神戸市-KOBE-


"須磨海浜水族園"カメも騒がしく会話している??「カメの音声コミュニケーション」

 

記者資料提供(令和元年5月24日)
神戸市立須磨海浜水族園

第9回神戸賞授賞式及び記念講演会&サイエンスカフェ開催

"須磨海浜水族園"カメも騒がしく会話している??「カメの音声コミュニケーション」

 須磨海浜水族園は、第9回神戸賞受賞式及び記念講演会とサイエンスカフェを開催します。
 第9回神戸賞の受賞者となるカミラ・フェラーラ博士は、カメを対象生物に、そのコミュニケーションについて研究を実施されてきました。その中でも代表的な研究が、どことなく愛嬌ある顔をした「オオヨコクビガメ」と呼ばれるカメの研究です。アマゾン川の川岸で生活しており、卵は川岸の砂の中に産みます。卵は砂の中でふ化し、ふ化した子ガメたちは、砂の中から母ガメを呼び、呼ばれた母ガメは鳴き返すそうです。これまで、カメは声を出さないというのが世界の常識でしたが、カミラ博士の研究により、その常識は覆されました。
 記念講演会と前夜に実施するサイエンスカフェでは、カミラ博士の研究内容やアマゾンの自然についてお話いただきます。ぜひ皆様、ご参加ください。

カミラ博士が鳴き声に気づいた「オオヨコクビガメ」
カミラ博士が鳴き声に気づいた
「オオヨコクビガメ」

1.第9回神戸賞受賞者について(2019年3月27日資料提供

■受賞者 

Camila R. Ferrara(カミラ・フェラーラ)博士

■経歴等

 2001年にサントアマロ大学(Santo Amaro University-UNISA)で獣医学の学位を取得、その後、2007年、国立アマゾン研究所(National Research Institute of the Amazon-INPA)で修士号、2012年に博士号を取得。現在はブラジルのWildlife Conservation Society(WCS)にて、ネグロ川のモンキヨコクビガメの生態研究や、カメの音声コミュニケーションの研究を行っている。

■受賞対象研究 

カメの音声コミュニケーションに関する研究

Camila R. Ferrara博士
Camila R. Ferrara博士

2.神戸賞授賞式及び記念講演会(通訳あり)

開催日時

2019年 7月7日(日曜) 13時30分〜16時 (13時開場)

場所

ホテルオークラ神戸 1階松風の間

参加費

無料

定員

150名(先着順)

講演題目

「実は、カメは騒がしい動物だった」

講演内容

 2012年、オオヨコクビガメが卵の中で兄弟と、ふ化した子ガメと大人で、鳴き交わしていることが明らかになりました。大人と子どもで合わせて11種類もの音声パターンがあり、それぞれ意味のある「言葉」となっているようです。さらに、その後の研究でアオウミガメやオサガメ、スッポンモドキなども声を出していることが分かってきました。実はおしゃべりだったカメたちの知られざる生態について講演いただきます。

≪懇親会へのお誘い≫

 カミラ博士や選考委員の先生方、さらには水族園スタッフとおいしいお料理をいただきながらお話してみませんか?
 博士と直接お話ができるまたとないチャンスです!ぜひ皆様、ご参加ください
■時間 17時〜19時
■懇親会会場 ホテルオークラ神戸 1階曙の間
■参加費   大人  5,000円  大学生・大学院生 3,000円 
  高校生以下 2,000円
※6月24日までに事前申込いただい方には、当日会場受付にて須磨海浜水族園の入園券をプレゼントいたします(お申込1名様に対して1枚)。
※事前に入園券がご必要な方や、事前にお振込みを希望される方は、別途ご相談下さい。なお、事前にお振込みいただいた参加費の払い戻しはいたしかねますので、ご注意ください。

3.神戸賞受賞記念サイエンスカフェ(通訳あり)

開催日時

2019年7月6日(土曜)18時〜20時(17時30分開場)
※受付は18時30分まで。以降の受付はできませんのでご注意ください。

場所

須磨海浜水族園 1階大水槽前 エントランスホール

参加費

お一人様1,000円(3歳以下無料)

