神戸市-KOBE-


有害鳥獣捕獲について

 鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律(鳥獣保護管理法)により、全ての野生鳥獣(鳥獣保護管理法の対象にならないネズミ類及び海棲ほ乳類を除く)の捕獲(損傷や卵の採取を含む)は禁止されています。しかし、以下の場合については、捕獲することができます。

有害鳥獣捕獲の条件

 有害鳥獣捕獲は、農林水産物被害、生活環境の悪化、人身への危害、又は自然生態系の攪乱が現に生じているか、又はその恐れがある場合に、その防止及び軽減を目的に行うものです。

 被害の状況及び防除対策の実施状況を的確に把握した結果、被害等が生じており、原則として防除対策によって被害が防止できないと認められる場合に兵庫県知事が許可することができますが、現在は、その許可権限の一部が神戸市長に委譲されています。

有害鳥獣捕獲許可の種類

(1)対処捕獲(一般的な許可)

被害が起きた場合に、被害の実態や捕獲内容の適正度を申請に基づき審査して許可を出すもの。

(2)予察捕獲

生息数を低下させる必要があるほど強い害性があると認められ、被害の恐れがある場合に、事前に計画を策定することで該当種を一定数捕獲することを許可するもの。

神戸市長が許可できる鳥獣類

(1)鳥類

(2)獣類

捕獲許可手続き

(1)提出書類

※ 捕獲許可申請にかかる手数料は不要です。
※ 郵送による申請は受け付けていません。
※許可証の有効期限が満了したときには、その日から起算して30日を経過する日までに、その許可に係る捕獲等又は採取等の結果を市に報告する必要があります。

(2)申請窓口

(捕獲場所が北区・西区以外の場合)
神戸市経済観光局農政部計画課計画係
所在:神戸市中央区御幸通6丁目1番12号 三宮ビル東館3階
電話:078-984-0370
(捕獲場所が西区の場合)
神戸市経済観光局農政部西農業振興センター
所在:神戸市西区伊川谷町潤和1058西神文化センター内
電話:078-975-5800
(捕獲場所が北区の場合)
神戸市経済観光局農政部北農業振興センター
所在:神戸市北区藤原台中町1-2-1北神中央ビル内
電話:078-982-7111

神戸市が実施している野生鳥獣対策

神戸市では、年間を通じて市内で生命的・経済的に害を及ぼす野生鳥獣(有害鳥獣)や特定外来生物に対する被害対策事業を行っています。

(1)有害鳥獣駆除対策

市内全域で生活環境被害や農作物被害を及ぼすイノシシ
北区、西区で農作物被害を及ぼす鳥類

(2)特定外来生物被害対策

市内全域で生活環境被害や農作物被害を及ぼすアライグマ

北区、西区で農作物被害を及ぼすヌートリア

駆除等の依頼や相談は、

東灘区・灘区・中央区・兵庫区・長田区・須磨区・垂水区については、
神戸市鳥獣相談ダイヤル(078−333−4408)

西区については、
経済観光局農政部西農業振興センター(078-975-5800)

北区については、
経済観光局農政部北農業振興センター(078-982-7111)

にお問い合わせください。


神戸市鳥獣相談ダイヤルではイノシシ、アライグマ、ヌートリア以外の獣種について、ご自身でできる被害防止策や、さらに詳しい内容を知りたい方には専門業者の団体をご紹介します。

市民の皆さんができること

 近年、野生鳥獣による農作物被害が増加しており、極めて深刻な問題となっています。さらにここ数年は農作物被害だけでなく、生活環境被害についても増加しています。

 被害が発生した場合は鳥獣捕獲等により駆除する事はできますが、それよりも市民の皆さんが動物の特徴をよく知ることで被害を未然に防ぐことが最も有効な対策であると言えます。

(1)イノシシ

 非常におとなしい性格ですが、万が一近づいてきた場合は、慌てずにゆっくりと後ずさりしてください。急に動くとイノシシも驚いてしまうため、思いもよらない事故につながる可能性があります。「シュー」「カッカッカッ」「クチャクチャ」などの威嚇音を発する場合は特に注意が必要です。
  
