記者資料提供(平成30年6月1日)
建設局下水道部施設課
神戸市では、資源を有効活用し地球温暖化防止に貢献するため、下水処理の過程で発生する消化ガスを高度精製した「こうべバイオガス」を、再生可能エネルギーとして活用する取組みを進めており、東灘処理場、垂水処理場、西部処理場でその有効活用に取り組んできました。新たに、玉津処理場(西区森友)において、平成30年5月1日から民間活力を導入した発電事業を始めました。
この事業では、事業者は固定価格買取制度(FIT制度)の適用を受け、「こうべバイオガス」を燃料とするガス発電設備の建設と、20年間の発電事業の運営・維持管理を行います。市は「こうべバイオガス」の売却収入を得るとともに、発電により発生する廃熱の提供を受け、これを消化槽の加温熱源として利用します。
これにより、汚泥処理を行っている市内の全処理場で、「こうべバイオガス」の有効活用を行うこととなりました。
発電規模 | 450kW(25kW/台×18台) |
発電電力量 | 約3,100千kWh/年 一般家庭約900世帯分 (1世帯あたり3,600kWh/年と想定) |
「こうべバイオガス」売却収入 (土地使用料等含む) | 約8.6億円(20年間) |
発電事業者 | 外GCTS・叶_鋼環境ソリューション企業グループ |
発電事業期間 | 平成30年5月1日〜平成50年4月30日 |
玉津処理場(西区森友)
発電設備