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”須磨海浜水族園”「トイレはどこ?-スマホで音声ナビ-」完了報告

 

記者資料提供(令和元年8月6日)
神戸市立須磨海浜水族園

スマスイ&アイ・コラボレーション神戸&TOA

”須磨海浜水族園”「トイレはどこ?-スマホで音声ナビ-」完了報告

 須磨海浜水族園は、特定非営利活動法人アイ・コラボレーション神戸とTOA株式会社と連携し、2019年6月25日(火曜)に、ArUco(アルコ)マーカーを利用した実証実験を実施いたしましたのでご報告いたします。
 目の不自由な方がトイレを利用される時、ガイドの方の性別により、トイレの中まで一緒に入ることができません。そのため、一人でトイレを利用する際、「手洗い場の位置は?」、「個室の方向は?」等、一人では利用が困難であることが判明しました。そこで、ArUcoマーカーを活用した、トイレ内の音声案内について検証を行いました。

1. ArUcoマーカーについて

マーカー ArUcoマーカーは、手元から離れた位置にあっても認識できるマーカーです。利用者は、スマホのカメラを使ってArUcoマーカーをWEBアプリケーション上で認識させることで、その場所に合った音声案内をスマホから聞くことができます。

2.実証実験の流れ

 目の不自由な方に、壁面やカーテンに貼られたArUcoマーカーをスマホで認識させて、音声案内を聞きながら進んでいただきます。マーカーの設置は全5カ所です。トイレ入り口から小便器あるいは大便器の場所へ行った後、手洗い場を経てトイレの外に出てくるという一連の流れを体験していただきました。

3.ArUcoマーカーの設置場所とその内容について

マーカー場所(1)トイレ入口です、つきあたり、右側に男子トイレ、左側に女子トイレがあります。3メートル進んでください。
(2)つきあたりまで進んで、右を向いてください。
(3)左側の壁を回り込むと、小用便器が7つあります。正面には手洗い場が4箇所あり、手洗い場の左側には大用便器が3つ、和式、和式、洋式となっています。暖簾をくぐって、お入りください。
(4)男子トイレ出口です。暖簾をくぐって左に進んでください。  
(5)トイレ出口です。

4.結果

 音声案内を聞くことで、初めて利用する公共のトイレであっても、中の様子がわかり、ガイドなしで利用できる可能性が明らかになりました。さらに、片手に白杖、片手にスマホを持つことで、両手がふさがれることは、目の不自由な方の不安につながるといったこともわかり、今後の改善点も見えてきました。
 その一方で、体験者からは、トイレだけでなく、「店の入り口にあれば、その店がどういった店なのかがわかる」といった感想もあり、本実証実験において、トイレ以外の場所におけるArUcoマーカーの利用方法の可能性も知ることができました。

実証実験の様子
実証実験の様子

−体験者からの感想−

・距離が数値で示されることで、想像しやすい。
・トイレに入る前に中の様子がわかるので、空間を理解しながら利用することができる。
・トイレだけでなく、様々な場面において普及してくれると良い。
・片手に白杖、片手にスマホを持つため、両手がふさがれることに対する不安がある。スマホを首からかけられる方法等、検討をしてほしい。
・トイレ内でスマホをかざしていると、他のトイレ利用者から不審がられないか?

実証実験終了後の意見交換会の様子
実証実験終了後の意見交換会の様子

■■本件のシステムに関するお問合せ先■■

特定非営利活動法人アイ・コラボレーション神戸(理事長 板垣宏明)
  担当 :北山 ともこ
  連絡先:TEL 078-302-9811 / FAX 078-302-9811

TOA株式会社(社長 竹内一弘)
  担当 :広報室 / 玉井淳一
  連絡先:TEL 078-303-5631 / FAX 078-303-5633
※スマホのカメラを通してWEBアプリケーション上でArUcoマーカーを認識させることで、進行方向に合った案内情報を聞くことができる技術を開発。本技術をアイ・コラボレーション神戸に提供。