神戸市-KOBE-


子どもがもっと夢中になれる
未来を育む神戸の教育

  小・中学校教育には、国語や算数などの基礎的な学力を身に付けさせるとともに、社会の中で心豊かにたくましく生きていく力を育むという重要な役割があります。市では、子どもたちの可能性を引き出せるよう、一人一人に寄り添った教育に取り組んでいます。今月は、そんな教育現場の今をお伝えします。

1時間目 英語

ネイティブに学ぶ生きた英語

 子どもたちが世界に羽ばたく可能性を広げるため、小学3年生から英語に親しむ授業を行っています。さらに、生きた英語に触れられるよう、市内の全小・中学校および市立高等学校・特別支援学校に外国人講師(ALT)を配置。目や耳で感覚的に英語を楽しむことから始め、段階的に話す、聞く、読む、書く力を身に付けられる授業をしています。

ここがポイント!

・ALTの導入は全国に先駆けて開始した
・英語活動の時間が楽しいと答えた小学6年生は約90%

子どもたちと英語との橋渡し役

  授業では、子どもたちが持っている力を最大限に引き出せるように、分かりやすさを重視しています。あとはやっぱり楽しく英語に触れてもらうことを大切にしていますね。私の行動や考え方から文化の違いを感じることもあると思います。そんな経験を通して、物事を違う視点で見るきっかけになればいいなと思っています。

鷹匠中学校所属 ALT Hepi Samuel (へピ サミュエル)

2時間目 国語

特色ある神戸の教育

 神戸らしい教育の一つが「言葉の力」を伸ばす取り組み。気持ちを自分の言葉でうまく伝えることで豊かな人間関係をつくったり、物事を言葉で整理して考えを深めたりする上で「言葉の力」は重要です。そのため、市独自の読解力を伸ばす教材を開発したり、学校司書の配置を拡充して読書環境を充実させたりして、子どもたちの「言葉の力」を育んでいます。

ここがポイント!

・地域と連携した防災学習を実施し、震災経験を継承
・宇宙航空研究開発機構(JAXA・ジャクサ)と連携した宇宙を題材にした授業の他、環境教育や福祉教育、伝統文化や芸術に親しむ活動を推進

考える過程を大切に

         言葉の力を伸ばす教育は、国語の時間だけではないんです。例えば、算数の授業では、教師が一方的に答えを教えるのではなく、児童同士で意見を共有する時間を大切にしています。子どもたちには、自分の考えを持って、判断できる人に成長してほしいとの思いで指導に当たっています。

南落合小学校 教諭 川上 美幸(模範的な授業を行う「授業マイスター」認定教諭

3時間目 食育

栄養と魅力たっぷりの給食

 神戸産の新鮮で安全な野菜を多く取り入れ、米も神戸産を100%使用し、地産地消に取り組んでいます。また、「神戸ぶどうゼリー」など、神戸産の食材を使ったオリジナル加工品を開発しています。兵庫の郷土料理や世界各国の料理など、特色ある多種多様なメニューも魅力。給食を通じて、旬の食材や食文化、健康な体をつくる食事について学ぶことができます。

ここがポイント!

・中学校給食を充実(人気メニューの拡充やランチボックスのリニューアルなど)
・クックパッド(料理レシピ投稿・検索サイト)で給食レシピを掲載

一食一食に込めたこだわり

  成長に欠かせないタンパク質を含む肉や魚、たっぷりの野菜をはじめ、家庭で不足しがちな小魚や大豆・海藻などをバランス良く取れる献立にしています。見た目がきれいで、おいしく仕上がるように切り方を工夫したり、天然のだしを使用したりするなど、魅力的な給食になるよう試行錯誤を続けています。

健康教育課 栄養教諭 中西 弘美

4時間目 算数

一人一人に応じた学習指導

 算数などの教科についてきめ細やかな指導を行うために、習熟度別の教材プリントの作成や、インターネットを介した動画による学習ができるシステム(学習支援ツール)を導入。その他にも、教員経験のある「学ぶ力・生きる力向上支援員」が授業時や放課後学習で児童・生徒に寄り添いサポートしています。

ここがポイント!

・小学校モデル校と中学校、特別支援学校などでは「学習支援ツール」を家庭でも使用できる
・特別支援学校や特別支援学級、通常の学級など、児童・生徒に合った多様な学びの場を提供

子どもたちの自主性を育みながら

  自主学習の一つとして、学習支援ツールを取り入れています。分からない問題を友達同士で教え合う自主的な行動が出てきたことがうれしかったです。パソコンを使った閉鎖的な学習ではなく、コミュニケーションが生まれるきっかけにしていきたいと思っています。

星和台小学校 教諭 西川 直樹

神戸の学校 豆知識

  皆さんは当たり前に思っているかもしれない、神戸ならではの学校文化を紹介します。

教室には土足で

西洋文化の影響からか、小・中学校のほとんどが土足。土ぼこり防止のために行う、油引きの独特のにおいが思い出に。

神戸ノート

今の子どもたちの祖父母世代も愛用したノート。表紙には神戸の街並みの写真が使われています。

さらに快適な学校に

・全小・中学校の普通教室に空調設備を完備。特別教室・体育館にも段階的に整備
・洋式トイレへの改修を計画的に実施
・障害のある児童・生徒が活動しやすいようにエレベーターの設置を拡充
・電子黒板や無線LANなど教育のICT(情報通信技術)化を推進

さまざまな面で子どもの成長をサポート

  子どもたちの人間的な成長には幅広い体験が不可欠。市では、自然学校や職場体験「トライやる・ウィーク」をはじめ、乳幼児と触れ合う「命の感動体験」など、さまざまな機会を設けています。今後も、一人一人が心豊かにたくましく成長していけるような教育環境の充実に努めていきます。

問い合わせ

教育委員会事務局総務課(TEL322-5761 FAX322-6145)