神戸市-KOBE-


「神戸市観光危機管理対策指針」の策定

記者資料提供(令和元年9月18日)
経済観光局観光企画課
危機管理室

「神戸市観光危機管理対策指針」の策定

1.趣旨

(1)訪日外国人の安全安心のため、災害時の避難誘導を含めた災害時対応が全国的な課題となっています。
(2)本市としても、外国人を含む神戸を訪れる「観光客」を危機や災害から守るため、「観光危機管理」の観点からこの度、「神戸市観光危機管理対策指針」を策定しました。

2.神戸市観光危機管理対策指針の目的・位置づけ

(1)目的
 ・神戸を訪れる観光客が、安心して市内を観光し、過ごすことができるよう、平常時から進めるべき取り組みや発災時・発災後の市の役割分担、観光関連事業者(宿泊施設、観光施設等)に期待される役割や観光客の行動指針について整理しました。
(2)位置づけ
 ・神戸市観光危機管理対策指針(以下「本対策指針」という。)は、「危機管理」と「観光振興」に共通する危機事象を対象とし、現行の「神戸市地域防災計画」、「神戸市帰宅困難者対策基本指針」等を補完するものです。

概念図

3.基本指針の概要

(1)平常時からの取り組み
 ・災害発生時の対応として、平常時からの備えが極めて重要です。その中でも、特に観光客への情報発信の取り組み、観光関連事業者や交通事業者等関係団体との平常時からの連携協力、定期的な訓練実施が必要です。
(2)災害発生時の対応
 1.災害対応時の観光客の対応は、原則として、「神戸市地域防災計画」や本市帰宅困難者対策に準じるが、観光客の特徴(土地勘が無い、言語によっては災害情報が伝わりにくい等)をふまえて整理。
  SETP1:安全の確保→STEP2:滞在等の対応→STEP3:帰宅・帰国の手続き支援
 2.災害発生後の各段階(災害フェーズ)に求められる情報内容と情報入手方法を整理
 3.災害発生後の各段階(災害フェーズ)における行政の役割分担を整理
 4.観光関連事業者(宿泊施設・観光施設)及び観光客の行動指針を記載
(3)地区別特性について
 ・神戸市内の観光エリアの地区別特性を整理し、観光エリア毎の対応方針の具体化を今後検討します。
(4)観光復興
 ・二次的災害である風評被害対策を行い、その後の観光復興プランの策定を検討する必要があります。併せて、観光関連事業者の事業継続支援を実施します。

4.今後の取り組み

 全国的に訪日外国人が増加する中、安全・安心な観光地として神戸が選ばれるため、「自助・共助・公助」の考え方のもと、事業継続(BCP)の観点も踏まえ、観光危機管理施策を持続可能な取り組みとする必要があります。
そのためには、関係部局が「PDCA」の観点から、一体となって本対策指針で掲げた取り組み、特に平常時からの取り組みを推進します。
 (1)関係部局の取り組みの着実な推進:定期的な情報共有
 (2)共助の取り組みの強化:観光・宿泊施設の事業継続(BCP)
 (3)「神戸市地域防災計画」等への反映

参考:観光危機管理訓練の実施例 2019年7月24日13時から13時45分

・ラグビーワールドカップ2019日本大会や東京オリンピック・パラリンピック、ワールドマスターズゲームズ2021関西など、大規模国際スポーツイベントが連続して開催される予定があり、国内外から多くの観光客が来神する機会を迎えることから、イベント会場を想定して訓練を実施しました。
・[想定] 夕刻ごろ地震発生。

訓練実施写真

◆関連資料

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