神戸市-KOBE-


結核集団感染事例の報告

記者資料提供(平成30年5月22日)
保健福祉局保健所予防衛生課

結核集団感染事例の報告

神戸市に在住の男子学生が結核を発病し、その周囲の学生のうち3人が結核を発病、7人が発病はしていないものの結核に感染し、菌の一致を確認したため集団感染として厚生労働省に報告しました。なお、他人に感染させるおそれがあったのは初発患者のみで、すでに治療により感染性は消失しており、今後さらに感染させるおそれはありません。

初発患者の状況

20代男性、学生
平成29年10月下旬に咳の症状により病院を受診し、胸部X線検査と痰検査を行い、当日結核と診断されました。入院治療ののち現在は外来治療を継続しています。

集団感染発生状況(平成30年5月22日現在)

発病者(初発患者を除く)3人:他人に感染させるおそれはなく全員治療中
発病していない感染者7人:潜在性結核感染症として治療中

接触者健康診断の状況

初発患者から感染を受けた可能性のある学生を把握し、接触者健康診断を実施したところ、3人の発病と、発病はしていませんが7人の感染を確認しました。

集団感染となった主な要因

咳の症状が悪化した時期に長時間一緒にいた人や狭い空間で一緒にいた人に感染したと考えられます。

今後の対応

・治療継続中の者に対し服薬支援を継続します。
・接触者の健診及び経過観察を継続します。
・今後も引き続き結核予防PR活動を行っていきます。

市民及び医療機関へのお願い

神戸市では年間285人(平成28年)が結核を発病し、結核罹患率(人口10万人対)は18.6と高い(全国13.9)状態です。結核は現代の病気です。咳や痰などの症状が2週間以上続く場合など、結核が疑われる症状があれば、マスクを着けて速やかに医療機関を受診するようお願いします。医療機関におかれましては、上記症状が認められる場合には結核も念頭においた診療をお願い致します。