定員

50名(先着順)

講演題目

「アマゾンの自然と鳴くカメ」

講演内容

 広大なアマゾン川には湖や森林帯、砂浜など様々な環境があり、さらに雨季と乾季でもその姿は大きく様変わりします。鳴くカメとして注目を浴びているオオヨコクビガメは季節によって利用する環境を変え、なんと繁殖のために100kmもの旅をするとか。過酷で、でも魅力的なアマゾンの環境が育んだ、常識はずれなカメの暮らしについてご講演いただきます。

4.申込方法

 FAXまたはメールにて、必要事項を明記の上お申込下さい。
【必要事項】
 参加されるイベント名(神戸賞授賞式及び記念講演会、神戸賞懇親会、7月6日サイエンスカフェ)、代表者の氏名(ふりがな)、ご住所、お電話番号、メールアドレス、参加人数(3歳以下のお子様が参加される場合はその人数もご記載ください)

5.申込先・問合せ先

≪申込先≫  FAX  078-733-6333
          メール info@sumasui.jp
≪問合せ先≫ 須磨海浜水族園 研究教育課
          電話   078-731-7301(代表)

6.神戸賞選考委員

委員長:亀崎直樹氏 (神戸市立須磨海浜水族園学術研究統括/岡山理科大学地球生物学部教授)
委 員: 幸田正典氏(大阪市立大学大学院理学研究科教授)
     朝倉 彰氏(京都大学瀬戸臨海実験所教授兼所長/付属白浜水族館館長)
     幸島司郎氏(京都大学野生動物研究センター教授)
     佐藤克文氏(東京大学大気海洋研究所国際沿岸海洋研究センター教授)

7.その他

・お電話でのお申込はできません
・FAXまたはメールでお申込いただいた時点で、受付完了となります
・定員に達し、ご参加いただけない場合のみ、水族園よりご連絡差し上げます
・各会場へは公共の交通機関をご利用の上、お越しください

8.これまでの神戸賞受賞者について(詳細は弊園HPをご覧ください)

第1回目 J. Emmett Duffy
 【所  属】ウイリアム・アンド・メアリー大学 バージニア海洋科学研究所 
 【対象研究】カイメンに共生するエビ類
第2回目 Professor Dr. Hans Fricke
 【所  属】マックスプランク海洋微生物研究所/ライプニッツ海洋研究所 
 【対象研究】シーラカンスの行動生態および生活史の解明
第3回目 Patrick J. O. Miller 博士 
 【所  属英国セント・アンドリュース大学
 【対象研究】大型鯨類の行動生態の解明」
第4回目 Vera Maria Ferreira da Silva博士
 【所  属】ブラジル国立アマゾン研究所教授 
 【対象研究】アマゾンカワイルカとアマゾンマナティーの生態の解明と保全
第5回目 Brian W. Bowen博士
 【所  属】ハワイ大学海洋生物研究所
 【対象研究】ウミガメ類の集団遺伝学と系統地理」
第6回目 Rudolf Diesel博士
 【所  属】High-Speed Camera Productions, ScienceMedia Film Productions 
 【対象研究】ブロメリアガニの社会的繁殖システム
第7回目Henri Weimerskirch博士 
 【所  属】フランス国立科学研究センター・シゼ生態学研究所(CNRS)
 【対象研究】大洋上で飛び続ける海鳥立とそのメカニズム
第8回目 Redouan Bshary博士 
 【所  属】ヌーシャテル大学教授
 【対象研究】魚類の社会性認知能力の高さ

※所属は受賞当時のものになります。

神戸賞とは・・・
研究活動と社会教育活動に力を入れる当園が、2010年に新設した国際的な顕彰制度。水圏生物における調査研究活動の発展、自然環境保全に対する意識向上、神戸市のアピールにも貢献するべく、水圏生物学や生物多様性の分野において目覚ましい業績をあげた研究者を表彰し、副賞として100万円を贈呈。日本を代表する海洋生物学者で組織される選考委員会によりノミネート、最終選考が行われる。