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”須磨海浜水族園”「マゼランペンギン型解説システム」試験運用

 

記者資料提供(令和元年5月14日)
神戸市立須磨海浜水族園

来園者の質問に音声で答える

”須磨海浜水族園”「マゼランペンギン型解説システム」試験運用

AIで質問に自動回答、ログ活用で展示サービス向上を目指す

須磨海浜水族園では、Webシステムやアプリの企画・開発を手がける株式会社神戸デジタル・ラボ(兵庫県神戸市中央区、代表取締役:永吉一郎、以下KDL)と開発した、来園者が発話した質問に対してAIで自動的に回答する、「マゼランペンギン型解説システム」の試験運用を2019年5月15日(水曜)より開始します。
 「ペンギンの寿命は?」や「どれくらい泳げるの?」など来園者が話しかけた質問に対して、2羽のマゼランペンギンの形をした解説システム「アレハンドロ」と「アンジェリーナ」が自動的に音声で返答します。

「マゼランペンギン型解説システム」に話しかける様子
「マゼランペンギン型解説システム」に話しかける様子

【開発の背景】

須磨海浜水族園では、来園者が水族に関心を持ち楽しく学んでもらえるような新たな展示を模索しています。今回の取り組みは、質問箱を設置したり飼育員が解説するような従来の展示に代わって、来園者が能動的に楽しめる双方向の展示をAIで自動化し、サービス向上につなげる試みです。   
また、来園者の声をデータで収集することで今後の展示方法やイベントに活かしていくことも狙いの一つです。

【システムの概要】

来園者がアレハンドロとアンジェリーナの小屋に近づいて音声で質問すると、質問に対してどちらかが自動的に回答します。マゼランペンギンの生息地アルゼンチン出身の2羽ですが、オスのアレハンドロは三度の飯よりテキーラが好き、メスのアンジェリーナの特技はアルゼンチンタンゴなど、性格も異なるようキャラクター設定にもこだわりました。

「アレハンドロ」と「アンジェリーナ」「アレハンドロ」と「アンジェリーナ」

ペンギンについての質問と回答のデータペンギンについての質問と回答のデータ

質問は、2016年から2018年に当園ペンギン館に設置していた質問箱にこれまで寄せられた質問と、飼育員の回答のデータベースを活用しました。小学生程度を想定した100種類以上の質問に対応しており、マゼランペンギンの生息地や生態などについて真面目で楽しい回答を提供します。センサー技術で小屋が光ったり羽を震わせるような動きを施し、質問を促したり回答を待つ間も楽しめるような仕掛けにもこだわりました。
また、質問のログはチャットアプリ「LINE(ライン)」の通知機能でリアルタイムに観測でき、手軽にシナリオをアップデートできるよう工夫して、メンテナンス性を高めました。

LINEの通知による質問の観測LINEの通知による質問の観測

【試験運用概要】

運用期間:2019年5月15日(水曜)から2019年6月23日(日曜)まで(予定)
設置場所:当園 ペンギン館内

【今後の取り組み】

 この取り組みにより、KDLとともに、双方向型の自動展示システムの可能性や必要な機能について検討を進めて参ります。また、開発したAIシステムは、質問数や精度などをアップデートし、音声以外にもチャットボットやアプリなどへの展開を検討しています。
本実証実験で収集した質問のデータは、分析することで、従来の紙のアンケートでは見えなかった来園者の展示物に対する疑問やニーズをくみ取り、今後の展示に活用できるようにしていきます。

開発に関する詳細な記事を以下でご紹介しています。
◎音声自動応答により「双方向の展示」という試み(KDLブログ)
https://www.kdl.co.jp/blog/2019/05/sumasui-vui.html

【共同実験企業】

株式会社 神戸デジタル・ラボ (代表取締役:永吉一郎)
〒650-0034 兵庫県神戸市中央区京町72番地 新クレセントビル
URL: https://www.kdl.co.jp/

【本件に関するお問い合わせ先】

株式会社 神戸デジタル・ラボ
担当:中西、金谷(かなたに)
電話:078-327-2280 E-mail:info@kdl.co.jp