神戸市では、1992年6月に策定した「神戸市国際交流推進大綱」(1999年3月一部改定)に基づき、幅広い分野における国際交流をはじめ、これまで培ってきた技術やノウハウを活かした国際協力を推進するとともに、外国人が住みやすく活動しやすいまちづくりを進めてきました。
しかし、姉妹都市交流のあり方の変化や、いわゆる“ニューカマー”と呼ばれる外国人市民の増加など、本市の国際化を取り巻く状況の変化に伴い、新たな「大綱」を策定する必要性が高まってきました。そこで、本市では2003年度に「神戸市外国人市民会議」を、2005年度に「神戸市国際化推進委員会」を設置し、都市間交流の推進や国際都市としての基盤強化、地域国際化などの分野における取り組みについて検討し、本市の国際化推進の総合的な指針として2010年度を目標年次とする「神戸市国際化推進大綱」を2006年3月に策定しました。
今般、2015年度を目標年次とする新たな大綱の策定に際し、「神戸市国際化推進検討委員会」を設置し、都市間交流や国際都市としての基盤整備、国際ビジネス、国際観光等の観点から幅広く検討しました。地域国際化の分野に関しては、2010年1月〜3月に「外国人市民 生活実態・意識調査」を実施して在住外国人を取り巻く環境を調査し、常設の「神戸市外国人市民会議」において調査結果や関係団体・機関から聴取した意見を踏まえ、施策のあるべき方向性について検討しました。これら委員会の検討結果を集約し、新たな大綱策定に向けた意見が「神戸市国際化推進検討委員会 報告書」として取りまとめられ、本市に提出されました。
本大綱は、この報告書に基づき、神戸の独自の魅力を活かした新たな国際都市をめざし、必要な施策を展開していく指針として策定したものです。
企業誘致や観光に関する国内外の競争激化など、都市の国際化を進める上で、最近の神戸や日本を取り巻く環境の変化は著しいものがあります。このような状況の下で、神戸が国際ビジネスの拠点となり、有能な人材を集積させ、神戸経済の発展、都市の活性化を図るためには、神戸が有する国際的なインフラを充実させ、神戸を「国際人が集い、国際人が育つまち」として独自の魅力をみがき、世界に情報発信していく必要があります。
今後、海外との多角的な都市間交流や神戸の経験・ノウハウに基づく国際貢献を一層推進するとともに、「住環境」「多文化共生」「教育」「医療・健康」「防災・安全」など、神戸の“強み”や“独自性”を活かした創造的なまちづくりを進め、文化の多様性を認め、互いに尊重し合い、豊かで潤いのある市民生活が営まれる国際化先進都市をめざします。
今後は、目指すべき都市像として、『神戸独自の魅力を活かし、国際的な交流と文化の多様性が市民生活を豊かにするまちづくり』を掲げ、
○ 国際競争力に優れたビジネス拠点が発展するまち
○ 魅力ある観光・コンベンション資源を創り発信するまち
○ 外国人が住みやすく国際人が集い・育つまち
○ 多角的な海外都市間交流と経験・ノウハウを活かした国際貢献を進めるまち
○ 多文化を認め合い互いに尊重し合うまち
というまちの姿を目指します。
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