって「地域の力」が動きはじめました。 番組では二宮公園のクリーンステーションの立ち番の模様、クリーンステーションの夜間パトロールの模様、第3回街頭キャンペーンの模様など二宮地区の取り組みと二宮地区で開催された「美しいまち」の推進に取り組んでいる地域が集まって情報交換をする「美しいまち事例発表会」の模様を中心にお送りします。
北区の丘陵地に拓かれた大原・桂木地区は平成元年にまちびらきした新しいまち。市街地へのアクセスのよさと自然に恵まれた美しいまちなみから、ここには若い家族がたくさんやってきました。他の地域に比べ子どもたちがとても多いこのまちでは、新たなコミュニティづくりのため様々な取り組みが行われています。 まず特徴的なのは、元気な子どもたちの笑顔あふれる児童館の運営を、地元の「ふれあいのまちづくり協議会」で行っているということ。また、老人会では、「昔遊び」を小学1年生と一緒に楽しんだり、下校時間にあわせて散歩しながら子ども見守り活動を展開しています。子どもたちのふるさとを−そんな思いが活動のひとつひとつにいっぱいこめられています。
さらに、定期的なクリーン作戦や力を合わせてカメムシ退治した斜面に植樹を行うなど、わがまちへの愛着みなぎる活動も盛んです。
番組では、公募したシンボルマークも決定し、さらに弾みがかかる大原・桂木地区の新たなふるさとづくりの模様をお送りします。
未曾有の被害をもたらした阪神・淡路大震災から12年を迎えました。震災を知らない転入世帯や震災後に生まれた子どもたちも増えています。そんな中、震災を次世代に伝えていこうとする取り組みが各地で行われています。1月13日には東灘区の魚崎小学校で5年生を対象にした防災学習と防災訓練が行われました。防災学習では震災当時の映像を見た後語り部の話を聞き、防災訓練では炊出しや救出訓練、消火訓練などを地元の防災福祉コミュニティと合同で行いました。震災の起こった1月17日には東遊園地で阪神淡路大震災1.17 のつどいが行われたほか、多くの小中学校で追悼の催しなどが行われました。長田区の丸山中学校では4つの防災福祉コミュニティが連携して誕生した長田連合防災ジュニアチームの発足式が行われました。また、須磨区の太田中学校では震災学習とPTAによる炊出しと追悼のつどいが行われました。追悼のつどいでは生徒たちがつくった震災への思いのこもった歌を粘土板に刻んだモニュメントも披露されました。
震災で学んだことは日頃からの地域のきずな、お互いに助け合うこと、そして命の大切さ。そのことを震災を知らない世代へ、未来へと伝え続けたい・・・。そんな思いをご紹介します。
東灘区では、震災後、古くからの住宅地などに新築マンションが次々と建設されました。そこに越してきた多くは、幼い子どものいる若い子育て世帯。震災により4割の区民が変わるという状況のもと、東灘区にとって、「子育て支援」は緊急の課題となったのです。 これに対して、東灘区では、子育て支援に関わるNPO・施設・地域団体・医師会・行政等で「東灘子育てサポートネットワーク」という組織を立ち上げ、子育てに関する「情報」・「場所」・「ネットワーク」の課題解決にあたります。その活動の中心となっているのが「子育てサークルネット」。子育てに関する各種相談などを区役所内で行うほか、子育て支援ホームページの更新、子育てマップの制作などを行っています。また、食品関連産業が集積する東灘区では、「食育・健康タウンひがしなだ」を掲げ、食を通じた子どもの健全育成や食の安全・安心対策にも取り組んでいます。
番組では、あちらこちらの「子育てサークル」や「子育て広場」にあふれる子どもたちの笑顔が象徴する東灘区のコミュニティづくりの模様をお送りいたします。
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