 本来、イノシシは昼行性の動物ですが、警戒心が強く人を避けて行動するため、街中への出没は夜間が多くなります。昼間は草深いところなどに潜んでいるため入り込まないようにしてください。

 人間がエサをやると人に馴れ、市街地に出没するようになり、中には人を襲う場合も出てきます。イノシシに絶対エサを与えないでください。指定日時を守らない「ごみ出し」もエサを与えているのと同じです。ごみ出しルールを守ってください。

(2)サル

 囲いや柵の中に入り込んで逃げ道が見つからないサルや子連れのサルは、人のちょっとした動きに過剰に反応し、攻撃的になる場合があるので近づかないようにしてください。

(3)アライグマ

 夜行性で基本的に臆病なため、アライグマから攻撃してくることはほとんどありません。ただ、むやみに近づいて刺激した場合や子連れの場合は攻撃してくることがあります。アライグマを見かけても刺激を与えないようにして静かに距離を取り立ち去るのを待つようにしてください。また、エサを与える行為は、人の与えるエサに依存して自立できなくなる、人との距離が保てなくなるなど、決して良い結果には繋がりません。近くに営巣することも多く、その場所が住宅地街であると、被害を引き起こす原因の一つとなるため、絶対にエサを与えないようにしてください。

 アライグマはとても体が柔軟で、成獣になると、市販の捕獲カゴの針金部分をこじ開けるぐらいの力があります。木登りも得意で、電線を伝って移動できるほど敏捷です。手先が器用なため、池のコイやメダカをかき寄せて掬い捕ることもできます。

 アライグマの侵入を防ぐには、床下や土台の換気口、屋根の換気口、壁面の穴や戸袋の底面などの定期的な点検修理が必要となります。侵入された場合は、侵入口を探さないといけませんが、侵入口は1ヵ所とは限りません。侵入口が見つかったら、再侵入を防ぐために侵入口をしっかりと塞ぐようにしてください。

(4)カラス

 カラスが敷地内に侵入する理由のほとんどは、食べ物を探すか食べ物を隠すためです。非常に観察力と学習能力が高く、最初は見慣れない物があると警戒して近づかないですが、危険でないとわかるとすぐ元通りになります。置く物を変える、音を追加するなど常にカラスに警戒心を持たせ、慣れさせないことが大切となります。

 カラスの巣づくりは3月中頃から始まります。カラスのヒナは、ちゃんと飛べなくても巣を出ることがあり、街中ではこのような状態のヒナのそばを人が通った場合、親鳥はほとんどの人に攻撃を仕掛けてきます。

 カラスの攻撃には必ず前兆があります。前兆が見られたらすぐにその場から立ち去るようにしてください。

 カラスの攻撃は必ず後頭部を足で蹴ろうとします。嘴で突くことは体の構造上ありません。また、カラスは半径50メートルほどの縄張りがありますので、そこから出て行くまで攻撃をしてきます。

 攻撃から防御するには、カラスに後ろを見せないことです。帽子を被る、傘を差す、棒を頭の上にかざすなどをして、後頭部を守ることで、襲われることは少なくなります。カラスから目を離さないことも大切になります。

 巣の中に卵やヒナがいない場合は、有害鳥獣捕獲許可の手続きがなくても巣を取り除くことができますので、早めに巣を取り除くのも被害を防ぐ有効な手段となります。ただ、巣は何回も作られるため、根気よく取り除く必要があります。

(5)ハト

 ハトが巣を作っている場所や寝泊まりしている場所があると、その場所は、ハトの執着心が高い場所と推測できます。

 多くの人が住んでいるマンションなどの場合、住人の一部が餌付けをしていたり、空き部屋のベランダにハトが出入りしていたりすると、建物全体にハトを呼んでしまうことがあります。
 
 初期的な対策としては、ハトが気に入る要因を近くに作らないことが重要となります。

野生動物へのエサやりについて

 カラス、ハト等の野生動物に人間がエサを与えると、数が増え過ぎたり人間生活に過度に入り込んできたりして、鳴き声やふん尿、羽毛の飛散、人間への攻撃等の生活環境被害をもたらすことがあります。
 こうした被害をもたらすエサやりを行わないようにしましょう。