神戸市-KOBE-


第40回日本バイオマテリアル学会大会にて発表されます

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記者資料提供(平成30年11月9日)
一般財団法人神戸観光局

世界初!0.6mmという超極細の「人工血管」開発に成功 切断された指や皮膚の再生に光

第40回日本バイオマテリアル学会大会にて発表されます

 事故などで身体から切り離された皮膚や指などの組織は、そのままでは限られた時間しか生存できません。できるだけ早く切り離された組織の中の血管を身体の血管に繋いで血液を流す必要がありますが、再生されるかどうかは、使用される血管の素材や太さも非常に重要です。
 しかしながら、現在使われることの多い合成材料の人工血管は、内径6mm以下だと詰まってしまったり、身体の中で異物と見なされ感染が生じたり、と様々なリスクも。欠損部分に使用できる適切な血管が患者自身から見つかればいいのですが、使えないことも多いのだとか。
 国立循環器病研究センター研究所では、これまで食用ダチョウを使い内径2mmの血管の作成に取り組んできましたが、さらに細い内径1mm前後で常に使用できる人工血管ができれば、さらに多くの症例を救う可能性が広がります。
 そこで、同研究所では技術の改良に挑戦。微小な血管の手術にも使用できるよう、ラットの尾の動脈を使い今回「内径0.6mm」という超極細の人工血管を開発しました。さらに、移植した組織が壊死することなくきちんと機能し続けることを、ラット実験にて実証。これは世界初の事例となり、研究成果は「第40回日本バイオマテリアル学会大会」にて発表されます。
 使用される人工血管は非常に細いことから、身体に与えるリスクも低く、早期実用化への期待が高まります。また、本研究は今回行われる「第40回日本バイオマテリアル学会大会」の発表の中から、海外雑誌「Biomaterials Science」のRSC賞を受賞しました。

【第40回日本バイオマテリアル学会大会について】

1.主催 

 第40回日本バイオマテリアル学会大会事務局

2.大会長

 山岡 哲二(国立循環器病研究センター研究所)

3.開催日時

 平成30(2018)年11月12日(月曜)〜 11月13日(火曜)
 上記の研究発表は11月12日午後13時〜14時15分、国際会議場3階301国際会議室にて予定

4.開催場所

 神戸国際会議場