神戸市-KOBE-


自動運転技術を活用した「まちなか自動移動サービス」実証実験の結果報告

記者資料提供(令和元年6月28日)
企画調整局 交通政策課

自動運転技術を活用した「まちなか自動移動サービス」実証実験の結果報告

1.主旨

 神戸市北区筑紫が丘、広陵町・小倉台・桜森町の一部地域において、2018年12月16日から2019年2月にかけて「まちなか自動移動サービス事業構想コンソーシアム(注1)」が主体となって、「まちなか自動移動サービス(注2)」の実証実験を実施しました。
 本実証実験では、持続可能な移動手段の事業化を目指すため、移動サービスのほか移動に関連した様々なサービスの検証を目的とした「サービス実証」と、より安価に実現できる自動運転技術・機能の開発を目的とした「技術・機能実証」が実施されました。
 このたび、本実証実験の結果がまとまりましたので、お知らせします。
 
 なお、神戸市は、本コンソーシアムに協力会員として参画しており、市内の移動課題を抱える地域における自動運転技術を活用した移動手段の実現に向けて、必要な助言や調整、広報活動などの協力をしています。

2.実施概要

 本実証実験では、有人かつ低速で走行する自動運転車両や普通車両(自動運転機能のない車両)を活用して、日常の買い物や通院などに利用できる近距離の移動サービスのほか、移動に関連した様々なサービスを地域住民に対して提供しました。
 また、屋外カメラを使用して自動運転車両のスムーズな走行や、安全で安心なまちづくりへ繋がる取り組みを行いました。
 本実証実験を通じて、サービスの受容性の検証や、需要見込み・コスト等の事業化に向けた収支面の試算、自動運転車両の運転支援などの技術開発に向けて必要となる情報や課題の収集・分析を行いました。

<概要>
実施主体  :まちなか自動移動サービス事業構想コンソーシアム
実施場所  :筑紫が丘および広陵町・小倉台・桜森町の一部地域

(1)サービス実証
目的     :移動サービスのほか、移動に関連した様々なサービスの検証を目的として実施しました。
        車内の雰囲気向上のための会話ロボットの搭載や、広告や情報の伝達などの効果をはかるため車載ディスプレーを通じた
        広告・販促動画、防災情報などの地域情報の提供、その他乗車券一体型のクーポンの発券などを行いました。
実施期間  :2018年12月16日(日曜)〜2019年2月1日(金曜)※運休日あり
運行時間  :8時30分〜20時30分(12月17日以降)
         ※12月16日は、出発式(住民向け説明・試乗会)を実施。
利用対象者:筑紫が丘、広陵町、小倉台、桜森町の住民(登録制)
利用料   :無料
運行方法  :定ルート・呼出走行型
         ※予め決められた走行ルート上に乗降ポイントを設置し、利用者が乗降ポイントを事前に指定して車両を呼び出す。
車両     :・自動運転車両(ミニバン車両)1台
         ※自動運転技術レベル:限定された条件下でシステムが運転動作を担うが、道路条件等に応じてドライバーが手動運転に切り替える。
        ・軽自動車を改造した普通車両(ワゴン車両)2台
         ※自動運転機能のない車両

(2)技術・機能実証
目的     :より安価に実現できる自動運転技術・機能の開発を目的として実施しました。
        見通しの悪い交差点付近の電柱にカメラを設置し、得られた映像をAIで解析して自動運転車両へ伝達することで、安全でスムーズな走行に向けて検証を行いました。
        また、同じカメラを使用し、路上の非日常行動(倒れこみ、うずくまり、不審行動)をAIで解析して、地域の見守りに役立てられる可能性があるか検証しました。
実施期間  :2019年2月
車両     :自動運転車両(ミニバン車両)1台 ※関係者のみの乗車

3.実施結果

 本実証実験を通じて、多くの地域住民の方々に、移動サービスや移動に関連した様々なサービスが利用されました。利用登録者のアンケート結果から、サービスごとに好評を得たものや、より工夫が必要なものなどが明らかとなりました。
 本実証実験で得られた課題については、今後、本コンソーシアムが中心となって対応策を検討し、引き続き事業化に向けて取り組んでいきます。
 将来的に、この取り組みは民間事業者が中心となって事業化が目指されており、市内の移動課題を抱える地域に対して展開が計画されています。
 引き続き、神戸市は市内の移動課題を解決する目的から、この取り組みを支援していきます。

※詳細は、下記の関連資料をご参照ください。
「2018年度実証の総括‐まちなか自動移動サービスの実証‐」


(注1)まちなか自動移動サービス事業構想コンソーシアム(主催:株式会社日本総合研究所)
 住宅地をはじめとした限定地域内において、自動運転技術を活用して、まちなか自動移動サービスの事業構想を策定することを目的に2018年8月に設立された事業体。

(注2)まちなか自動移動サービス
 自動運転技術を活用した車両で、自宅から商業施設やバス停までの間など、近距離の目的地までの移動をサポートするとともに、乗車した利用者や近隣住民に対して、移動に関連した生活に役立つ情報などを提供するサービス。

◆関連資料

◆関連リンク

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